体をアルカリ性にする飲み物3選!理想のPH値や体が酸性になるリスク
「身体をアルカリ性に保つ飲み物が知りたい」
「麦茶やコーヒーなど身近な飲み物のpH値が気になる」
人間の体液は常に弱アルカリ性の状態に保たれていますが、酸性に傾くと健康に様々な悪影響が出始めると言われています。
身体がアルカリ性から酸性に傾く要因には、身近な飲み物も含まれていることをご存知でしょうか?
普段口にしている飲み物が、酸性なのかアルカリ性なのか気になる方もいらっしゃいますよね。
そこで今回の記事では、アルカリイオン水などの身体をアルカリ性に保つ働きをしてくれる飲み物についてご紹介します。
麦茶やコーヒーなど身近な飲み物のpH値についても解説しますので、気になる方は最後までご覧ください!
この記事を読むと分かること
- アルカリ性の飲み物には水道水・アルカリイオン水・牛乳などがある
- 人間にとって理想のpH値は約7.4前後の弱アルカリ性の状態
- 麦茶のpH値は口内環境に近く、コーヒーやポカリスエットはやや酸性
- 体をアルカリ性に保つ、戻すにはアルカリイオン水が最もおすすめ
身体をアルカリ性にするおすすめの飲み物
身体をアルカリ性に保つには、アルカリ性の飲み物を身体に入れる必要があります。
ここからは身体をアルカリ性に保つのに有効な3つの飲み物をそれぞれご紹介します。
身体をアルカリ性に保つ飲み物3選
- 水道水
- アルカリイオン水
- 牛乳・乳飲料
- ミネラルウォーター
水道水
アルカリ性の飲み物の中で一番身近な物は水道水でしょう。
厚生労働省の定める51の水質基準の1つにpH値に関する項目があり、水道水のpH値は5.8~8.6に収まるように定められています。
というのも、水道水が酸性やアルカリ性に強く傾いてしまうと、水道管が腐食して味や水の外観が悪化してしまう可能性があるからです。
また、地域や地質によって水質に変化が生じるため、地域によって水道水のpH値は異なります。
水道水を直接飲むことは、最も手軽に身体をアルカリ性に保つ方法のひとつと言えるでしょう。
アルカリイオン水
アルカリイオン水とは、水道水などを電気分解して生成される、pH値8~10の弱アルカリ性の水のことです。
スーパーや薬局などで市販されているため、名前を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
胃もたれや下痢など内臓の不調に効果を期待できることから、健康のために飲まれている方が多いです。
水の種類によってpH値や硬度の幅が広いため、自分に合った味わいの物を選べることもメリットのひとつと言えるでしょう。
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牛乳・乳飲料
牛乳や乳飲料などもアルカリ性の飲み物で、採れたての新鮮な牛乳のpH値は平均で6.4~6.8とされており、時間経過と共にpH値は下がっていきます。
pH値が下がるのは酸性に傾くということなので、つまり時間の経過とともに酸っぱくなってくるということですね。
ちなみに「フルーツ牛乳」のような柑橘系のフルーツ果汁入りの乳飲料もpH値が低くなる傾向にあります。
時間が経つと酸化する飲み物なので、購入したらできるだけ早く飲む必要があるでしょう。
ミネラルウォーター
水道水と同様に、ミネラルウォーターも体をアルカリ性にしてくれる飲み物です。
ph値も8~9と非常に高く、何より牛乳やアルカリイオン水より安価であることが多いので、体が酸性に傾いた時に手軽に摂取できます。
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体をアルカリ性にする食べ物は?
- 梅干し
- さつまいもや生姜、ネギ、れんこんなどの野菜類
- わかめや昆布などの海藻類
- 大豆製品
上記のような体をアルカリ性に保ってくれる食べ物も、適時接種していきましょう。
アルカリ性の飲み物と合わせて接種することで、次項で解説する体が酸性に偏る自体を防ぐことができます。
身体にとって理想のpH値はどれくらい?
