給湯器の処分方法まとめ。粗大ごみで廃棄できる?

給湯器の処分方法まとめ。粗大ごみで廃棄できる?

給湯器が故障して買い替えるときや、10年以上使って寿命になったとき、または家を建て替えたときなどに、古い給湯器を処分する必要が出てきます。

給湯器を処分する機会はめったにないので、いったいどうやって処分したらいいのか、料金がいくらかなど、さまざまな疑問が出てくることでしょう。この記事では、給湯器をどのようにして処分したらいいのか、処分の流れと方法についてご紹介します。

給湯器の処分時の流れ

給湯器を処分するときは、まず処分や廃棄の方法を決め、それから給湯器の取り外しを行って処分するという流れになります。

給湯器は基本的に個人が捨てることができないので、きちんと手順を踏んで処分を行いましょう。

  • 給湯器の処分・廃棄方法を検討
  • 給湯器の取り外し
  • 給湯器の処分

給湯器の処分・廃棄方法を検討

給湯器を処分する際は、まず処分・廃棄の方法を検討します。給湯器の処分方法はいくつかあるので、取り外しを行う前に、どこに処分・廃棄を依頼するかを決めておく必要があります。

給湯器の取り外し

給湯器の処分・廃棄方法が決まったら、次に給湯器を取り外します。買取業者などに処分を頼むと、取り外しもやってもらえると思う人もいるのですが、基本的に取り外しと処分は別なので注意しましょう。

給湯器の処分

給湯器の取り外しが終わったら、処分を依頼した業者から指定された方法で、給湯器の処分を行います。

不要になった給湯器の取り外しはガス会社や電気事業者に依頼

買取業者などに取り外し工事を頼むのは、避けた方がいい

不要になった給湯器の取り外しは、基本的にガス会社や電気事業者が行うのが原則です。

給湯器の処分を頼んだ不用品回収業者などから、「取り外しもできます」と言われる場合もあるのですが、危ないので避けた方が賢明です。

給湯器を取り外すときは、専門的な知識が必要

給湯器はガスまたは電気を扱う製品で、電気ポットのようにコンセントに差し込めば簡単に使えるというものではありません。そのため、取り外す際には専門的な知識が必要です。

取り外した後も、配管の処理や電気工事を行うことがあるので、いい加減なやり方をすると非常に危険です。もちろん、給湯器の持ち主が勝手に取り外すのもNGです。

無資格でいい加減な取り外し工事を行う業者もいる

たとえば、プロパンガスのお宅の給湯器を取り外す場合、「液化石油ガス設備士」の資格が必要ですし、都市ガスの場合でも「ガス機器設置スペシャリスト」などの資格がないと、安心して取り外し工事を任せることはできません。

しかし、業者の中には無資格でいい加減な取り外し工事を行う業者も少なくなく、トラブルが発生しているのも事実です。

取り外し費用を安く済ませるために作業の雑な業者に頼んでしまうと、買い取ってもらうはずの給湯器が壊れ、買い取りを断られてしまうケースもあります。

ガス・電気・水に関する設備機器は、取り扱いを一歩間違えば大事故につがります。廃棄処分のための取り外しはくれぐれも慎重に判断して業者選びを行いましょう。

給湯器の処分方法

給湯器の処分方法は、さまざまあります。以下、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

給湯器の処分方法 それぞれのメリット・デメリット
処分方法 メリット デメリット
ガス会社・電気事業者 ・取り外しと処分の両方を任せられる。
・専門の知識と技術を持つスタッフが対応。
・処分費用が高い。
リサイクルショップ ・処分費が0円になるか、または値が付けばお金が入る。 ・機種や状態によっては、引き取ってもらえない。
・店舗まで持って行くのが大変。
不用品回収業者 ・自宅まで取りに来てもらえる。
・リサイクルショップよりも高値で買い取ってもらえる可能性がある。
・機種や状態によっては、引き取ってもらえない。
フリマアプリ
ネットオークション
・リサイクルショップや不用品回収業者よりも、高値で買い取ってもらえる可能性がある。
・全国の人が見ているので、買い手が現れる可能性が高い。
・出品から落札、発送までの作業が面倒。
・買い取ってもらえるまで、給湯器を手元に置いておかなければならない。
スクラップ業者 ・古い給湯器や、壊れた給湯器でも買い取ってもらえる。
・環境に優しい。
・近隣にスクラップ業者がないと、遠方まで持って行くのは大変。
自治体の粗大ごみ ・処分費用が安い。 ・対応している自治体がほとんどない。
・粗大ごみとして出すのが大変。

