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海水を飲むとどうなる?飲んではいけない理由や死亡リスクを解説

「海水は飲むとどうなる?飲んではいけない理由って?」

あらゆる恵みの元となる海ですが、誰もが一度は海水浴の際にその塩辛さを味わったことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では海水を飲むとどうなるのか解説しつつ、人体への甚大なダメージや死亡リスクなどを紹介します。

万が一大量に海水を飲んでしまったときの対処法も記載していますので、ぜひ最後まで参考にしてください。

この記事を読むと分かること

  • 海水に含まれる成分について
  • 海水を飲むとどうなるのか
  • 海水を飲んでしまった時の対処法
  • 遭難時などに海水を安全に飲む方法

海水に含まれる成分とは?

海水 成分

海水はとても塩辛いですが、含まれているのは塩分だけではありません。

実は海水の成分は96.6%が水分で、残りの3.4%が塩分となっています。

塩分の中に様々な成分が含まれているので、分かりやすく表にまとめました。

成分名 割合
塩化ナトリウム 約77.9%
塩化マグネシウム 約9.6%
硫酸マグネシウム 約6.1%
硫酸カルシウム 約4%
塩化カリウム 約2.1%

海水の塩分濃度は人間にとってリスクが大きすぎる

上記のように海水には様々な成分が含まれており、この3.4%という塩分濃度が人間にとって危険な理由となっています。

というのも人間の体液の塩分濃度は0.9%であるのに対し、海水の3.4%という塩分濃度は濃すぎるため、飲むと身体へ非常に負荷がかかってしまうのです。

後述していますが、脱水症状を引き起こしたり、最悪の場合は死に至る可能性もあるでしょう。

危険な細菌も多数含まれている

それ以外にも、海水1滴の中には人間が出した環境汚染物質や微生物、糞尿由来の細菌なども大量に含まれています。

細菌の中には死骸もあるとはいえ、中には死に至る感染症を引き起こすものも存在しているので、海水を口にするのは危険です。

海水を飲むとどうなる?症状や悪影響を紹介

海水 飲む 症状

海水の中には塩分以外にも様々な物質が含まれており、直接飲むことはとても危険です。

実際に海水を飲んでしまうことで起こりうる症状について確認しておきましょう。

海水を飲むと起こりうる症状

  1. 喉が痛くなる
  2. 寄生虫や細菌で下痢・腹痛を起こす
  3. 脱水症状を起こす
  4. 腎臓に大きな悪影響が出る
  5. 幻覚を見たり、最悪の場合は死亡する

喉が痛くなる

海水には様々な細菌やウイルスが含まれているため、海水を飲むと喉の痛みや発熱が起きるケースがあります。

これは海水に含まれる細菌が扁桃腺に付着し、放置することで炎症を起こして赤く腫れあがるためです。

発熱などのいわゆる風邪のような症状出る可能性もあるため、海水浴の後など海水を飲んでしまった際は手洗いうがいを必ず行うべきでしょう

また、海水を飲んでしまった後に「喉が痛い」と感じたら、早めに病院で診てもらいましょう。

寄生虫や細菌で下痢・腹痛を起こす

海水を飲む危険性は塩分濃度の問題だけでなく、寄生虫や細菌による下痢・腹痛を引き起こすリスクもあります。

例えば5月から10月にかけて水温が高まると、「腸炎ビブリオ」という海中細菌が増殖します。

「腸炎ビブリオ」が体内に取り込まれると吐き気や下痢などいわゆる食中毒の症状がみられ、場合によっては死亡する可能性があり危険です。

腸炎ビブリオ以外にも海水には悪名高いノロウィルスなども含まれていることがありますので、できるだけ飲むことは控えましょう。

脱水症状を起こす

喉が渇いたからといって海水を飲むと、逆に脱水症状を引き起こしてしまう危険性もあるので注意しましょう。

「水を飲んでいるのになぜ脱水症状になるの?」と思うかもしれませんが、海水は前述した通り3.4%と非常に塩分濃度が高いため、体内に海水が入ると塩分バランスが崩れてしまいます

