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クレジットカードのキャッシング枠・限度額を減額するメリット3つ!減額・なくす方法についても解説

更新:2021年8月26日

ATMでキャッシング

クレジットカードに付帯する機能である「キャッシング」は、ちょっとした時に現金が必要な時に役立つサービスですが、全く使わないのであれば枠を減額する、もしくはなくす方が、メリットがあります。

今回は、クレジットカードのキャッシング枠を減額するメリットとその方法や、カード会社から突然減額される原因などを解説します。

クレジットカードのキャッシング枠減額に関する知識をつけ、自分に合った使い方ができるようにしましょう。

クレジットカードのキャッシング枠を減額するメリット

クレジットカードのキャッシング枠を減額、もしくはなくすと聞くと、不便になるというデメリットの方に注目してしまいがちですが、実は使わないなら減額した方が良いと言えます。
ここでは、キャッシング枠を減額するメリットを3つご紹介いたします。

MERIT

  • 不正にキャッシングされるのを防げる
  • クレジットカード審査が通りやすくなる
  • クレジットカードの発行スピードがアップする

1.不正にキャッシングされるのを防げる

キャッシングは、クレジットカードを作る際に決める「暗証番号」を使ってコンビニなどのATMでお金を借りることができます。

逆に言えば、暗証番号がなくては不正に利用されることはありませんが、万が一暗証番号が他社に知れてしまい、その上でキャッシングを不正に使われてしまうと、クレジットカード会社からの補償を受けられません。

暗証番号が知られたということは、暗証番号の管理が悪い、自己責任であるとされてしまうからです。

基本的には暗証番号が知られなければキャッシング枠を設けていてもそれほど危険はありませんが、そもそも枠が小さい、もしくは無ければ、万が一不正に使われそうになっても防げます。

2.クレジットカード審査が通りやすくなる

クレジットカードの審査は、ショッピング枠とキャッシング枠を別に設定されます。

キャッシングは単純に現金を貸すということになるので、キャッシング枠の希望が大きければそれだけ審査は厳しくなります。

クレジットカードを作る時点でキャッシング枠をなくしておく、もしくは非常に小さな金額にしておけば、キャッシングに関する審査が不要、もしくはハードルが低くなるので、結果的に「クレジットカードを作りやすくなる」と言えます。

手持ちカードのキャッシング枠がゼロなら、新規カード審査に有利!

また、キャッシング枠は法律によって総量規制を受けており、持っているクレジットカードキャッシング枠の合計金額が年収の3分の1を超えることはできません。

最悪の場合、新しくカードを作ろうとしても、総量規制にひっかかり審査落ちする可能性もゼロではありません。

あらかじめ手持ちのカードのキャッシング枠をゼロにしておけば、新たなカードでの審査も、キャッシング枠を設けたとしても比較的有利に進めることができるでしょう。

3.クレジットカードの発行スピードがアップする

先に解説した話の中で、クレジットカードの審査では、キャッシング枠とショッピング枠は別に扱われるという話に少し触れました。

これはどういうことを意味するかというと、キャッシング枠をなくすことで、キャッシングに関する審査や利用限度額の設定を行う必要がなくなり、新規カードの発行スピードが上がるということです。

クレジットカードを発行する目的は「使う」ことが前提になっていると思いますので、不要な機能であれば減額、もしくはなくしておく方が早くカードを手にできるのでおすすめです。

クレジットカードのキャッシング枠を減額する・なくす方法

悩んでいる女性

ここでは、クレジットカードのキャッシング枠が不要と判断した時、実際に減額したりなくしたりするにはどういった手続きの方法があるのかご紹介します。

クレジットカード会社によって、手続き方法は異なるので、やり方がわからず実際に減額したい時には、クレジットカードの裏面にあるサポートデスクに問い合わせてみるのが近道です。

POINT

キャッシング枠を減額する方法

  • 既に持っているカードは会員ページから申し込むか、電話で申請する
  • 新規でキャッシング枠をなくしたい場合は申し込み時に申請

方法1.既に持っているカードは会員ページから申し込むか、電話で申請する

既に持っているクレジットカードのキャッシング枠を減額したいときには、最も確実で手っ取り早いのがクレジットカードの裏面に記載されているカードデスクに電話をかける方法です。

この方法は、すぐに対処してくれるだけではなく、電話一本で済むので簡単ですが、カードデスクが営業している時間帯でしか変更ができないというデメリットがあります。

クレジットカードの種類によっては、会員用のウェブサイトから減額申請を行えることもありますので、時間外に申請をしたい場合は、キャッシング枠を減額したいクレジットカードの会員サイトを確認してみましょう。

