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ウォーターサーバーが水漏れする原因や対策、損害賠償の有無を解説

安心・安全で美味しい水がすぐに飲めることで人気のウォーターサーバーですが、水漏れのトラブルに見舞われることがあります。

今回はウォーターサーバーが水漏れする原因や水漏れを事前に防ぐための対策や、水漏れを起こってしまった際の対処法、損害賠償の有無について詳しく解説します。

使用しているウォーターサーバーの水漏れトラブルが不安な方や、水漏れトラブルが発生して現在お悩みの方は、ぜひ最後まで参考にしてみてください!

この記事を読むと分かること

  • ウォーターサーバーが水漏れする原因
  • ウォーターサーバーの水漏れを防ぐ方法
  • ウォーターサーバーが水漏れした時の対策
  • ウォーターサーバーが水漏れした場合の損害賠償の有無

ウォーターサーバーから水漏れする原因

ウォーターサーバーから水漏れ?4つの主な原因

ウォーターサーバーが水漏れするときには、どのような原因が考えられるのでしょうか?

ここでは、ウォーターサーバーが水漏れしている時に考えられる主な原因について詳しく解説します。

水漏れの主な原因

  1. ボトルの破損
  2. 給水コックのゆるみ・故障
  3. ボトルの設置が上手くできていない
  4. その他ウォーターサーバーの破損・故障

ボトルの破損

ウォーターサーバーの水漏れトラブルで最も多い原因が水ボトルの破損です。ウォーターサーバーのボトルはメーカーによって素材も形も異なります。

リターナブルボトルの場合であれば、回収し再利用するため強度が高く、よほどの事がない限り割れたり破れたりすることがありません。

一方、使用後に自宅で処分できる使い捨てのワンウェイボトルやビニール素材のパック式の場合、交換時に落としたりぶつけたりした衝撃などで破損してしまうケースがあります。

特にビニールはこちらが丁寧に扱っていても、業者側の保管や輸送時に負担がかかっていて破ける事故が起きやすいです。

ワンウェイボトルやビニールパック式のウォーターサーバーを使用している方は、交換や保管のタイミングで傷つけてしまわないよう慎重に扱うことが大切です。

給水コックのゆるみ・故障

コックのゆるみ

次に多い水漏れの原因として、給水コックがゆるんでいたり、故障しているケースがあります。

給水コックを強く押したり、無理な方向に引っ張ってしまうなどするとコックが緩んでしまい水漏れの原因となるので、前述したボトルやビニールパックへの異常が見られなければコックの状態を確認し、ゆるみがあれば水が漏れないようきつく締めておきましょう

給水コックは水やお湯を出すたびに利用するので、ウォーターサーバーの中でも使用頻度が高く故障しやすい箇所です。

普段から使い方に注意して、違った様子が見られた場合には早めに対処して大きなトラブルを回避するようにしましょう。

ボトルの設置が上手くできていない

水漏れの原因としてボトルの設置ミスが原因というケースも多いです。

一般的なウォーターサーバーのボトルは12Lのガロンボトルのため、サーバー上部に取り付けるタイプであれば持ち上げるだけで一苦労です。

そのため設置の際に設置が上手くいかずボトルがずれていたりすると、ボトルとサーバーの結合部分から水が漏れてくる可能性があります。

ボトルが重いせいで設置が上手くいかず、頻繁に水漏れを起こすようであれば、ボトル足元交換型のウォーターサーバーや水道浄水型ウォーターサーバーを検討してみるのもよいでしょう。

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その他ウォーターサーバーの破損・故障

ボトル本体の破損や設置ミス、給水コックの故障の他にもウォーターサーバー内部の故障や破損が原因で水漏れを起こしている可能性があります。

設置してすぐに水漏れがある場合は、ウォーターサーバー本体に不備がある・故障箇所がある可能性があります。

初期不良の場合はウォーターサーバーを交換してもらえる可能性が高いので、異変を感じたらすぐにメーカーに問合わせしましょう。

ウォーターサーバーの水漏れを事前に防ぐ対策

ボトルの設置

ウォーターサーバーから水漏れしてしまうと、状況によっては床が水浸しになる、家財道具が傷むなどのトラブルに発展することがあります。

水漏れを事前に防ぐために日常的に気をつけたいことなど対策をご紹介します。

ウォーターサーバーの水漏れを防ぐ対策

  1. 使い捨てボトルや水パックの扱いを丁寧にする
  2. ボトルの設置方法が正しいか確認する
  3. コック部分に故障や緩みが無いか確認する
  4. サーバーの下にタオルを敷いておく

