ウォーターサーバー故障の症状や原因、修理費用は?
この記事ではウォーターサーバーが故障した、故障した可能性がある人に向けて、故障の原因や症状、修理費用といった情報をまとめています。
ウォーターサーバーの故障は自分であっさり直せるケースもあれば、メーカーに問い合わせる必要があるケースなど様々なので参考にして下さい。
この記事を読むと分かること
- ウォーターサーバーが故障する場合の主な原因
- 故障したウォーターサーバーの主な症状
- 主要メーカーの修理費用とサーバー交換手数料について
- 故障で無料交換してくれるウォーターサーバーメーカー
ウォーターサーバーの主な故障内容や症状
まずはウォーターサーバーのよくある故障内容についてご紹介いたします。
各故障内容の原因や対処法などは後ほど解説しているので、まずは主な故障内容を確認して下さい。
ウォーターサーバーの主な故障内容
- お湯・冷水が出てこない
- 水が冷えない・お湯がぬるい
- コックやサーバー本体から水漏れがある
- 自動エコモードが作動しない
- サーバーから異音がする
冷水やお湯が出てこない
よくあるウォーターサーバーの故障症状として最も多いのが、「お湯や冷水が出てこない」というものです。
冷たい水やお湯を使いたくてウォーターサーバーを利用しているのに、水が出てこないとなると非常に困るでしょう。
水が冷えない・お湯がぬるい
ウォーターサーバーの故障の症状として次に多いのが「水が冷えない・お湯がぬるい」というものです。
一般的なウォーターサーバーは冷水が5〜10度、温水が80〜90度に設定されていることが多いです。
しかし、様々な原因で水がぬるいまま出てきたり、場合によっては冷水か温水のどちらかだけに異常が起きるようなケースもあります。
コックやサーバー本体から水漏れがある
ウォーターサーバーによくある3つ目の故障内容が、「コックやサーバー本体から水漏れがある」というものです。
これは明確な故障が発生していることが多く、感電や漏電、火災の危険性もあるため迅速に対応する必要があります。
また、床が傷んでしまったりカビが生えたり、マンションであれば下の階への水漏れなどが起きる可能性もあるので非常に厄介です。
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エコモードが作動しない
ウォーターサーバーの故障として、本体に搭載されている「自動エコモードが作動しない」というものもあります。
エコモードの作動方法は機種によりますが、サーバーに搭載されている光センサーで部屋の明るさを感知して、部屋が暗くなると自動でエコモードに切り替えるタイプが多いです。
通常使用時よりも消費電力が大きく抑えられ節電につながるため、利用者にとって嬉しい機能でしょう。
しかし、ウォーターサーバーが故障すると部屋が暗くなってもエコモードにならなかったり、逆にエコモードがずっと続くという場合があります。
サーバーがうるさい・異音がする
ウォーターサーバーの故障の症状として、導入直後には存在しなかったサーバーの異音というものもあります。
ウォーターサーバーは冷却中にはコンプレッサー等の音がしますし、熱水循環中も多少の音がするのですが、それと異なる異音がする場合は故障の可能性があるでしょう。
放置すると場合によっては先ほどの水漏れや漏電といった事故に繋がるリスクもあるため、注意が必要な故障となります。
ウォーターサーバーが故障したかもしれない時のチェックポイント
「ウォーターサーバーが故障したかもしれない!」という時は、メーカーに問い合わせをする前に下記がしっかり出来ているかもチェックして下さい。
もしかしたら故障しているのではなく、単にコンセントがしっかり刺さっていないようなケースもあるので参考にしてください。
故障時のチェックポイント
- コンセントはしっかり刺さっているか?
- ボトルがしっかり固定されているか?
- ボトルの中に水は入っているか?
- 大量に水を出した直後ではないか?
コンセントはしっかり刺さっているか?
ウォーターサーバーが故障したかもしれないという時にまず最初にチェックするべきなのが、コンセントがしっかり刺さっているか、というものです。
ウォーターサーバーを使っていると、意図せずコンセントが抜けてしまう、抜けかけてしまうという事は珍しくありません。
特に子どもやペットがいる家庭や、ウォーターサーバーをキッチンのような動きの多い場所に設置していると場合は、メーカーに問い合わせをする前にコンセントを確認してみましょう。
コンセントが抜けていると水やお湯の温度に異常が出るだけでなく、電力供給が不安定になるせいで動作に異常が出るなど、様々な症状が出ます。
メーカーのスタッフが修理に駆けつけたらコンセントが抜けていただけだった、というケースはかなり多いのでまずはコンセントを確認してみて下さい。
ボトルがしっかり固定されているか?
