ウォーターサーバーは高い?コスパをペットボトル・水道水と徹底比較
「ウォーターサーバーを家に導入するか迷っているけれど、ペットボトルや水道水と比較したら高いんじゃないの?」と思う方多いと思います。
それでも、世間でこれだけウォーターサーバーが求められているのには、値段以上にメリットが沢山あるからです!
ここでは、ウォーターサーバーとペットボトル、水道水のコスパを比較し、更にどっちを選ぶとどんなメリット・デメリットがあるのかなどご紹介していきます。
この記事を読むと分かること
- ウォーターサーバーとペットボトル水の料金・コスパを比較
- ウォーターサーバーと水道水の料金・コスパを比較
- 料金が高いウォーターサーバーを選ぶメリット・デメリット
ウォーターサーバーは高い?
結論から言ってしまうと、ウォーターサーバーの水は格安な水道水などと比較すると高いです。
一方でペットボトルの水と比較すると、値段はほとんど変わりません。
コンビニでペットボトルの水を買うよりは安く、スーパーでペットボトルの水を買うよりはやや高い~同じくらいの値段です。
ウォーターサーバーの値段やコスパに関する詳しい比較は記事の中盤で行っていますので、ぜひご確認下さい。
ウォーターサーバーの料金が高い主な理由
レンタル料やサポート料が発生するメーカーと契約した
ウォーターサーバーのメーカーによっては、水代の他に「サーバーレンタル料」や「安心サポート料」といった料金が発生します。
水代だけならペットボトルの水と大差ないか少しお得なくらいでも、このレンタル料とサポート料によって、結果として割高と感じてしまうケースもあります。
ただ、最近はレンタル料やサポート料を無料としているメーカーも増えていますので、ウォーターサーバーを高いと感じる方は「」レンタル無料」と謳っているメーカーを選ぶと良いでしょう。
また、営業から「安心サポートをつけた方がいいですよ」と言われても、しっかり拒否をすることも重要になるでしょう。
思ったより水の消費量が多かった
ウォーターサーバーの料金は水の消費量で前後するため、家族が多かったり、水が美味しくて大量に使ってしまうと、請求金額を見た時に思ったより高いと感じてしまいます。
水の料金メーカーによりますが、「1セット(12L×2本) 3,600円」前後であることが多いです。
4人家族であれば飲水と料理によって1ヶ月で「2セット(12L×4本) 7,200円」ほど消費するので、料金を高いと感じるのも無理はないでしょう。
水の消費量が非常に多い家庭の場合は、天然水のウォーターサーバーよりも定額で飲み放題の「浄水型ウォーターサーバー」を利用した方が良いこともあります。
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あまり水を飲まないのに注文ノルマがあった
逆にあまり水を消費しないのに、注文ノルマがあるせいでウォーターサーバーを高いと感じる人も多いです。
ウォーターサーバーは大半のメーカーがノルマを設定しており、1ヶ月に10L~24Lほどの水が送られてきます。
水の消費量が少ない家庭だと飲みきれない水がどんどん送られてきて、料金も発生するので高いと感じるのも当然でしょう。
ただし、水の注文ノルマに関しては配送スキップや停止をできるメーカーが多いので、持て余している場合は配送スキップを活用したり、いっそ注文ノルマがないウォーターサーバーと契約すると良いでしょう。
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省エネ機能のない旧式サーバーを契約した
ウォーターサーバーは水代の他に、冷水や温水を作るための電気代も発生するので高いと感じる方も多いです。
例えば省エネ機能を非搭載の旧式のウォーターサーバーと契約してしまうと、水代の他に1,000円~1,500円ほどの電気代がかかります。
省エネ機能(エコモード)搭載のウォーターサーバーであれば電気代は300円~800円ほどなので、年間で考えるとコストにかなりの違いが出てくるでしょう。
最近のサーバーは省エネ機能が搭載されているものが大半なので、旧式のサーバーを取り扱っているメーカーは避けるべきでしょう。
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ウォーターサーバーはペットボトル水と比較してどれくらい高い?
ウォーターサーバーとペットボトル水を比較した表を作りましたので、ご覧ください。
ウォーターサーバーの比較対象としては、浄水型で代表的なコスモウォーター、ボトル購入型で代表的なコスモウォーターを。
ペットボトル水の比較対象は、スーパーで必ずと言って良いほど見かけるサントリーの南アルプスの天然水を選んでいます。
24Lってどれくらいの量?