上記の表を見てわかる通り、給湯器の処分方法には廃棄だけでなく、買い取ってもらうという選択肢もあります。リサイクルショップや不用品回収業者、フリマアプリ、ネットオークション、スクラップ業者などがその例です。

ただし、買い取ってもらえる給湯器は「製造後3年以内」が目安となります。売却できるのは処分を考える人のごく一部に限られるかもしれません。

給湯器の処分費用・回収利益を方法別で比較

給湯器の取り外し・処分費用・回収利益の目安は、次の通りです。
太字は給湯器の売却で回収利益が出た場合の金額です。

給湯器の取り外し・処分費用、回収利益の比較
処分方法 処分費用・回収利益 取り外し費用 総費用
ガス会社、電気事業者 3.000円~5,000円 ガス会社、電気事業者に依頼:
30,000円~50,000円
33,000円~55,000円
リサイクルショップ 0円~30,000円 0円~50,000円
不用品回収業者 0円~50,000円 20,000円~50,000円
フリマアプリ・ネットオークション 0円~65,000円 35,000円~50,000円
スクラップ業者 100円~200円 29,800円~49,900円
自治体の粗大ごみ 500円~1,000円 30,500円~51,000円

給湯器を処分ではなく売却して、利益が出る可能性があるのは

  • 不用品回収業者
  • フリマアプリ・ネットオークション

いずれかの方法のみとなります。
ただし、給湯器の処分で利益が出せるのは、給湯器を高価で売却でき、かつ、取り外し費用を低額に抑えられたケースに限られます。
実際は、不用品回収やフリマアプリ・ネットオークションで給湯器を売却したとしても、処分にかかる費用の少しの足しにできるかどうか程度で考えておけば良いでしょう。

ガス会社・電気事業者に処分を依頼する

電話1本で取り外しから処分まで任せられる

最も簡単に処分を済ませられるのが、ガス会社や電気事業者に依頼する方法です。ガス給湯器の処分はガス会社へ、電気給湯器の処分は電気事業者へ連絡をします。

電話1本で取り外しから処分まですべて済ませられる上に、専門のスタッフが対応してくれるので、安心して工事を任せられます。

費用が高いというデメリットはありますが、給湯器を取り外した当日にそのまま処分してもらえるので、一度に用事を済ませられるのは大きなメリットでしょう。

古い給湯器は、ガス会社・電気事業者一択になる可能性が高い

特に古い給湯器の場合は、あれこれ悩んで処分先を探しても、結果的にガス会社・電気事業者一択になる可能性が高いです。

古い給湯器を不用品回収業者やネットオークションなどに出しても、売れる可能性はほぼないでしょう。

リサイクルショップに持ち込む

需要のある給湯器は、中古でも買い取ってもらえる

不要になった給湯器は、製造後3年以内で状態が良ければ、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合もあります。

リモコンが付いているものであれば、数千円程度の値が付くこともあります。たとえばエコジョーズなどは、3,000円~5,000円で買い取ってもらえる可能性もあるでしょう。製品の種類や状態によっては、万単位の価格が付くこともあります。

キッチンに付いている小さな瞬間湯沸かし器や、エコジョーズ、エコキュートといった商品は人気があり、買い取りの対象になる可能性が高いです。たとえば「パロマ エコジョーズFH-E247AWL」のように、壁に張り付いているあまり大きくない給湯器などは、需要があるので売却しやすいでしょう。

他に売りたいものがあれば、一緒に持ち込むことで買取額をアップ

リサイクルショップの場合は店頭への持ち込みが基本なので、他に売りたいものがあれば一緒に持ち込むことでトータルの買取額をアップできます。

給湯器自体が多少古くても、他の買取品に魅力的なものがあると一緒に引き取ってもらえるかもしれません。

不用品回収業者に処分を依頼する

自宅まで取りに来てもらえるので、重い給湯器を処分するときに便利

不要になった給湯器を不用品回収業者に買い取ってもらうこともできます。自宅まで取りに来てもらえるので、重量や大きさのある給湯器を処分する場合は、リサイクルショップよりも不用品回収業者に頼んだ方が楽でしょう。

業者によっては、製造後4~5年のものでも需要があれば買い取ってもらえるケースがあります。

また、不用品回収業者は、リサイクルショップよりもやや高値で買い取ってもらえる傾向にあります。売却できそうな給湯器をお持ちの方は、まず電話をして型番と使用年数を伝えると、売れそうな給湯器かどうかがはっきりするでしょう。

違法業者に処分を依頼しないよう注意を!