ボトルの設置方法が悪く、しっかりと固定されてされていなかったり、微妙に斜めに刺さっていないかもチェックして下さい。
これもウォーターサーバーが故障したという方の問い合わせで非常に多いケースです。
ボトルがしっかり固定されていない場合、給水に問題が出るだけでなく、前述した水漏れの原因にもなります。
特にボトルが上部に設置されたウォーターサーバーは、交換が大変なせいでボトルが規定通りに設置できていないことが多いので、コンセントの次はボトルの差込口に問題がないか確認すると良いでしょう。
ボトルの中に水は入っているか?
スタッフが「水が出ない!故障だ!」と言っている方の家に修理にいったら、単にボトルに水が入ってなかったというケースも少なくありません。
そのため、一度ご自身のウォーターサーバーのボトル、またはタンクにしっかり水が入っているかもチェックして下さい。
また、ボトルが空になっていなくても残量が少ないと、サーバー内部の冷水・温水タンクに給水できず、温度や注水に問題が起きることもあります。
ボトルを交換、または大量に水を出した直後ではないか?
水の温度がおかしい場合、ボトルの交換、または大量の水を使ったばかりではないかもチェックして下さい。
ウォーターサーバーはその構造上、水を規定の温度まで冷やす、または温めるのに30~40分ほどの時間がかかる機種が多いです。
そのため、ボトル交換や大量に水を使った直後は常温の水が出てしまいます。
該当している方は水の温度がおかしいと故障を疑う前に、一度40分ほど放置してみましょう。
それでも温度がおかしければ故障の可能性が高いので、メーカーへと問い合わせてみると良いでしょう。
ウォーターサーバーの故障の主な原因
ここからはウォーターサーバーが故障する主な原因を紹介していきます。
ウォーターサーバーのよくある故障原因
- 経年劣化
- 本体の転倒
- 強い衝撃
- 停電
- 熱による故障
- 規定に反する利用
上記がウォーターサーバーの主な故障の原因です。
ピックアップして解説していきます。
一番多い故障の原因は経年劣化
一番多いのはやはり経年劣化による故障で、こればかりはどうしようもないので、メーカーへの問い合わせをするべきでしょう。
メーカーによりますが2年以上使うと故障を起こす機種が増え始めるので、もし故障したと思われるサーバーを長く利用しているのであれば、経年劣化を疑いましょう。
経年劣化の場合は無料での修理、または比較的安価での本体交換に対応していることが多いので安心して下さい。
転倒や停電が原因の故障も多い
次に多いのが、子どもがぶつかったり、地震が起きた際にサーバーが転倒、停電で負荷がかかったことによる故障です。
子どもが原因で転倒した場合の故障は過失となるため、修理や本体交換が有料となる可能性がありますが、地震や停電による故障は無料で対応してもらえることが多いので安心して下さい。
空間を確保していないと熱で故障することも
ウォーターサーバーの設置場所が周辺の家具や壁と近い場合、熱が逃がせずに本体が高温になって故障することもあります。
説明書にはウォーターサーバーは家具や壁とピッタリくっつけるのではなく、最低15cmの隙間を確保して設置するよう義務付けられています。
実際問題として15cmものスペースの確保が難しい方は多いと思うのですが、規定に反する利用となってしまうので、修理費を請求される可能性はあるでしょう。
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ウォーターサーバー故障時は無理に自分で直そうとしない
ここまでウォーターサーバーの故障内容や原因などを紹介してきましたが、基本的には自分で直そうとしない方が無難です。
コンセントやボトルが正常か確認したり、マニュアルに書いている程度のセルフチェックをする分には問題ないのですが、解体したり内部を修理しようとすると素人では余計に故障を悪化させてしまう可能性があるでしょう。
場合によっては無料で修理できる故障だったのに、部品や本体の交換が必要になって余計な費用を請求されてしまうリスクもあります。
そのため、セルフチェックをしても症状が改善されないレベルの故障だった場合は、素直にメーカーへ問い合わせすることをおすすめします。
ウォーターサーバーの故障で修理費用はいくらかかる?