そして身体は海水による異常な塩分濃度を元に戻そうとする作用が働くため、汗や尿によって海水の塩分を体外へ排出しようとします。

その結果、海水を飲んだ以上の量の水分が身体から排出されてしまうので、逆に水分が体から出て行ってしまい脱水症状が起こるというわけです。

腎臓に大きな悪影響が出る

海水を飲むと腎臓に悪影響が出るのも、海水を飲んでしまうリスクの一つでしょう。

腎臓は血液を濾過して体内の塩分濃度をコントロールする、いわば高機能フィルターのような器官です。

そして海水を飲むと体内の塩分濃度が急激に上昇するため腎臓がフル稼働するのですが、やがて濾過機能が上手く働かなくなり、排泄機能が著しく低下します。

その他にも腎炎などになってしまう恐れもあるため、海水は絶対にそのまま飲んではいけません。

幻覚を見たり、最悪の場合は死亡する

「海水を飲むと幻覚が見える」という言葉を耳にしますが、これは噂ではなく実際に起こりうる症状です。

海水を飲むことで塩分濃度が上昇すると高ナトリウム血症になり、喉が渇き、けいれんなどの症状が出始めます。

更に悪化した場合は昏睡状態や脳出血になりうる可能性もあり、かなり危険な状態と言えるでしょう。

この昏睡状態に陥る際に幻覚の症状を引き起こすと言われており、放置すれば死亡してしまう可能性もあるでしょう。

海水を飲んでしまったときの対処法

海水を飲んでしまったときの対処法

それでは海水浴中などに大量に海水を飲んでしまった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。

可能であればすぐに吐き出す

まず最初にできる対処法としては、飲んでしまった海水を吐き出しましょう。

少量であればさほど気にする必要はありませんが、大量に飲んでしまうと前述したように脱水症状や下痢、腎障害などを引き起こす可能性があります。

そのため、可能であればなるべく早く飲んでしまった海水を吐き出しましょう。

身体に影響が出る前に海水を吐き出せば、ダメージも最小限で済みます。

水分補給をして塩分濃度を調整する

誤って海水を飲んでしまった場合は、できるだけ速やかに水分補給して身体の塩分濃度を正常に戻すのも大切です。

もし可能であれば水分補給の前に、前述した飲んでしまった海水を胃から出し切ってしまいましょう。

水分補給をした後は、身体は安静にしておきましょう。

飲んだ量が多い場合は病院へ行く

もし海水を大量に飲んでしまった場合は、早めに病院へ行くのも大切です。

少量であれば吐き出したり水分補給をするといった応急処置で事なきを得ますが、飲んだ量が多い場合は一度病院で診てもらった方が安全です。

特に海水を飲んだ後に体調不良が続くなど心配な場合は、救急車を呼んですぐに病院で診察を受けるようにしてください。

遭難した場合などに安全に海水を飲む方法

海水 飲む方法

ここまで、海水を直接飲むことは危険だということをお伝えしてきました。

しかし災害や遭難などどうしようもない時は海水を飲むしかない場合があります。

そこで海水を安全に飲む方法について解説します。

海水を安全に飲む方法

  1. 海水を沸騰させて真水を作る
  2. 海水を氷にする
  3. 海水をろ過・浄水できる装置を用意しておく

海水を沸騰させて真水を作る

遭難等をして海水から水分を確保しなければならない場合は、沸騰させて真水を作ることで安全に海水を飲めます。

海水を沸騰させて飲む手順

  1. 大きめの鍋、もしくは鍋の代わりになるものに海水を入れる
  2. コップや、代わりになるものを中央に置く
    ※海水の水位はコップより低めにする
  3. 鍋全体を濡れタオルで蓋をする
  4. 火にかける
  5. コップに溜まった水を飲む