水ボトルやパックの扱いを丁寧にする

ウォーターサーバー水漏れを防ぐためには、水漏れの最大の原因となるボトルや水パックの扱いに注意するのが大切です。

特に使い捨てタイプのワンウェイボトルや水パックは、リターナブルボトルに比べてとても破損しやすいです。

配達の梱包を開けるハサミやカッターでボトルやビニールパックを傷つけてしまうことも多いので、慣れた作業であっても慎重に行いましょう。

また、交換時もボトルをぶつけたり乱雑に置いたり、無理に押し込んでしまうとその瞬間にボトルが破損してしまうこともあるので注意してください。

ボトルの設置方法が正しいか確認する

ボトルが正しく設置されていない

水漏れを防ぐためにはボトルの設置方法が正しいか確認しておくことも大切です。

特に12Lサイズのボトルは重いため、ボトルを持ち上げるだけで精一杯な方もいると思いますが、設置がしっかりできているかの確認は怠らない様にしてください。

画像のように重いからといって斜めに差し込んだりしてしまうと、ボトル設置の不具合や結合部分の破損に繫がります。

ウォーターサーバーの取扱説明書に目を通し、正しい設置方法を確認しておきましょう。

コック部分に故障や緩みが無いか定期的に確認

給水コックは毎日何回も使う部分なので、定期的にセルフメンテナンスをするようにしましょう。

前述した通りコックが緩んだり、破損していると水漏れの原因となってしまいます。

もしコックが緩くなっていたら自分で締め、破損やサビが見られたら水漏れをする前にメーカーに交換を依頼すると良いでしょう。

故意にコックを破壊しているケースでもない限り、多くのメーカーでコックの交換は無料・サポートパックの対応の範囲ですので、気軽に依頼をして大丈夫です。

サーバーの下にあらかじめタオルを敷いておく

水漏れの対策として、ウォーターサーバーの下に、あらかじめタオルを設置しておくというのもおすすめです。

タオルがあれば万が一水漏れした場合であっても、家具や床への被害を最小限に抑えることができます。

ただ吸水のためとはいえタオルを何枚も敷いてしまうと今度はサーバーが不安定になって転倒するリスクが出てきますので、1~2枚程度に抑えておいた方が良いでしょう。

ウォーターサーバーが水漏れしている時の対処手順

ウォーターサーバーが水漏れしている時の対処手順

では、もしもウォーターサーバーが水漏れしてしまった場合に、どのように対処したらいいのでしょうか?

正しく対処することでウォーターサーバーの故障や大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

今水漏れで困っている、どうしたらいいのか分からないとお悩みの方はぜひ参考にしてください。

水漏れしている時の対処手順

  1. 温水スイッチを切る→サーバー電源を切る
  2. 可能な限り状況証拠として写真を撮影しておく
  3. サーバーから水とお湯を出し切る
  4. 水で濡れてもよい場所にサーバーを移動する
  5. 濡れた床や家財を清掃・保護する

STEP①|温水スイッチを切る→サーバー電源を切る

水漏れを見つけたらまず行うことは、温水スイッチを切ってウォーターサーバー本体の電源を切ることです。

水漏れが起こっている状況では感電のリスクがあり大変危険な状況なので、ウォーターサーバー全体を見回して原因を確認するためにも電源を切ることを忘れないようにしましょう。

ウォーターサーバーの周りに他の電化製品を置いている場合も、漏電・感電の可能性が防ぐためにも合わせて電源を切りコンセントを抜いておくと安心です。

STEP②|可能な限り状況証拠として写真を撮影しておく

可能な限り状況証拠として写真を撮影しておく

次にメーカーに問合せる際に状況を詳しく説明できるよう、可能な限り状況証拠として写真を撮影しておきましょう。

メールで問合わせをしたり、担当者に来てもらうときにも水漏れの状況を説明するためには写真があると大変便利です。

こちらの過失でなく、ウォーターサーバー側の故障や不具合であると証明できれば交換や後述する賠償金の請求がスムーズに進みやすいので、故障の疑われる箇所や、水漏れ被害の全容などなるべく細かい箇所まで複数枚撮影しておきましょう。

STEP③|サーバーから水とお湯を出し切る

水漏れは最悪の場合、一度発生してしまうとタンクの水が無くなるまでずっと出続ける可能性があります。

水漏れ被害を最小限に抑えるためにも、タンク内に水がまだ残っている場合は、バケツなどを用意して給水口からも水を出し切りましょう

また、水を全て出し切る際には慌てて温水でやけどをしてしまうことがないよう、落ち着いて行いましょう。

STEP④|水で濡れてもよい場所にサーバーを移動する

風呂場など水漏れできる場所

水漏れによって周りの家具や家電製品まで水に浸かってしまった…といった二次被害を防ぐためにも、水漏れを起こしたウォーターサーバーは風呂場など水に濡れてもよい安全な場所に移動しましょう。