通常使用での故障は無料で修理してくれるメーカーが多い
結論から言うと、一般的な利用方法でウォーターサーバーが故障してしまった場合は無料で修理してくれるメーカーがほとんどです。
通常利用での修理はサポート範囲内に含まれていることがほとんどなので、停電や地震で故障したような場合は無料で故障を直してもらえるでしょう。
メーカーによっては、無料でウォーターサーバーを新品に交換してくれる場合もあります。
故意や過失の故障は修理費が請求されることがある
ただし、記事中でも軽く触れましたが、利用者の過失による故障の場合は別途費用が発生する可能性があるので注意してください。
子どもがサーバーを転倒させた、急にコンセントを抜いた、ボトルの設置ミスで漏電したといった原因による故障の場合は、発覚すれば修理費を請求される可能性があるでしょう。
主要ウォーターサーバーメーカーの修理費用・サーバー交換費用
最後に、主要ウォーターサーバーメーカーの修理費用やサーバー手数料をご紹介していきます。
今回ご紹介するメーカーは基本的に全て修理費用が無料となっていますが、ウォーターサーバー本体の交換費用は発生します。
各メーカーごとに表にまとめて紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
主要メーカーの修理費用・サーバー交換費用
コスモウォーターの修理は無料、故障によるサーバー交換は無料!
コスモウォーターにおいても、修理費用は基本的には無料ですが、故意や不注意による破損は修理費用が発生する場合があります。
コスモウォーターのサーバー交換費用は、プランによって期間も金額も異なるため、それぞれ確認しておきましょう。
smartプラス
契約期間 | 交換費用 |
---|---|
2年未満 | 5,500円 |
2年以上 | 無料 |
ECOTTO
契約期間 | 交換費用 |
---|---|
3年未満 | 13,200円 |
3年以上 | 無料 |
コスモウォーターはフレシャスやプレミアムウォーターとは違い、規定の利用期間を超えると無料でサーバーを交換することができます。
フレシャス:修理は無料、故障によるサーバー交換は5,500円~
フレシャスでは、サーバーの修理費用は基本的に無料となっています。
しかし、利用者の過失による破損の場合は別途費用が発生する場合があるので注意が必要でしょう。
フレシャスのサーバー交換費用については、下記にまとめたのでご覧ください。
契約期間 | サーバー交換費用 |
---|---|
1年未満 | 14,300円 |
1年以上2年未満 | 8,800円 |
2年以上 | 5,500円 |
フレシャスは契約期間の長さによって交換にかかる費用が異なり、契約期間が長いほど安く交換することができる仕組みとなっています。
プレミアムウォーター:修理は無料、故障によるサーバー交換は5,000円~
プレミアムウォーターも修理費用は基本的に無料ですが、利用者側の破損の場合は別途費用が発生するケースがあります。
契約期間 | サーバー交換費用 |
---|---|
1年未満 | 13,000円〜20,000円 |
1年以上2年未満 | 10,000円〜16,000円 |
2年以上3年未満 | 7,000円〜12,000円 |
3年以上 | 5,000円 |
プレミアムウォーターは契約期間の長さだけでなく、サーバーの種類によっても交換費用が異なりますので注意しましょう。
コスモウォーターは故障時に唯一サーバーを無料交換してくれる!
多くのメーカーでは通常使用での故障による修理は無料、サーバー交換は有料となっているのですが、コスモウォーターのみ2年以上の利用でサーバー交換が無料でできます。
ECOTTOは3年以上の利用が条件となっていますが、それでも業界で唯一サーバー交換が無料となります。
他社サーバーは利用期間に応じて交換費用は安くなるものの、無料ではないことを考えるとコスモウォーターは破格と言えるでしょう。
ウォーターサーバーが故障する原因や修理費用まとめ
今回は、よくあるウォーターサーバーの故障内容と原因について詳しくご紹介いたしました。
故障ではなく使い方に問題があったというケースもありますが、水漏れや異音などはメーカーに問い合わせた方が良いでしょう。
多くのメーカーが電話やメールで簡単に問い合わせができますので、自分で対処してもダメそうな場合はメーカーに問い合わせることで解決する可能性が高いです。
基本的に故意の破損などが原因でなければ修理費用は無料となっていますので、安心して問い合わせて良いでしょう。
一方でコスモウォーターのみ、業界で唯一故障時に修理でなく無料で本体を交換してくれるので、故障時のサポートを重視する方には最もおすすめのサーバーとなっています。