ウォーターサーバーと電気ポット・ケトルはどっちがお得か徹底比較
日常生活で便利にお湯を沸かせる電化製品としてウォーターサーバー・電気ケトル・ポットの3種類があります。
本記事では3種類を特徴や電気代で比較して、それぞれがどんな人におすすめなのかを検証していきます。
ウォーターサーバーを導入しようか迷っている方や、ケトルやポットとどっちがお得なのか悩んでいる方は参考にしてみてください。
この記事を読むと分かること
- ウォーターサーバー、電気ケトル、電気ポットそれぞれの特徴
- ウォーターサーバー、電気ケトル、ポットがそれぞれおすすめな人
ウォーターサーバーと電気ケトル・ポットの特徴を徹底比較
まずはウォーターサーバー・ケトル・電気ポットそれぞれの特徴について解説していきます。
特徴から考えられるメリットも書いていきますので、それぞれの違いを把握しておきましょう。
ウォーターサーバーの特徴
ウォーターサーバーの特徴をまとめると以下のとおりです。
ウォーターサーバーの特徴
- 冷水や温水がすぐに出せる
- 安全で美味しい天然水がいつでも飲める
- 水が自宅に配送されるため、重い水を運ぶ必要がない
- 節電モデルじゃないと電気代が高い
この中でも、特に冷水・温水がすぐに飲める点はウォーターサーバーならではのメリットと言えるでしょう。
ケトルや電気ポットには水を温める機能はあっても、水を冷やす機能はありません。
また、それぞれのメーカーが水の品質にこだわっている事、水がパッケージされている事による安全性のほか、外で水をまとめ買いした時の重さを感じずに済むことも特筆すべき点と言えます。
電気ケトルの特徴
続いて、電気ケトルの特徴は以下のとおりです。
電気ケトルの特徴
- 500mlほどの水を3分程度で沸騰させられる
- 使用頻度によっては電気代が安く済む
- 電気代は安い
電気ケトルについては、短時間で熱湯を沸かすことができる点が最大の特徴でしょう。
ウォーターサーバーは温水をいつでもすぐ使用できますが、温水の温度は90℃前後とやや低めな場合が多いです。
そのため、カップ麺やインスタントのスープを作る際はケトルで作る熱湯の方が上手く仕上がります。
また、1回沸騰させる電気代は約3円とされているので、使用頻度によってはウォーターサーバーやポットよりも電気代が安く済むこともあるでしょう。
電気ポットの特徴
電気ポットの特徴は以下のとおりです。
電気ポットの特徴
- 温水をいつでも飲める
- 熱湯の温度を調節して保温できる機種が多い
- 保温の場合は電気代が高い
電気ポットが他と比較して秀でている点は、熱湯を保温していつでも使用できることです。
ウォーターサーバーと比較すると高めの温度のお湯を作ることが可能で寿司、長時間保温もできるので、熱湯を使いたいときにパッと使えるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また温度調節可能な機種も多く、70~100℃の範囲で調節可能です。設定した温度で保温できることも電気ポットならではの特徴と言えます。
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ウォーターサーバーと電気ケトル・ポットの費用を比較
210円~
比較項目 | ウォーターサーバー | 電気ポット | 電気ケトル |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 5,000円~ | 1,100円~ |
水代/1L辺り | 天然水:80円~120円 水道水浄水型:0.2円 |
0.2円 | 0.2円 |
電気代 | 380円~ | 502円~ |
次にウォーターサーバー、電気ケトル、電気ポットの初期費用などを比較してみました。
意外かもしれませんが、ウォーターサーバーは水代以外は無料ということが多いので、最初に購入の初期費用がかかる電気ポットや電気ケトルよりお得な一面があります。
ウォーターサーバーは基本的にサーバーをレンタルするのですが、継続利用してもらうためにレンタル料は無料としているメーカーがほとんどです。
また、その他の「契約金」「水の配送料」「メンテナンス費用」なども基本は無料です。
