給湯器のエラーコード750の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「750」は、ドレン排水制御電子ユニットの通信不良などが原因で起こるエラーです。エラーの深刻度や内容は、給湯器のメーカーや形式などによって異なることがあります。
エラーコード「750」の多くは、浴室リモコンや増設したリモコンに関係する異常が生じており、基本的には専門業者による修理が必要です。エラーコード「750」が出た際は、自己判断をせずに、正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「750」の不具合内容
給湯器のエラーコード「750」は、ドレン排水制御電子ユニットの異常で起こるエラーです。また、浴室リモコンや増設したリモコンが正常に作動しない場合にも、エラーコード「750」が表示されます。
台所のリモコンは使えることが多いですが、エラーコード「750」が発生すると不安定な状態になっているため、エラー頻発の可能性が高いです。
通信不良やリモコンに関する他のエラーコードとしては、「763」などがあります。
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
750 | ドレン排水制御電子ユニット通信不良 |
763 | リモコン信号線誤接続(施工不良)、給湯機器本体とリモコンの通信不良 |
おおまかにはドレン排水制御電子ユニットの異常
ドレン排水制御電子ユニットで通信不良などの異常を検知すると、エラーコード「750」が表示されます。
また、エラーコード「750」は、浴室リモコンに不具合がある状態給湯器や、浴室リモコンとの間で通信が正常に行われなかった場合に表示されます。
主な原因としては、浴室リモコン本体の異常や故障、リモコンケーブルの地絡(漏電の一種)、給湯器の電装基板の不具合が考えられます。
給湯器のエラーコード「750」の対処方法
給湯器の運転を全て止めます。次に給湯器リモコンの運転スイッチを「切」り、再度運転スイッチを「入」れます。
エラーが消えているようであれば、そのまま使用できます。解決しない場合は、給湯器の電源コンセントを抜き差しする方法もあります。
これらの対処法でもエラーが消えない場合は、ドレン排水制御電子ユニットの故障が考えられるため、メーカーや給湯器業者に点検修理を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「750」の深刻度
エラーコード「750」の深刻度は状況で異なりますが、基本的には給湯器リモコンのオンオフや電源リセットなどで直る可能性は低いです。
ドレン排水制御電子ユニットや台所・増設したリモコンの故障など、専門業者に対応してもらう必要がある不具合かもしれないので、修理依頼をした方が良いでしょう。
一時的に動かなくなっているだけだったり、誤検知によるエラー発生だった場合は、運転スイッチのオンオフや電源の抜き差しなどで直るケースもあります。
リンナイの給湯器エラー「750」原因と対処方法
原因はドレン排水制御電子ユニット通信不良
リンナイの給湯器エラー「750」は、 ドレン排水制御電子ユニットで通信不良を検知したことを示しています。電子ユニットの不具合が起こると、エラーコード「750」が表示されます。
対処方法・表示内容
給湯器の使用を止めて、リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラー表示が消えている場合、一時的な不具合や誤検知だった可能性があります。エラーが消えていないようなら、電源コンセントを抜き差しします。
これらの操作をしてもエラーが消えず復旧できない場合、メーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
パロマの給湯器エラー「750」原因と対処方法
原因は風呂・シャワーリモコン故障
パロマの給湯器エラー「750」は、風呂(シャワー)リモコンで異常を検知したことを示しています。
給湯器と浴室リモコンとの通信不良や故障の可能性があると、エラーコード「750」が表示されます。
対処方法・表示内容
給湯器の使用を止め、運転スイッチを「切」ります。一定時間経過後、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えていれば、たまたま一時的に動かなくなっただけですが、あまり安全な状態とは言えません。エラーが消えない場合には、電源コンセントを抜き差しします。
対処をしてもエラーが消えない、再点灯する場合、メーカーのパロマや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
パーパスの給湯器エラー「750」原因と対処方法
原因は浴室・増設リモコン通信異常
パーパスの給湯器エラー「750」は、浴室や増設したリモコンで異常を検知したことを示しています。
給湯器と浴室リモコンあるいは、増設したリモコンとの通信不良が起こると、エラーコード「750」が表示されます。
対処方法・表示内容
まず給湯器の使用を止めます。給湯器リモコンの運転スイッチを「切」って、しばらく待ってから再度運転スイッチを「入」れます。
エラーが消えているかどうか確認し、エラーが消えない時は、電源コンセントを抜き差し電源リセットを行います。
復旧手順を試してもエラーが消えず復旧できない場合、メーカーのパーパスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「750」原因と対処方法
原因はドレン排水制御電子ユニット通信不良
東京ガスの給湯器エラー「750」は、ドレン排水制御電子ユニットで通信不良を検知したことを示しています。
給湯器と浴室リモコンとの通信不良が起こると、エラーコード「750」が表示されます。
対処方法・表示内容
給湯器の使用を止めてから、リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再度運転スイッチを「入」れてください。
エラーが消えているかどうか確認します。エラーが消えない場合には、給湯器の電源コンセントを抜き差しします。
これらの操作をしてもエラーが消えず復旧できない場合、メーカーの東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
長府製作所の給湯器エラー「750」原因と対処方法
原因は浴室リモコンと制御基板間の異常
長府製作所の給湯器エラー「750」は、浴室リモコンと制御基板間で通信が途絶えたことを検知し、給湯器の運転を停止しています。
対処方法・表示内容
給湯器本体の電源コンセントを3秒以上「切」った後、再度「入」れて警報解除します。
それでも復帰しない、または再発する場合は、メーカーの長府製作所や給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「750」が直らない場合
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても給湯器エラー「750」が直らない場合、ドレン排水制御電子ユニットの故障が考えられます。
給湯器リモコンのオンオフ、電源リセットでの復旧ができなければ、浴室リモコンや増設したリモコン周りに不具合が起こっているため、専門業者の判断が必要となります。
また、経年劣化などで給湯器の使用年数が長くなると、エラーコード「750」が発生しやすくなります。
給湯器エラー「750」が出た場合は、速やかにメーカーや給湯器業者に修理依頼することをおすすめします。
まとめ
給湯器のエラーコード「750」は、ドレン排水制御電子ユニットの異常や、浴室その他、増設したリモコン間での通信異常が原因で起こるエラーでした。
一時的な不具合などによってエラーが発生することもありますが、多くの場合でメーカーや給湯器業者などへの修理依頼が必要になります。
給湯器エラー「750」が消えずに復旧しない場合、使用している給湯器メーカーまたは給湯器業者に相談しましょう。