海水はそのままでは飲めないので、火にかけることで発生した湯気を、コップなどに溜めて飲みます。

無人島で遭難した場合など、もし鍋やコップが用意できない時はヤシの実や石などを切り出して、代わりなるものを作って下さい。

タオルがなければ、大きめの葉っぱなどで代用することもできます。

海水を沸騰させて作った水は塩素が入っていないことから長時間の保存には向かないため、作ったその日の内に飲み切ってください。

海水を氷にする

寒い地域で海水を飲まなくてはいけなくなった場合、海水を氷にするのも一つの方法です。

海水を冷やすと。塩分を含まない水の部分だけが氷になるので、凍った部分を火にかけて溶かせば真水を確保することが可能です。

可能であれば溶かした水をそのまま沸騰させることで、細菌による病気や下痢のリスクも軽減できます。

海水をろ過・浄水できる装置を用意しておく

予め海水をろ過・浄水できる装置を用意しておくことで、万が一の時に安全に海水を飲めるようになるでしょう。

1960年代から海水を逆浸透膜でろ過した「RO水」という水を作り出す研究は進んでおり、日本だけでなく世界中で採用されています。

ただ海水を浄水する装置はまだまだ発展途上で、大半は工場レベルの設備が必要となっており個人用のものは非常に高価です。

例えば災害対策として、個人用の海水淡水化装置が出ていますがお値段はおよそ「3,700,000円」もします。

参考:災害対策用小型海水淡水化装置 RedBoy

将来的には安価な海水ろ過装置が手に入る可能性

環境汚染や地球温暖化により近い将来に真水の貴重性が跳ね上がると言われていることから、世界中で海水を淡水にする装置の開発が進んでいます。

例えば2020年にクラウドファンディングを行った「QuenchSea」という携帯浄水器は、約1万円を販売予定価格としています。

1時間で3Lの海水を真水へと作り変えることができ、世界各地の水不足を解消する可能性を期待されています。

参考:海水を真水にする「ポータブル浄水器」 QuenchSea

そのため、近い将来には安価に海水をろ過する装置が入手できるようになる可能性もあるでしょう。

日常で安全に海水を飲む方法もある

ここまで遭難時などに海水を安全に飲む方法を紹介してきましたが、日常でも安全に海水を飲む方法がありますので、以下にその方法を紹介します。

海洋深層水

海水を安全に飲む方法として最もポピュラーなのが、化粧品やバスグッズにも使われている「海洋深層水」でしょう。

海洋深層水とは、水深200m以下の深い場所にある海水のことです。

水温が約9℃で一定しており、水深の浅い表面の海水と比較すると窒素・リン・ケイ素など様々なミネラルがバランスよく含まれているという特徴があります。

また、水深が深く日光が届かないためプランクトンが育たないことから、病原性のある微生物が少ないので適切に処理した後に飲料水として広く販売されています。

海洋深層水は表層よりも生活排水や大気汚染物質などの影響を受けにくいため、飲料水だけでなく食品や化粧品などにも用いられており、今後も様々な分野に応用されていくでしょう。

海水を淡水化した水

「飲む海水」~玄界灘の水~

海水を施設で淡水化(RO水化)した水も、海水を安全に飲むポピュラーな方法です。

有名なのは福岡市水道局で販売されている「飲む海水 ~玄界灘の水~」などで、福岡市の東区奈多にある海水淡水化施設で不純物を取り除き販売されています。

値段は1本140円で、水1本の販売につき100円が水源となる森林を守るための植樹の苗木代として寄付されているなど環境にも配慮されているのが特徴です。

この「飲む海水~玄界灘の水~」は逆浸透法という技術を用いて、海水に含まれる不純物を一切除去した真水なので、雑菌はもちろんミネラルも除去された非常に安全な水となっています。

ミネラル分が入っていないことから味もしないので、コーヒーを淹れたり料理に使用すると素材の味を引き立たせることができます。

ミネラルは水の美味しさを左右するものの内臓に負担をかけてしまうので、RO水でもある「飲む海水」は赤ちゃんのミルク作りにも安心です。

参考:「飲む海水」~玄界灘の水~を確認する

海水を飲むとどうなるのかまとめ

今回の記事では、海水を飲むことで起こる症状と危険性について解説しました。

万が一非常事態で喉が渇いたとしても、海水を直接飲むことは非常に危険なので絶対に辞めておきましょう。

体内の塩分濃度のバランスが崩れるので水分補給のつもりで海水を飲んでも余計に喉が渇きますし、脱水症状で最悪死に至るケースもあります。

遭難や災害時に海水を飲まざるを得ない場合が来てもそのまま飲むのはやめて、沸騰させたりろ過してから飲むようにしましょう。

また、そもそも海水を飲まなくても良いように、ウォーターサーバーなどを導入して普段から備蓄水を確保しておくのも大切です。

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本記事の作成における参照元

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