天然水タイプのウォーターサーバーは美味しさと引き換えにコンビニの水程度の水代がかかりますが、フィルターで水道水を浄水するタイプであれば水代も1Lで0.2円ほどで済みます。
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ウォーターサーバーと電気ケトル・ポットの電気代を徹底比較
ウォーターサーバー・電気ケトル・ポットの電気代について、どれが一番リーズナブルに使えるかを見ていきましょう。
それぞれの機種ごとの電気代については「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で計算することが可能です。
使用頻度や環境によって振れ幅が大きい部分ではありますが、ご自身の生活習慣を思い浮かべながら比較をしてみてください。
ウォーターサーバー、ケトル、ポットの電気代比較表
比較対象 | 電気代 | 備考 |
---|---|---|
ウォーターサーバー | 約380~1,500円 | 各ブランド公式サイト 公開の電気代 |
ケトル | 約209.56円 | 毎日1Lの水を沸かした場合 |
電気ポット | 約502.2円 | 毎日2.2Lのお湯を沸かし 10時間保温した場合 |
ウォーターサーバーの電気代:約380円~1,500円
サーバー | アクアクララ | アクアセレクト | アルピナウォーター | ウォータースタンド | クリクラ | コスモウォーター | 信濃湧水 | フレシャス | プレミアムウォーター |
ワンウェイウォーター |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電気代 | 1,000円~ 標準サーバー使用時 |
750円~ 標準サーバー使用時 |
600円~ 標準サーバー使用時 |
859円~ 標準サーバー使用時 |
756円~ 標準サーバー使用時 |
474円~ 標準サーバー使用時 |
800円~ 標準サーバー使用時 |
380円~ 標準サーバー使用時 |
527円~ 標準サーバー使用時 |
446円~ 標準サーバー使用時 |
月額料金 (24L使用時) |
3,908円 | 3,132円 | 3,113円 | 3,850円 | 3,380円 | 4,104円 | 3,240円 | 5,189円 | 4,233円 | 2,700円 |
詳細 |
ウォーターサーバーの電気代は月額にして約380円~1,500円ほどとなります。
金額に幅があるのは、ウォーターサーバーの機種ごとに消費電力量が異なり、省電力モード(エコモード)やクリーンモードなどを使用するかどうかによっても電気代が変わってしまうためです。
多くのメーカーは月額の電気代の目安を公開していますが、中には公開していないメーカーもあるため、「ウォーターサーバーを使い始めてから電気代が上がった」と感じるケースも少なくありません。
保温には常に電気が使われていますので、ケトルや電気ポットと比べると温水の使用頻度による電気代の変動は起こりづらいと考えられます。
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電気ケトルの電気代:約100~300円
ケトルの電気代の目安は月額で約100円~300円とされています。
有名メーカーのケトル(0.8リットル)を例に挙げると、一度お湯を沸かすために3.38円かかるとされており、毎日1回使う場合は100円程度で、使用頻度によって増加していくという考え方です。
保温のための電気代が発生してしまうウォーターサーバーや電気ポットと比較すると安く感じますが、一度に作れるお湯の量が少ないです。
頻繁にお湯を沸かす場合は逆に割高になってしまう事も考えられます。
ファミリーやルームシェアなどで使用する人数・回数が多いと割高になる可能性が高いと言えるでしょう。
また、電気ケトルの場合は保温機能がないので、一日に何度もお湯を沸かすことになりその分電気代がかさむことも想像に容易いでしょう。
電気ポットの電気代:約500~1,000円
電気ポットの電気代は月額にして約500~1,000円ほどが目安とされています。
お湯を沸かすために8.5円程度、保温機能を10時間ほど使用すると約8円掛かると考えられ、2.2リットルの電気ポットで月額約500円の電気代が掛かると言われています。