ただし、不用品回収業者の中には、一般廃棄物処理法の許可または市区町村の委託を受けずに、違法で回収している業者も少なからずいます。

そのような業者に処分を依頼すると、不適切な処理をされてしまう可能性があるので、注意しましょう。必ず「一般廃棄物処理業許可」または市区町村から委託された業者に依頼することが大切です。

「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では、不用品回収を行うことはできません。

フリマアプリ・ネットオークションで売却する

全国津々浦々の人が見ているので、買い手を見つけやすい

最近多いのが、ネットを利用して売却する方法です。給湯器も、比較的新しいものや新品の在庫品などが多数出品されています。

ネットオークションなどは全国津々浦々の人が見ているので、買い手が見つかる可能性が高いというメリットがあります。需要とピッタリ合えば、購入者が現れるかもしれません。

給湯器には10号・16号・20号・24号・28号といった大きさの単位があり、基本的に大きくなるほど買取価格が上がります。

ただし、28号ぐらいの大きさになると、逆に価格が大きく下がります。28号を使う一般家庭はほとんどないので、需要が少ないからです。

ネット上でのやり取りはトラブルも多い

インターネット上で売りに出すと、リサイクルショップや不用品回収業者よりも比較的高い金額で売却できる可能性があります。ただし、重い給湯器は送料も高いので、差し引きでどうなるかは難しいところです。

買い取ってもらえるまで、給湯器を手元に置いておかなければならないのも、デメリットのひとつです。

また、ネット上での商品のやり取りはトラブルも多いので、給湯器に傷などがある場合は必ず説明するなど細かい気配りも必要です。

スクラップ業者に引き取ってもらう

業者に持ち込むと100円~200円ぐらいで買い取ってもらえる

給湯器を処分するときの穴場的な存在として、スクラップ業者に引き取ってもらうという方法もあります。

給湯器の中には鉄や銅など、リサイクルして使えるものがたくさん入っているので、店舗に持ち込むことができれば100円~200円ぐらいで買い取ってもらえます。

処分費用を節約でき、環境にも優しい

買取額はわずかですが、ガス会社や電気事業者に支払う処分費用がなくなるので、実質3,000円以上節約することができます。

スクラップ業者に再利用してもらった方が、ただ処分するよりは環境に優しいというのも嬉しい点です。自宅の近くにスクラップ業者があれば、検討してみてもいいでしょう。

自治体で粗大ごみとして処分する

給湯器を粗大ごみで出せる自治体は限られる

給湯器を自治体で粗大ごみとして処分するという方法もあるのですが、実は粗大ごみとして給湯器を処分できる自治体はほとんどありません。

お住まいの自治体のホームページで、まずは確認してみましょう。もし粗大ごみとして廃棄できるようであれば、ガス会社や電気事業者に依頼するよりも安く処分できます。

給湯器を粗大ごみとして廃棄できない場合

分解して燃えないごみとして廃棄する

給湯器を粗大ごみとして破棄できない場合は、分解して燃えないごみとして廃棄することもできます。

かなり大変な作業ではありますが、サンダーやインパクトなどの工具を使って分解し、他の燃えないごみと一緒に少しずつ出しましょう。

ただし、工具がない人は5,000円ほどかけて買わなければならないので、ガス会社や電気事業者に処分してもらった方が安いかもしれません。

給湯器を処分する場合の注意点

給湯器の取り外し・処分は専門業者に相談を

給湯器の処分についても費用の安さだけにつられず、間違いのない専門業者に依頼することが大切です。

給湯器処分を専門業者に頼む最大のメリットは信頼性です。
給湯器の取扱いに精通したスタッフにより、適切に対応してもらうことができます。
不法投棄などいい加減な処分をされる可能性も低減できるでしょう。

ホームページやSNS、Google Mapでの評判等をチェックし、給湯器やガス工事に関する有資格者が在籍する、修理実績も多い業者を選ぶようにしましょう。

灯油の抜き取り忘れ・電池の取り外し忘れに注意

灯油を使う給湯器は必ず灯油を抜き、電池を使う給湯器は必ず電池を取り外してから処分に出すようにしましょう。

灯油の抜き忘れや、電池の取り出し忘れは、火災などのトラブルにつながる可能性があります。
専門家でない人が給湯器を処分しようとすると、以外と基礎的な安全対策のことは忘れがちなもの。
取り外し後にネットや不用品回収での処分する場合も、取り外した給湯器をそのまま、長時間放置しておくのは、いたずらや事故につながる可能性もあり、非常に危険です。

取り外した給湯器の取り扱いはなるべく速やかに、十分に注意して行うようにしましょう。

まとめ

給湯器の処分の方法についてご紹介しました。給湯器を粗大ごみとして処分できる自治体はほとんどなく、取り外しは必ずガス会社・電気事業者に頼む必要があります。

処分する際には業者選びを慎重に行い、安心・安全に給湯器を処分しましょう。

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