室内であればビニールシートを敷き、その上に移動すると床が濡れません。

特に床置型タイプのウォーターサーバーを使用している場合は移動が大変ですので、怪我には十分注意しましょう。

STEP⑤|濡れた床や家財を清掃・保護する

水漏れによって床や家財まで濡れてしまった場合は、早めに拭いて乾燥させるなど清掃や保護を行いましょう。

特に賃貸住宅の場合は、水漏れによって大量の水が床に流れた場合に下の部屋まで水浸しになったり、床が傷んでしまうと、さらなるトラブルの原因となる可能性もあります。

また、木製の家具は長時間水に浸かると腐食したり、変形する可能性もあるため注意が必要です。

電化製品は浸水すると故障する可能性が高いため、動作確認を行い、水漏れによる影響がないか確認しておきましょう。

主要ウォーターサーバーメーカーの水漏れ時の対応一覧

メーカー名 問い合わせ先 メーカーの対応
プレミアムウォーター ・カスタマーセンター
Tel:0120-937-032
受付時間:10時~18時(年末年始除く)
・故意・過失でなければ基本的に無料で交換対応
クリクラ ・自身の契約店 ・月額417円(税抜)のあんしんサポートパック加入者であれば無償対応
フレシャス ・フレシャスお客様サポートセンター
Tel:0120-800-026
受付時間:平日9時~18時/
土日・祝日9時~17時(年末年始を除く)
・状況によっては無料で交換対応
・購入プランの場合は3年間は交換対応
コスモウォーター ・お客様サービスセンター
Tel:0120-1132-99
受付時間:9時~18時(年末年始を除く)
・通常使用範囲と判断されれば無料で交換対応
アクアクララ ・フランチャイズ加盟店・販売代理店
※ボトルを届けているお店
・基本的に無料で交換対応
※月額1,000~1,500円(税抜)のあんしんサポートに故障対応が含まれているため
うるのん ・お客様センター
Tel:0120-737-113
受付時間:9時~18時(年間数日の休みあり)
・通常使用での故障・破損であれば無料で交換対応
キララ ・キララお客様センター
Tel:0120-032-321
受付時間:平日9時~18時/
土日・祝日9時~17時
・月額550円(税抜)のキララサポートパック加入者は補償サービスで無料交換
※サーバー設置日から1年に1回まで
・故意・過失を除き、重要機能を喪失した場合は同等のサーバーと無償で交換
・修理の場合は5,000円(税抜)まで利用者負担、それ以上は補償対象

こちらが大手メーカーの、ウォーターサーバー水漏れ時の対応一覧です。

サポートプランへの加入が必要な場合もありますが、基本的にどこのメーカーも故意・過失による水漏れでなければ無料の交換対応をしてくれます。

子供がイタズラで壊してしまったり、意図的に故障させたと判断された場合は有料交換になる可能性が高いので、注意しましょう。

場合によってはこの機会に、乗り換えキャンペーンを活用して、水漏れへのサポートが充実しているメーカーに乗り換えてしまうのも手でしょう。

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ウォーターサーバーの水漏れによる損害賠償は請求できる?

ウォーターサーバーの水漏れによる損害賠償は請求できる?

ウォーターサーバーの水漏れによって、住宅や家財が破損したり修理が必要になったりする場合も考えられます。

ここでは、水漏れによるトラブルに損害賠償請求はできるのかどうか、パターン別に詳細をみていきましょう。

利用者に落ち度がある場合は損害賠償は請求できない

まず、利用者に落ち度があって水漏れが発生した場合、これはもちろん損害賠償請求はできません。

例えばボトルを誤って傷付け水漏れに発展したケースや、子どものいたずらで給水コックが破損して水漏れが発生した場合などは確実に利用者の落ち度となります。

どんなに水漏れによる被害が大きくても、損害賠償請求はできないことを覚えておきましょう。

メーカー側の不備が原因なら損害賠償を請求できる

設置直後の水漏れなど利用者に過失がなく、メーカー側の明らかな不備が原因となって水漏れが起きた場合は損害賠償を請求することができます。

ただし、このパターンの注意点はメーカーが過失を認めないときには補償を受けることができないということです。

明らかにメーカー側に過失があることを証明し、認めてもらう必要があるため、水漏れをした直後の写真撮影や状況確認を忘れないようにしましょう。

損害賠償請求できる範囲

使用者に落ち度がなく、ウォーターサーバーの不具合・不備によって水漏れが発生した場合には、損害賠償請求を行うことができます。

ここでは、損害賠償請求の対象例をご紹介します。

損害賠償請求の対象例

  • 水漏れによって変色・変形した畳やフローリングの張替え
  • 水漏れが原因の電化製品の故障
  • (賃貸住宅の場合)下の階への被害・水漏れによる天井の変色や腐敗・二次被害があった住人への慰謝料

状況やメーカーの対応によっては必ずしも賠償が受けられるわけではないため、注意しましょう。

ウォーターサーバーから水漏れの原因や対策、損害賠償の有無まとめ

ウォーターサーバーから水漏れする原因や対策、水漏れした時の対処法や損害賠償の詳細についてご紹介しました。

水漏れを未然に防ぐためには、ウォーターサーバーのボトルを正しく丁寧に扱うことが大切です。

何らかの原因でウォーターサーバーが水漏れしてしまった時には、迅速に対応することで被害を最小限に抑えることができるため、慌てずに手順を追って対処するようにしてくださいね。

明らかにウォーターサーバーメーカー側の落ち度があった場合には損害賠償請求も可能ですが、それを証明する必要がありますので、ご注意ください。

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