中硬水とは？効果やデメリット、おすすめの中硬水を紹介
「硬水や軟水は聞いたことがあるけれど、中硬水って何？」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中硬水とは何なのか、硬水とは何が違うのか、どんな特徴や効果があるのかなど詳しくご紹介していきます。
日本人にはあまり馴染みのない中硬水ですが、硬水が飲みづらくてやめてしまった方や、軟水以外の水をはじめて飲む方にはおすすめな水となっています。
記事の後半では、美容・健康効果があるおすすめの中硬水もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事を読むと分かること
- 中硬水の特徴3つと硬水との違い
- 中硬水を飲むことで得られる3つの効果
- 中硬水がおすすめな人
中硬水とは？
硬水と軟水の中間の水
中硬水とは、軟水と硬水の中間に位置する硬度を持った水のことを指します。
水は1L中に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラルの量によって、種類が分類されています。
中硬水はミネラル成分が硬水より少なく、軟水より多く、硬水と軟水のちょうど中間の位置付けとなっています。
| 分類 | 硬度(ミネラル量) |
|---|---|
| 軟水 | 0～100mg/L |
| 中硬水 | 101～300mg/L |
| 硬水 | 301～1000mg/L |
限られた採水地でしか採取できない
日本は沖縄などの一部地域を除き、硬度100mg/L以下の軟水が出る地域がほとんどで、中硬水は一部の限られた採水地でしか採取できません。
中硬水は軟水よりもミネラル成分が豊富で、硬水よりも角が立たず飲みやすい等メリットが多いのですが、日本では採水地が限られているせいで希少な水となっています。
特にシリカなどの美容に良いとされる希少成分が含まれた中硬水は、さらに採水地は限られています。
そのため、コンビニで売っている軟水や硬水のミネラルウォーターと比べると、中硬水のミネラルウォーターはやや価格が高いことも多いです。
中硬水のメリットや効果を紹介
硬水や軟水にはない中硬水の様々な特徴について詳しく解説していますので、まずはチェックしてみましょう。
中硬水のメリットや特徴
- 硬水よりも飲みやすい
- 軟水よりもミネラルをしっかりと摂取できる
- 料理や飲み物にも使うことができる
- 美容や健康に良い効果
- 便秘の解消効果
- ダイエット効果
硬水よりも飲みやすい
中硬水は硬水と比べてミネラル成分が少ないため、日本人でも飲みやすいという特徴があります。
日本で流通している水は軟水が多く、硬水の独特なクセのある味が苦手という方も多いのではないでしょうか。
しかし、中硬水は硬水ほど味にクセがなく「硬水を飲んでみたけど飲みづらくてやめてしまった」という方は、一度中硬水を試してみることをおすすめします。
ただし、中硬水にもミネラル成分が入っているので、軟水よりは飲みにくさがあります。はじめて軟水以外の水を飲むという方は注意してください。
軟水よりもミネラルをしっかりと摂取できる
中硬水には硬水ほどではないものの、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。
軟水にはこれらのミネラル成分はほとんど含まれていないため、普段の水を中硬水に変えるだけで体に良いミネラルを簡単に摂取することができます。
ミネラルは私たちの体に必要な栄養素のひとつですが、不足しがちな栄養素でもあります。体内でつくり出すこともできないので、健康な体づくりのためにも、普段の水を中硬水に変えて手軽にミネラルを摂取してみてはいかがでしょうか。
料理や飲み物にも使うことができる
中硬水は、軟水と同じように料理や飲み物に使うことができます。
硬水ほどクセのある味ではないため、中硬水でお茶やコーヒーを淹れても味を邪魔をすることはありません。
さらに、中硬水に含まれるミネラル成分によって、ジャガイモやかぼちゃなどの煮崩れを防止したり、ごぼうやレンコンなどのアク抜きをしたりすることもできます。ビーフシチューなどブロック状の牛肉を煮込むときに使えば臭みを取ることもできるでしょう。
軟水と硬水の良いところを両立できる中硬水は、飲むだけでなく料理にもおすすめです。
美容や健康に良い効果が期待できる
中硬水に含まれるミネラル成分のカルシウムとマグネシウムには、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化の予防や心筋梗塞・脳梗塞のリスクの軽減が期待できます。
さらに、ミネラルはお肌のハリや健康的な髪を保つのに必須な栄養素であるため、中硬水を飲むことで健康と美容、両方の効果も期待できるでしょう。
