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夏場におすすめの水分補給の種類や、暑さ対策を3,000人にアンケート

2022年は過去に例を見ない早期の梅雨明けと共に、記録的な猛暑に見舞われました。

今後到来する本格的な夏においても猛暑が予想される事から、水分補給が非常に重要になります。

そこで当記事では300人の男女を対象に、おすすめの水分補給の手段や量、水分補給以外に実施している暑さ対策などのアンケート調査を実施し、設問ごとに集計した結果がまとまりましたので、お知らせします。

夏場のおすすめの水分補給に関するアンケート
実施:MizuCool 編集部
回答方法:Webアンケート調査
調査日時:2022年7月7日 ~ 2022年7月8日

調査対象:
[予備調査]全国の20~79歳までの男女(3,000名)
[本調査 ]夏は意識的に水分補給の量を増やしている男女(300名)
回答者数:300人(男性185人 女性115人)

今回のアンケートでは、まず予備調査として3000人の男女を対象に、夏場は水分補給の量を意識的に増やしているかお聞きしました。

その中から摂取する水分量を増やしていると回答した300人を対象に、本調査を実施した結果となります。

夏場に意識的に水分補給の量を増やしている人は79.07%

水分補給_アンケート

まず、スクリーニングとして15歳~79歳の男女3,000人に対し夏場の水分補給の量についてアンケートを取った所、79.07%にあたる2,372人が水分の摂取量を増やしていると回答しました。

この事から、夏場はおおよその方が意識的に水分の補給量を増やしていることが分かります。

夏場は気温が高く、冬場よりも多量の汗をかきやすい事から、体は普段より多くの水分を必要とします。

これから迎える夏本番において体調を崩す方を増やさないためには、残りの「20.93%」の方に対し、水分補給の必要性を理解してもらう事も重要になるでしょう。

40%の日本人は夏場の水分補給の量が不足している

水分補給_アンケート2

次に本調査として、スクリーニングで『夏場は水分補給の量を増やしている』と回答した方の中から300名に、夏場に1日で摂取している水分の量についてお聞きしました。

その結果、最も多いのが「0.6L~1Lほど(32%)」、次に多いのが「1.1L~1.5Lほど(31.67%)」という回答が得られました。

夏場に必要な水分は年齢や運動量によりますが、1.5L~2Lほどと言われています。

そのため、最も回答の多かった「0.6L~1Lほど(32%)」と、「0.1L~0.5Lほど(8%)」を合算した40%の方は、水分補給の量が足りてない可能性があります。

夏場の水分補給の手段は自宅では水道水、外出時はペットボトルの水が多い

次に、自宅と外出時それぞれの夏場の水分補給の手段についてアンケートを取りました。

その結果を以下にまとめましたので、ご覧下さい。

自宅の水分補給のデータ

水分補給_アンケート3

夏場の自宅で最もよく飲む水分についてアンケートした結果、「水道水」を利用している方が最多(32%)という回答が得られました。

次に麦茶(18.33%)、ペットボトルの水(17.67%)、緑茶・紅茶(12.33%)という回答が続いており、水道水以外で水分を補給している方がおよそ7割いることが分かりました。

なお、いつでも冷水を飲むことができ、夏場の水分補給の手段として非常に優秀とされているウォーターサーバーの水は4%ほどの利用率でした。

外出時の水分補給のデータ

水分補給_アンケート4

次に外出時(屋外)に最もよく飲む水分について質問した結果、「ペットボトルの水」を飲んでいるという回答が最多で23%でした。

自宅では水道水や麦茶を飲んでいる人も、外出時はペットボトルの水を購入して飲用している方が多いようです。

その他の回答として多かったのは、水筒等に入れた水(19%)、緑茶・紅茶(15.33%)、麦茶(14%)でした。

水筒等に入れた水はペットボトルの水と比較して経済的であり、お茶類や麦茶は清涼感がある事から、外出時の水分補給として人気なようです。

お茶やコーヒーは水分補給の手段としてあまり適さない

屋外における水分補給の手段としてお茶・紅茶(15.33%)やコーヒー類(9%)を飲んでいる方もいますが、これらにはカフェインが含まれています。

しかし、カフェインは利尿作用があることから、実は夏場の水分補給の手段としてはあまり適していません。

夏場は脱水症状のリスクが高まりますので、可能であればお茶・コーヒーから水や麦茶に切り替える、あるいはお茶・コーヒーを飲んだら一緒に水も飲むようにするのが重要でしょう。