2人暮らしでウォーターサーバーを使用する場合、一般的には1ヵ月で24L程度使用すると言われています。
ただし、1人暮らしでも自炊が多く家でもコーヒーや紅茶などを良く飲む場合は、30L程消費される方もいらっしゃいます。
また、比較表の2社を含む多くのウォーターサーバーの会社では、1ヵ月の最低利用量として24Lはオーダーする必要があることが多いです。
ウォーターサーバーのほうが料金は高い
比較表を見てみると、やはりペットボトルの水の方がウォーターサーバーに比べてコストパフォーマンスが高いです。
1ヵ月辺りの料金を比較すると、南アルプスの天然水はクリクラよりも1,550円、コスモウォーターよりも2,298円ほど安くなることが分かりました。
ただし、サントリーの南アルプスの天然水は2Lボトルを最安値で12本まとめ買いした料金で計算しているので、500mlペットボトルを買ったり、コンビニで買い続ける場合はウォーターサーバーの方がお得になるケースもあるでしょう。
ウォーターサーバーは送料無料でお水を配送してくれる点で有利
ただし、ペットボトルの水と比較する場合、ウォーターサーバーの強みは水を無料で自宅まで配送してくれる点にあります。
ペットボトルの水はまとめ買いすると非常に重く、自宅に運ぶのは大変です。
特に自宅がマンションの上層にあったり、エレベーターのないアパートに住んでいる場合は、持ち帰るまでに重い水を抱えなくてはいけません。
また、通販などでペットボトルの水を頼むと、料金は安くても送料が発生するので、トータルで見るとウォーターサーバーの方がお得だったりします。
自分で重たい水を毎回運ぶのが嫌だという方は、ウォーターサーバーに切り替えると生活のQOLが結構上がることもあります。
ウォーターサーバーの基本となる水代がやや高いのは、その中に送料や配送にかかる人件費が含まれていると考えることもできるでしょう。
ウォーターサーバーは水道水と比較してどれくらい高い?
比較項目 | 水道水 | コスモウォーター |
---|---|---|
料金(24L) | 4.4円 | 4,104円 |
塩素 | あり | なし |
各種薬品 | あり | なし |
料金の高さやコスパ比較では水道水が圧勝
水道水の料金ですが、東京都水道局で調べたところ1リットル当たりおおよそ0.1~0.2円です。
ウォーターサーバーは1リットル辺り100円~170円ほどのメーカーが多いので、金銭面だけを考えると水道水はウォーターサーバーはもちろん、ペットボトルよりも圧倒的に優れています。
水道水は飲料だけでなくお風呂やトイレにも使用する日々の暮らしに欠かせないものですので、国によって、他の水と比較して破格とも言える料金が定められています。
水道水は美味しさや安全面で疑問が残る
単純に安さだけで考えるなら水道水を飲み続けるのが一番安く済みますが、料金が高いにも関わらずウォーターサーバーが人気な理由が、水の美味しさと安全性です。
水道水は知っての通り、消毒のために塩素や様々な薬品を投入しており、それがカルキ臭や雑味に繋がっているため、味を美味しくないと感じる方が多いです。
また、水道水は水源が汚染されている事があったり、一時期は放射能物質が検出されていたので、国が塩素や薬品で安全性が確保されていると言っても安心できない人は少なくないでしょう。
一方、ウォーターサーバーの多くは富士山や阿蘇といった自然豊かな大地の安全で美味しい天然水をそのまま使用しているので、塩素や薬品は一切入っておらず水道水と比べると味の美味しさは雲泥の差です。
値段の高さを比較すると水道水が圧倒的にお得ですが、水の美味しさや安全性を重視するのであれば、ウォーターサーバーを選んだほうが良いでしょう。
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高いと感じてもウォーターサーバーを利用するメリット
ここでは、ウォーターサーバーがペットボトルや水道に比べて高くても選ばれる、コスパが良くなる理由をご紹介していきます。
- 安心安全の美味しい水が気軽に飲める
- ペットボトルを持ち運ぶ手間が不要になる
- 冷水、温水がいつでも飲める
- 乳児のミルクづくりが楽ちんになる
- 金銭面だけ見るとウォーターサーバーのコスパは悪い
安心安全で美味しい水が気軽に飲める
水道水とウォーターサーバーを比較した項目でも少し触れましたが、ウォーターサーバーは多少高いものの「安心安全で美味しい水」が家でいつでも楽しめるという点で優れています。
もちろん水道水も厳しい水質基準をクリアしているので安全なのですが、消毒や殺菌のために塩素(カルキ)を入れているため、味はまずいし薬品を入れていることが気になるという声も少なくありません。
特に小さなお子さんがいる家庭は、子どもに飲ませる水は薬品が入っていない安全なものにしたいという理由から、ウォーターサーバーを始める方が多くなっています。
重いペットボトルの水を家まで運ぶ必要がない
既にペットボトルの購入で飲食の水を賄っている方の多くを悩ましているのは、ペットボトルをスーパーから持って帰って来る手間や労力です。
その点、ウォーターサーバーは重い水を持ち運ぶ必要がなくコスパが高いと言えるでしょう。
先ほど紹介したように毎月24Lもの水を持ち運ぶのは結構な労働です。
