給湯器の据置台を使用するメリットと設置方法の流れなどを解説

給湯器の据置台を使用するメリットと設置方法の流れなどを解説

壁掛型の給湯器を、据置型の給湯器のように設置できる、据置台と呼ばれる台があります。

この記事では、給湯器の据置台を設置するとどんなメリットがあるのか、据置台を設置する際の流れや注意点などについて解説します。

給湯器の設置形状の違い

給湯器には壁掛型と据置型の2種類があります。

  • 据置型
  • 壁掛型

据置型

据置型は壁には設置されておらず、地面やブロックの上に置かれているタイプの給湯器です。本体の横から配管が出ていることで、据置型だということがわかります。

壁掛型

壁掛型は家の外壁に設置されているタイプの給湯器で、本体の下から配管が出ているのが特徴です。省スペース性に優れ、日本の住宅事情においても汎用性の高いのが壁掛形の給湯器です。

据置型と壁掛形で機能的な差はほとんどありませんが、出荷台数ベースでいえば汎用性が高い壁掛形の方が据置型給湯器より人気となっています。

据置台を使用するメリット

壁掛型の給湯器に据置台を設置すると、主に下記のようなメリットがあります。

  • 壁掛型給湯器を据置きで使用できる
  • 外壁に負担を掛けない
  • 給湯器まわりの見た目がスッキリする
  • 壁掛型給湯器を据置きで使用できる

据置台を設置すると、壁掛型給湯器を据置きで使用することができるようになります。

コストや設置場所の都合で壁掛形を選ぶケースはもちろん、同じ機能の据置機が製造終了しており壁掛型を使うしかない場合などにも据置台の利用は有効です。

壁掛型給湯器を据置きで使用できるようになると、次のようなメリットがあります。

外壁に負担を掛けない

壁掛型給湯器を設置すると、それなりの重さもあるため長年使用しているとどうしても外壁に負担がかかってきます。据置台を設置すれば、建物の外壁にあまり負担をかけずに給湯器を使い続けることができます。

地震で落下する恐れがなくなる

据置台を設置することで、地震などの自然災害に遭ったときでも壁から給湯器が落下するリスクを最小限に抑えることができます。

給湯器まわりの見た目がスッキリする

壁掛型給湯器の下の部分には配管が付いていますが、据置台を設置することで配管が見えなくなり、見た目がスッキリします。

給湯器据置台の設置方法

給湯器の据置台の設置方法は、以下の流れで行います。

  1. 古い給湯器を撤去する
  2. 据置台を設置する
  3. 給湯器を据置台の上に乗せ、壁・据置台としっかり固定する
  4. 配管を繋ぎ、据置台のフタを閉めて完成

地面の上に据置台、据置台の上に壁掛形給湯器と積み上げる形となるため、本体が安定する形で設置することが重要です。

本体を据置で設置できる、かつ、本体・据置台・地盤の固定作業が行える、十分なスペースがあること設置場所の要件となります。

据置台を設置する場合の注意点

給湯器の据置台を設置する際には次の点に注意が必要です。

据置台・給湯器本体はしっかり固定する

据置台と給湯器の本体は設置する際にしっかりと固定しないと、自然災害が起こったときなどに動いてしまうことがあるので注意が必要です。

設置工事は専門の業者が行いますが、自分自身でも工事内容を把握しておき、きちんと工事が行われているかを確認しましょう。

設置する給湯器のタイプが変わると、給湯器や据置台を取り付けるだけでなく、壁の隙間補修を行ったり、以前の穴を塞いで新たな穴を開けたりといった作業が必要になってきます。

後々トラブルにならないよう、業者と相談する際に事前に確認しておくことが大切です。

給湯器本体の交換時は据置台も交換が必要に

給湯器を交換する際は、本体の大きさも変わるので据置台も交換する必要があります。据置台が壊れていないからまだ使えると思っても、以前のものを引き続き使うことはできません。

配管を伸ばし過ぎないこと

据置型の給湯器から壁掛型の給湯器に変更する場合は、配管を伸ばし過ぎないように注意が必要です。あまり配管を伸ばし過ぎてしまうと、お湯が出るまでの時間が長くなってしまうことがあるので、あらかじめ業者に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

給湯器の据置台の設置方法と取り付けの流れについてご紹介しました。

給湯器の据置台を設置する作業をする際は、安心して仕事を任せられる業者に依頼することが大切です。そして、作業を行う前には事前に打ち合わせをして、トラブルのないようスムーズに工事を進めましょう。

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