しかし、お茶やコーヒーが一切の水分補給にならないという訳ではなく、米国医学研究所(IOM)によればカフェインの利尿作用は飲みすぎた場合や、普段はカフェインをあまり飲まず耐性がない人に起こるとされています。

また、利尿作用があるとはいえお茶・コーヒーの成分の大半は水分なので、炎天下では何も飲まないよりはお茶やコーヒーであっても飲んだ方が様々なリスクを回避することができるでしょう。

夏場の水分補給としておすすめなのは水、スポーツ飲料、麦茶

水分補給_アンケート5

次に、300人に対して夏場の水分補給として最もおすすめの飲料はどれか聞いた結果、上位から水 (32.67%)、スポーツ飲料(22.33%)、麦茶(20%)という回答が得られました。

水は万人に水分補給としておすすめできますし、麦茶は水分だけでなく汗で不足しがちなミネラル成分も効率よく補給することが可能なため、まさに夏場の水分補給におすすめの飲料と言えるでしょう。

スポーツ飲料、経口補水液は飲み過ぎに注意

回答の多かった「スポーツ飲料(22.33%)」は運動をしている方の水分補給には最適なのですが、結構な量の糖分や塩分も含まれているので、飲み過ぎには注意する必要があるでしょう。

また、経口補水液(14%)も同様に注意が必要で、塩分ナトリウムが500ml中に多く含まれている事から、脱水症状を起こしていない健康な方は、飲み過ぎると塩分過多になる可能性があります。

スポーツ飲料や経口補水液は、適切な量を状況に応じて摂取する分には非常に優れた水分補給の手段ですが、用法用量には注意しましょう。

水分補給以外に暑さ対策をしている人は71.67%

水分補給_アンケート6

次に、暑さ対策として水分補給以外に心がけていることはあるか質問をした結果、71.67%の方が何らかの暑さ対策をしていると回答しました。

以下は屋内と屋外それぞれで実施している、暑さ対策に関する調査の結果です。

屋内では塩分補給や扇風機、エアコンで対策している人が多い

水分補給_アンケート7

※複数回答

屋内では暑さ対策として「塩分・ミネラル補給(63.72%)」をしている方が最も多い結果となりました。

他には「扇風機を利用(46.05%)」「エアコンの温度を平常時より下げる(40,47%)」などを暑さ対策として行っている方が多いようでした。

屋外では塩分補給の他に帽子や日傘で対策している人が多い

水分補給_アンケート8

※複数回答

屋外の暑さ対策としては、屋内と違い「帽子をかぶる(51.63%)」が最多の回答となりました。

真夏に直射日光を浴びてしまうと脱水症状を始めとした様々なリスクが増大するため、帽子をかぶったり、回答にある「日傘を差す(35.35%)」という行動は非常に重要です。

その他には屋内と同様に「塩分・ミネラル補給(51.63%)」をしたり、「日中は出歩かないようにする(36.28%)」、「通気性の良い服装にする(35.81%)」という対策を行っている方が多かったです。

夏場の水分補給にマイボトルを利用している人が半数以上

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次に、夏場の水分補給としてマイボトルや水筒等を利用しているかアンケートを取った結果、半数以上である58.67%の人がマイボトル等を持ち歩いているという結果になりました。

マイボトル等があるといつでも気軽に水分補給ができるようになるので、大量の汗をかきがちな夏場において非常に効果的です。

また、都度ペットボトルの飲料を購入するよりも経済的なためr、節約をしたい方にもおすすめでしょう。

水道水を除いた夏場の飲料の購入費は3,000円未満が67%

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最後に夏場の1ヶ月辺りの飲料の購入費用についてアンケートを取ったところ、最も多かったのは「1,001円~3,000円(36%)」、次に「1,000円未満(31.67%)」という回答結果が得られました。

※水道代を除く、飲料の購入費用

500mlのペットボトルを1本100円と計算した場合、飲料は1日1本も買わない、あるいは1日1本くらい買うという温度感のユーザーが約67%を占めていることが分かります。

飲料メーカーからすれば、この1日1本という枠に自社の飲料をいかに食い込ませるかが、今夏の売上を左右する要因になるでしょう。

夏場の水分補給まとめ

今回は夏場の水分補給の量や、おすすめの飲料についてアンケートを取りました。

全体を見ると水分補給の量が足りない方も少なくないので、これから迎える猛暑で脱水症状や体調不良を起こさないためには、しっかり水分を補給してもらうよう啓発していくのも重要でしょう。

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