人体のpH値は7.4前後の弱アルカリ性が最も理想的
人間の体液にもpH値が存在しており、7.4前後の弱アルカリ性の状態が理想的な数値とされています。
酸性の食べ物や飲み物を口にする事で一時的にpH値が下がることもありますが、基本的には自然に元に戻ります。
例えば、熱が出てもいつかは平熱に下がったりするように、人間の体には健康な状態に戻る機能が備わっていますよね。
そのため基本的に体のpH値は7.4に調整されますが、毎日酸性の物を体に取り入れることよって酸性の状態が長く続くと、人体に様々な悪影響が出始めてしまいます。
また、体内のpH値が基準から離れ、酸性やアルカリ性に傾きすぎると健康を損なう恐れがあります。
健康リスクに関しては後ほど詳しく解説しますが、酸性に傾き過ぎた身体をアルカリ性に戻すには、アルカリ性の飲み物や食べ物を身体に入れる必要があります。
アルカリ性の物を身体に入れると身体のpH値も上がる
もしもpH値が下がり酸性に強く傾いたときは、逆にアルカリ性の物を身体に入れると元に戻り始めます。
例えば平均台でバランスを崩したときは、倒れそうになっている逆の方向に重心を傾けるとバランスを取り戻しますよね。
酸性に偏った場合は、逆にアルカリ性の物を身体に入れると中和されるので健康的なバランスを取り戻すことができるでしょう。
ひとつ注意点として、アルカリ性のものを過剰摂取すると胃酸の殺菌・消毒効果が弱まり、消化不良などが起こるリスクも考えられます。
つまり酸性に傾きすぎるのもアルカリ性に傾きすぎるのもよくないので、両方のバランスを取る必要があるということですね。
身体をアルカリ性に保つべき理由と酸性に偏るリスク
人間の身体は多少であれば、酸性に傾いてしまっても自然に弱アルカリ性へと戻るとお伝えしましたが、何故酸性に偏ってはいけないのでしょうか?
次に身体を弱アルカリ性に保つことの重要性や、酸性に偏った場合に起こりうるリスクについて解説します。
体を弱アルカリ性に保つことで本来の力を発揮できる
人間の体液のpH値は7.4前後の弱アルカリ性の状態が理想とされ、この状態が最も自然治癒力が高まると言われています。
基準値から離れることで考えられるのは、pH値が7.7以上のアルカリ性に傾くことで起こる痙攣症状、7.0以下の酸性で起こる昏睡状態といった健康被害です。
またpH値5.0以下になるとがん細胞が活発になり増殖する傾向がみられるため、アルカリ性に戻して維持することが大切です。
酸性になる要因としては食品添加物が体内に溜まることや、ストレスによる活性酸素の増加などが挙げられるでしょう。
なのでアルカリ性の物を体内に入れることで、細胞が本来の力を発揮できるpH値をキープすることが大切です。
身体が酸性に偏ると、免疫力が落ちて病気リスクが上がる
身体が酸性に偏る状態のリスクは、金属に例えてみると分かりやすいのではないでしょうか。
たとえば金属が酸化するとサビついたり腐食したりしますよね。水道水にpH値が定められているのは、酸性の強い水で水道管を劣化させない事という理由の一つです。
体内も同じで、酸性に傾くことで新陳代謝が悪化して免疫力が下がり、病気になるリスクが上がることが分かっています。
たとえば口内炎が出来るなどの軽度なものから、慢性的な疲労感、糖尿病や心疾患などのリスクが挙げられるでしょう。
適度な運動や睡眠と体内を酸性に偏らせない健康的な飲食の習慣で、身体を弱アルカリ性の状態に保つことが大切です。
口内が酸性に偏ると酸蝕歯のリスクが高くなる
「酸蝕歯(さんしょくし)」とは、酸が原因で歯の表面が溶けて、歯のエナメル質からリン酸やカルシウムが流れ出してしまう現象のことです。
口の中は通常pH値6.5~7.0の弱アルカリ性か中性状態で保たれていますが、酸性の飲食物を頻繁に口にしていると口腔内が酸性で維持されてしまい酸蝕歯のリスクが爆発的に増加します。
酸蝕歯は歯周病や虫歯と同様に一生モノの永久歯を失う原因であるため、口腔内のpH値を正常値で維持する努力が必要でしょう。