ミネラルは体内でつくり出すことができない不足しがちな栄養素でもあるので、中硬水で手軽に摂取してみてはいかがでしょうか。
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中硬水に含まれるマグネシウムには胃腸を刺激し活性化させたり、腸に体内の水を集めて便を柔らかくさせたりする作用があるため、便秘解消の効果を期待できます。
水を飲むことは便秘解消に効果的ですが、中硬水に変えることで効果をさらにアップさせることができるでしょう。
ただし、飲みすぎると逆にお腹が緩くなってしまうことがあるので、お腹が弱い方は特に注意してください。
ダイエット効果が期待できる
中硬水の中には、サルフェールやマグネシウムなどのデトックス効果があるミネラルを含むものもあるため、ダイエットの効果が期待できます。
サルフェールとは硫酸塩のことで、体内の有毒化合物を排出したり、新陳代謝を高める作用があります。さらに、利尿作用や便通をよくする作用もあるので、ダイエットをしている方は積極的に摂取したい成分と言えるでしょう。
中硬水を飲むだけで痩せられるというわけではありませんが、ダイエットの効果をアップさせることができるので、代謝を高めたい方やダイエットをしている方はぜひ中硬水を取り入れてみてください。
また、水を飲むことによるダイエット効果については下記の記事にて詳しく開始しているので、あわせて参考にしてみてください！
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中硬水のデメリットや注意点
- 飲みすぎるとお腹がゆるくなることがある
- 軟水しか飲んだことがない人は飲みにくい場合がある
- 希少なので値段がやや高い
中硬水のデメリットは上記の通りです。
基本的には「硬水」よりマイルドで飲みやすく、硬度も低いのでデメリットも抑えられています。
ただ軟水より硬度が高いのは間違いないので、合わない人だと飲みすぎるとお腹がゆるくなったり、軟水に飲み慣れていると若干の飲みにくさを感じる場合があるようです。
中硬水がおすすめな人
次に、中硬水がおすすめな人はどんな人なのか詳しくご紹介します。
中硬水は、美容や健康に気を使っている方はもちろんのこと、ダイエットをしている人や便秘に悩んでいる人にもおすすめです。
美容や健康以外にもおすすめな人はいるので、自分が当てはまるかどうかチェックしてみてください。
ダイエットや健康に気を使っている人
中硬水に含まれるミネラルは、私たちの体に必要な栄養素のひとつです。
ハリのあるお肌や艶のある髪などをキープするためにもミネラルの摂取はとても重要となっています。
さらにダイエット効果もあると期待されているため、美容に気を使っている方にとって手軽にミネラルを摂取できる中硬水は非常におすすめと言えるでしょう。
また、上記でもご紹介している通り、動脈硬化の予防や心筋梗塞・脳梗塞のリスク軽減効果も期待できるため、健康に気を使っている方やタバコを吸う方、お酒をよく飲む方にも中硬水はおすすめです。
さらに中硬水には、ダイエット効果や便秘解消効果もあるので、ダイエットの効果をアップさせたい方や便秘に悩んでいる方もぜひ一度試してみてください。
硬水だと飲みにくく感じる人
硬水にはミネラルが豊富に含まれているため、水道水をはじめとした軟水に慣れた日本人にとっては飲みにくい水とされています。
硬水を飲んだことがある方は、あの独特なクセのある味に驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。
中硬水は硬水よりミネラルが少ない分、非常に飲みやすいため、健康や美容のためにミネラルを摂取したいけど、硬水は苦手という方は中硬水がおすすめです。
料理や飲み物にもこだわりの水を使いたい人
中硬水は硬水のようなクセがないので、料理や飲み物の味を邪魔することはありません。そのため、飲み水だけでなく料理や飲み物にもこだわりの水を使いたいという方にもおすすめです。
中硬水には、煮崩れ防止効果や肉の臭みやアク取り効果などもあるため、料理に使うことで美味しさをアップさせることができます。中硬水を摂取することができ、さらに料理も美味しくなるのは一石二鳥と言えるでしょう。
また、水にはこだわりたいけれど中硬水は少し飲みにくいという方は、飲み物からはじめてみてはいかがでしょうか。お茶やコーヒーで飲むことで飲みやすくすることができます。
水にこだわりつつ無理のない範囲で取り入れていけるような工夫をして、中硬水生活を楽しんでいきましょう。
中硬水の効果やデメリット、おすすめの中硬水まとめ
今回は、中硬水の様々な特徴や効果、硬水との違いなどについてご紹介しました。
中硬水は料理や飲み物に使うこともできるため、そのまま飲む以外の方法があるのはおすすめなポイントといえます。
軟水に慣れた日本人にも飲みやすい中硬水は、体に必要なミネラルを手軽に摂取できます。