実際、重いペットボトルを持ち運ぶ手間を省きたくてウォーターサーバーを始めたという方も多くいらっしゃいます。
ペットボトルは捨てるのも大変
ペットボトルを飲料用にしている方は、どんどんペットボトルのゴミが溜まって来ると思います。
ペットボトルの分別は曜日指定されていたり、キャップを外しておかなければいけないなど、ちょっと面倒です。
ペットボトルは購入からゴミとして捨てるまでいくつもの手間が必要なので、ある意味ではコスパはあまり良くありません。
一方、ウォーターサーバーは12Lごとに1ボトル交換するだけで済むので、捨てる場合も手間が12分の1になるという点でコスパが良いでしょう。
冷水、温水がいつでも飲める
ウォーターサーバーの料金が高くても、最も手放せなくなる理由が冷水、温水がすぐに出る機能と言われています。
筆者の家庭では毎日夜に温かい飲み物を食後に飲むのですが、ウォーターサーバーならすぐに熱湯が出るのでお湯を沸かしている時間を待つ必要もありませんし、仕事から帰ってきてすぐにキンキンに冷えた水を飲めるのが非常に便利です。
毎日ウォーターサーバーから冷水とお湯を出すたびに便利さを実感しているので、もう手放す事はできないなと思っています。
冷蔵庫の場所にゆとりが持てる
冷蔵庫には様々なものを保存するため、時にペットボトルの水を入れるスペースに苦労することがあります。
しかしウォーターサーバーがあれば12Lもの水が常に冷えているので、冷蔵庫の貴重なスペースを占拠することはありません、
また、何度も冷蔵庫の扉を開けることなく、レバー1つで冷水を飲むことができます。
料理や乳児のミルク作りに活用できる
ウォーターサーバーがあると、温水や冷水で料理をより美味しく作ったり、手間もかかる赤ちゃんのミルクを簡単に完成させることが可能です。
例えば、赤ちゃんが生まれたばかりの家では、粉ミルクを溶かすために水道水のカルキ抜きを行ったり、熱湯を湯冷ましするなど非常に手間がかかります。
慌ただしい子育ての中で毎回お湯を沸かしたり、ミルクを作ってから冷めるまで待つのはかなり面倒です。
しかしウォーターサーバーがあれば70℃~80℃というミルク作りに最適な温度のお湯が瞬時に出ます。
そのため、子育て世代を中心に、コストが高くても無くてはならないアイテムとして利用している方が多いです。
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災害時の備蓄水になるから
料金が高くても、ウォーターサーバーの水を備蓄水として活用する目的から契約している方も多いです。
東日本大震災などを契機に、ウォーターサーバーの備蓄水が注目されています。
災害で水道管が壊れてしまった場合、水道水の復旧には1ヵ月程度掛かることもあるのですが、その時に役立つのがウォーターサーバー備蓄水です。
水道が9割復旧するまでの日数
- 阪神淡路大震災:37日
- 東日本大震災:24日
ちなみに水の備蓄は1人1日で3L必要とされており、災害時は1人辺り9Lあれば安心と言われています。
つまり2人暮らしであれば18L、4人暮らしであれば36Lの備蓄があると、救助や水の配給が来るまで飲水に困らない可能性が高いです。
これだけの量の水を定期的に新しいものと入れ替えて常備しておくのは手間ですが、ウォーターサーバーを置いていれば機器内の水と予備ボトルで自然と一定量の水の備蓄ができるという訳です。
ウォーターサーバーの高い以外のデメリット
設置場所が必要
ウォーターサーバーは、固定の置き場所が必要となるため、水道水に比べるとコスパが悪いと言えるでしょう。
様々な大きさのウォーターサーバーがありますが、ある程度の大きさがあるので、購入前に大きさをしっかり測り邪魔にならない場所があるのか確認する必要があります。
購入してから、まさか置けると思っていた場所に置けなかったとか、邪魔になったと思わなくて済むように気を付けましょう。
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12Lのボトルは取り替えが大変
ウォーターサーバーの盲点とも言えるのは、家の前までは配達業者さんが重い水を運んで来てくれるのですが、家の中では自分達で運ばなければいけないという点です。
特に、ボトルをウォーターサーバーの上部に逆さ向きに差し込まなければいけないものなどは、大変という声が多いです。
しかし、これもウォーターサーバーのブランドにより、足元で簡単に入れ替えることもできるので使い勝手がいいものを選ぶように意識しましょう!
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ウォーターサーバーは高い?コスパを比較まとめ
金額面だけで比較すると、ペットボトルや水道水よりもウォーターサーバーの方が高いのは間違いありません。
しかし、冷水や温水がいつでも飲めたり、自然と災害対策向けの備蓄ができたりと、高くてもウォーターサーバーを契約するメリットは少なくありません。
今やウォーターサーバーは多くの家庭が導入していますので、興味のある方はいくつかの公式サイトを比較してみても良いでしょう。
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