次に、口腔内のpH値にも影響する身近な飲み物のpH値について詳しく解説していきます。
身近に存在する飲み物のPH値を紹介
口腔内のpH値は6.5~7.0と弱アルカリ性から中性が保たれていますが、飲食を行うと酸性に傾きます。
麦茶のpH値は約6.5となっているため口腔内と変わらず、悪影響はないと言って問題ないでしょう。
歯の表面が溶け出すpH値は5.5と言われているため、PH値が5.7前後のコーヒーは飲みすぎに注意する必要があるでしょう。
普段私たちが飲んでいるポカリスエットのpH値は約3.5、フルーツジュースは3.5~4.0です。
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ちなみに胃酸のpH値は1.0~2.0と、酸性がかなり強いことが分かりますが、実はコーラのpH値は2.2で胃酸とほぼ同じです。
コーラを飲むと歯が溶けるというのは、この強い酸性が原因なのですね。
体をアルカリ性に保つにはアルカリイオン水とミネラルウォーターがおすすめ
アルカリ性の飲み物の中でもっともオススメなのは、アルカリイオン水とミネラルウォーターです。
水道水は直接飲むことに抵抗がある方もいますし、牛乳はそもそも苦手だったり体質的に飲めない方もいらっしゃいますよね。
その点、アルカリイオン水とミネラルウォーターは入手がしやすく安価なだけでなく、無味なので牛乳のように好みが分かれません。
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自分の好みに合わせてpH値や硬度を選べる
水は毎日飲むものなので、美味しくて飲みやすいものでないと長続きしませんよね。
アルカリイオン水とミネラルウォーターは種類によってpH値や硬度の違いの幅が広いため、自分に合ったものを選びやすいというメリットがあげられます。
人間の体液の平均的なpH値は7.4なので、それに近いpH値のアルカリイオン水やミネラルウォーターを選べば大きく失敗することはないでしょう。
徐々にpH値の高い水を飲んでみることで、自分の体にあったアルカリイオン水の選び方が分かってきます。
また、マグネシウムとカルシウムの濃度を示す硬度も、好みがわかれるポイントです。
硬度が高い水はミネラルが豊富ですが独特の風味やクセがありますので、どれくらいの硬度が飲みやすいかを確認しながら比較してみましょう。
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身体をアルカリ性にする以外にもさまざまな効果がある
アルカリイオン水やミネラルウォーターによって腸内環境の改善や、それに伴う便秘改善が期待できるでしょう。
腸内が酸性に傾くと善玉菌が減り悪玉菌が増加するため、アルカリ性に戻すことで善玉菌と悪玉菌のバランスが正常に戻ります。
また、善玉菌の働きにより腸内環境が改善されて便秘が解消されることで、肌がきれいになったり体重が減るなどのダイエット効果も期待できます。
しかしアルカリイオンは胃酸を中和して胃酸過多に効く効果もありますが、逆に飲みすぎると胃酸が薄まって消化・消毒効果が低下するのでご注意ください。
消化不良による体調不良、殺菌作用の低下によって体内に入ったウィルスを殺菌できず食中毒になるリスクも考えられます。
ですのでアルカリイオン水はいきなり飲みすぎず、身体に慣らすようにゆっくりと量を増やすなどして調整してくださいね。
身体をアルカリ性に保つ飲み物や理想のpH値まとめ
今回の記事では身体を弱アルカリ性に保つ重要性や、酸性になるリスクについて解説しました。
一度の飲食で急激に酸性に傾くことは稀ですが、酸性になる飲食を継続することで解説したリスクが現実になる可能性が増えていきます。
現代病やがんの進行・増殖の理由とされている体内の酸化を防ぐためにも、理想のpH値を維持することが大切です。
ウォーターサーバーのように手軽に水を取り込める環境を作ることで、常に体内を理想的な弱アルカリ性の状態に戻し、自然治癒力の高い健康的な生活を送りましょう。