会員ページから変更できる場合は、希望のキャッシング額を入力して減額可能ですので、電話が面倒という場合にも活用してください。

方法2.新規クレジットカードでキャッシング枠をなくしたい場合

新たに作るクレジットカードのキャッシング枠をなくしたいときには、クレジットカードの申し込み用紙、もしくは申し込み専用ウェブサイトで、「キャッシング枠を希望しない」、もしくは希望額を「0円」にする方法があります。

初めからキャッシング枠をなくしておく、もしくは小さな金額を希望しておけば、後から変更する手間がないので、キャッシング機能が不要な方は申し込み時に申請してなくしておきましょう。

クレジットカードのキャッシング枠を減額するデメリット

クレジットカードのキャッシング枠を減額するのは「防犯」と「審査」の面でメリットがありますが、減額すると当然キャッシング枠がなくなる、もしくは少額になってしまうので使い勝手が悪くなります。

キャッシング枠を減額する最大のデメリットが、いざという時にキャッシングできないということでしょう。また、一度減額したキャッシング枠を増やそうとすると、再び増額のために審査を受けることになるので、使いたい時にすぐ増やすのは難しいと言えます。

キャッシング枠は使わない方にとっては邪魔に感じるかもしれませんが、うまく使えば便利な機能でもあるので、減額する前に一度本当にそれで良いのかを考えてから行動するようにしてくださいね。

余談ですが、海外旅行の際は「海外キャッシング」という枠が適用され、現地で日本円と現地通貨を交換するよりも、キャッシングをして帰国してから早期返済する方がお得なケースが多いので、海外旅行に頻繁に行く方は海外キャッシングの枠は残しておくべきでしょう。

クレジットカードのキャッシング枠が減額された!考えられる理由とは?

クレジットカードのキャッシング枠が突然減額された、という経験を持つ方はそれほど多くないとは思いますが、そういったことが実際に起きてみると「原因」が気になるものですよね。

クレジットカードのキャッシング枠が減額される理由としては、次のことが考えられます。

POINT

  • 総量規制にひっかかってしまった
  • 継続審査で枠が大きすぎると判断された
  • 支払いの遅延などのトラブルがあった

1.総量規制にひっかかってしまった

クレジットカードのキャッシングは、「貸金業法」という法律が適用されます。

この法律では、先に説明した通り、年収の3分の1を超える貸付はできないことになっており、これは1枚のクレジットカードだけではなく、他のカードや消費者金融からの借り入れなども含めた「総額」が年収の3分の1を超えてはならないということです。

例えば、既に他のクレジットカードで年収の3分の1相当の金額を借りている、もしくは枠が設定されている場合、別のクレジットカードで設けられているキャッシング枠を足すと総量規制にひっかかってしまいますので、その事実が判明した段階でキャッシング枠が減額されてしまう可能性が高くなります。

2.継続審査で枠が大きすぎると判断された

キャッシング枠は、借入残高が10万円を超える場合には3か月ごとに継続審査が行われ、その都度キャッシング枠の大きさが適切かどうかもチェックされます。

キャッシング枠を全く使っていない、もしくは属性が変わってしまった場合など、「枠が適切でない」と判断されれば減額の対象になります。

いきなりキャッシング枠が減額された方は、1もしくは2の理由が該当することが多いと言えます。

3.支払いの遅延などのトラブルがあった

最後の減額理由として考えられるのが、キャッシングの返済が滞っており、支払いにトラブルがあったというものです。

これに該当するのであれば、なぜ減額されたのかが分からないと悩むこともないでしょうが、ちょっとした支払い遅延でも繰り返せばカード会社にとって「信用できない人」ということになり、減額だけではなく利用停止までされてしまう可能性もありますので、くれぐれも支払い期日は守りましょう。

まとめ

不要なクレジットカードのキャッシング枠は減額しよう

クレジットカードのキャッシングは、現金払いしかできないお店で買い物をしたいけどクレジットカードしか持っていないなど「現金が必要」なシーンで役に立つ機能です。

キャッシング枠をいざという時に使うのであれば設けておけば良いですが、全くつかわない、もしくは万が一のために数万円さえ枠があれば良いというのであれば、減額しておいたほうが、メリットがあると言えます。

とはいっても、一度減額してしまうと再びキャッシング機能をつけたいときに再審査を受ける必要があるなど、すぐに使える状態にはならないので、不要か必要かはきちんと見極めた上で、自分に合った使い方をしてくださいね

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