ケトルと同じように使用頻度によって電気代は大きく変動し、保温機能を使用せずにケトルのような使い方をする場合は安くなりますし、保温機能を長く使う場合や温度設定を高めにして使う場合は高くなると言えるでしょう。
ウォーターサーバーと電気ケトル、ポットそれぞれがおすすめな人
特徴や電気代を踏まえた上で、ウォーターサーバーと電気ケトル・ポットそれぞれがどのような人に向いているのかについて考えてみましょう。
自分に合ったアイテム選びのために、ぜひ参考にしてみてください。
それぞれのおすすめな人
- ウォーターサーバー:冷水温水が24時間いつでもすぐに飲みたい人
- 電気ケトル:お湯を沸かすことに手間を感じない人
- 電気ポット:お湯だけが便利に使えたらいい人
ウォーターサーバー:冷水温水が24時間いつでもすぐに飲みたい人
ウォーターサーバーがおすすめな人は、「美味しい冷水・温水をいつでも飲める便利さが欲しい人」と言えます。
電気ケトルやポットには冷水機能はありませんし、ミネラルウォーターを沸かすとミネラル分が本体に付着してしまうリスクもあります。
各メーカーこだわりの天然水などの美味しい水を冷やしたり温めたりして楽しめるのは、ウォーターサーバーを持つ人の特権と言っても過言ではありません。
また、ウォーターサーバーであれば自宅まで水を届けてくれるため、スーパーなどで購入して重い水を持ち帰る労力がかからない点もメリットと言えるでしょう。
電気ケトル:お湯を沸かすことに手間を感じない人
電気ケトルがおすすめな人は、「お湯を沸かす事に手間を感じない人」と言えるでしょう。
お湯を使用するたびに本体に給水して沸かす手間が発生するので、ウォーターサーバーや電気ポットと比較するとスムーズさには欠けます。
しかし、水の冷蔵や保温などに電気代が掛かるウォーターサーバー・電気ポットと違い、使わなければ電気代は発生しないため、頻繁にお湯を使用しない人に取っては経済的にメリットがあると言えます。
また、一般的に90℃前後とされるウォーターサーバーの温水よりも温度が高い熱湯を作れるため、カップ麺などをよく食べる方にもおすすめと言えるでしょう。
電気ポット:お湯だけが便利に使えたらいい人
電気ポットがおすすめな人は、「お湯だけを便利に使いたい人」です。
ウォーターサーバーのように冷水を便利に使う事はできませんが、温水は温度調節機能を使って好みの温度で使うことができます。
また、保温機能によって沸騰に近い熱湯(98~100℃)を保管することもできますので、お湯に関してはウォーターサーバー・ケトルのメリットを兼ね備えていると言えるでしょう。
「水はペットボトルで買うけど、コーヒーを飲んだりする用のお湯は欲しい」という方には、電気ポットはおすすめです。
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ウォーターサーバー、電気ポット、電気ケトルの中で総合的に最も優れているのはウォーターサーバーでしょう。
ネックである電気代も省エネモデルであればポットよりお得になるだけでなく、いつでも美味しい水が飲めたり、お湯を沸かすこと無く即座に熱湯が出るので非常に便利です。
購入する必要がある電気ケトルやポットと違い、初期費用は無料というメーカーも多いので、迷ったらウォーターサーバーを選んでおけば後悔しないでしょう。
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ウォーターサーバーと電気ポット、ケトルの特徴を比較まとめ
今回はウォーターサーバーと電気ケトル・ポットそれぞれの特徴や電気代の比較をしました。
電気代については一長一短という結果にはなりましたが、お湯の使用頻度が少ない方は電気ケトルが最も電気代を安くできるでしょう。
一方、お湯の使用頻度が多い方はウォーターサーバーを利用した方が結果的にお得になると考えられます。
ウォーターサーバーの中にも100℃近い熱湯を扱える機種もありますので、熱湯を使う機会が多い方はそういった機種を選ぶのも良いでしょう。
電気代については生活習慣や住環境によって左右される部分ですので、自分の環境に合ったアイテム選びに本記事を役立てていただけたら幸いです。