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インプラントとホワイトニングを同時に行う場合の進め方と注意点

インプラントとホワイトニング両方するならどっちが先?

インプラント治療するなら同時に「他の歯も白く美しい状態にしたい」と考える方は多いでしょう。
ご自身の歯も白くしたい場合は、ホワイトニングすることで透明感のある白い歯を手に入れることが可能です。
インプラント治療とホワイトニングを同時に進める場合、どのような流れになるのか紹介します。

ホワイトニング治療の後にインプラント治療を進めるのが基本

インプラント治療とホワイトニング治療を同時に行う場合、ホワイトニングを先に行うことが一般的です。
インプラント治療が完了した後にホワイトニングすると、ご自身の歯とインプラントの人工歯に色の差が出る可能性があります。
歯の色を統一させるには、先にホワイトニングを行い、インプラントの人工歯を天然歯に合わせた方が、より自然な仕上がりになるケースが多いです。

噛み合わせなどの問題で先にインプラント治療する場合もある

失った歯が複数あり、上手く食事が出来ないなどの理由がある場合、インプラント治療を先に行なってからホワイトニングするケースもあります。
このような場合は、ホワイトニング後の歯の白さを予測して人工歯を作成します。

インプラントとホワイトニングの同時進行では「色の違い」が大事に!

インプラント治療とホワイトニングを同時に行う場合、色の違いを出さないことがポイントです。
ご自身の歯とインプラントの人工歯との色の差が少ないほど、自然な印象に仕上がります。

ホワイトニングでの理想の白さとは

歯科医院では、「シェードガイド」と呼ばれる道具を使用し、歯の白さを測定します。最も白い色の「W1」から、最も暗い「C4」までの色見本があります。日本人の平均的な歯の白さは「A3~3.5」程と言われています。また、理想的な歯の白さは「A1」と答える割合が多いそうです。

インプラントの歯はホワイトニングで白くならない

インプラントの歯は、人工歯なのでホワイトニングで白くできません。
インプラントの人工歯を作成する際は、隣の歯や全体とのバランスで色を決めていきます。

しかし、インプラント治療を先に行うと、人工歯の色を予測して作成しなくてはいけません。
ホワイトニングして、予測より「白くならなかった」「白くなり過ぎた」などの誤差が生じた場合、不自然な印象になってしまうリスクがあります。

自然な白い歯にするには、まず先にホワイトニング治療を進め、もとの歯の白さが定まった後に、その白さに合った色のインプラント人工歯を準備することが重要です。

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インプラントとホワイトニングを同時に行う場合の注意点

インプラントとホワイトニングを同時に行う際の注意点として、ホワイトニングの効果は個人差が出やすい点が挙げられます。
元々の歯の色や、歯の質は人それぞれです。
同じようにホワイトニングしても、希望の白さまで白くならない場合があることを、理解しておく必要があります。

ホワイトニング後に必ず希望の白さになるわけではない

ホワイトニング後の歯の白さの程度は、着色や歯の質により個人差があります。ホワイトニング実施前に、実施後の白さを予測することは困難と言われています。1度のホワイトニングで希望の白さになる方もいれば、時間が必要な方もいます。また、年齢を重ねると歯の組織が固くなり、ホワイトニングの薬剤が歯の内部に浸透ににくくなってしまうと言われています。そのため、ホワイトニングを行えば、必ず希望の歯の白さになれるわけではありません。

ホワイトニングの効果を得られにくい場合

口腔や歯の状態によっては、ホワイトニングを行っても効果が得られにくい場合があります。
たとえば、下記のようなケースです。

歯が外傷により変色している

事故や怪我の外傷により、神経が死んでしまい、変色している場合はホワイトニングのみで完全に白くすることは困難です。人工の歯を埋め込むインプラント治療等が必要になります。

抗生物質の影響により歯が縞模様や茶色に変色している

テトラサイクリン系の抗生物質の影響により、歯が縞模様や茶色に強く変色している場合は、ホワイトニングの効果は得られにくいと言われています。比較的、変色が弱ければ、場合によっては標準的な歯の色に近づけられることもあるため、歯科医師に相談してみましょう。

エナメル質に亀裂が入っている

歯の表面のエナメル質に亀裂が入っている部分と入っていない部分では、ホワイトニングの色ムラが出来てしまうことがあり、ホワイトニングの効果が得られにくいことがあります。

ホワイトニング・インプラントを含めた総合的な口腔ケアが重要

当初の希望がホワイトニングとインプラント治療だとしても、別の原因から改善・治療がスムーズに進まないケースもあります。
歯科医の診察で自分の歯や口腔内の状態を確認した上で、担当医と相談しながら総合的な口腔ケアを進めていくことが、結果的に白く美しい歯を手に入れることにつながります。

ホワイトニングは持続期間も意識する

ホワイトニングすると、永久的に白さが手に入ると思ってはいませんか?
ホワイトニングの効果は、一時的なもので少しずつ元の歯の色に後戻りをします。
時が経つとホワイトニングの効果が薄れて、インプラント部分と天然歯に色の差が出る可能性が高いです。
そのため、自然な仕上がりをキープするには定期的にホワイトニングする必要があります。

オフィスホワイトニングの持続期間は3ヶ月〜6ヶ月

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングです。
医療機関でしか使用できない高濃度の薬剤を用いて、1回の施術で白さを実感できます。
2回〜4回の通院で、満足いく白さにできるケースが一般的です。
ただし、オフィスホワイトニングの持続期間は短期的で、3ヶ月〜6ヶ月と言われています。
審美性をキープするには、半年を目安に再ホワイトニングがオススメです。

ホームホワイトニングの持続期間は6ヶ月〜1年

ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングです。
歯科医院で作成したマウスピースとホワイトニングジェルで2週間〜4週間ほどの期間を掛けて少しずつ白くしていきます。
ホームホワイトニングの持続期間は、半年〜1年ほどが一般的です。
ホワイトニング効果を感じるのに時間が掛かりますが、長期的に白さをキープしたい場合にオススメの方法と言えます。

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まとめ

インプラントとホワイトニングを希望する場合、早めに担当医に相談を!

インプラント治療と一緒にホワイトニングを希望する場合、天然歯とインプラントの人工歯に、色の差がないことが自然な仕上がりにするポイントです。

歯を理想の白さまでホワイトニングして、天然歯に合わせてインプラントの人工歯を作成するケースが一般的な流れとなります。

注意点として、ホワイトニングの効果は一時的なので、時間の経過と共にインプラントとの色の差が生じます。 
そのため、定期的に再ホワイトニングで白さをキープすることが必要です。

インプラント治療とホワイトニングを希望する場合は、早めに担当医に相談するようにしましょう。

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