給湯器のエラーコード430の意味は？原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「430」は、ドレンタンクの水位センサーが異常を検知すると起こるエラーです。
給湯器におけるエラーの深刻度は中程度で、簡単な操作で復旧できることもあります。ただし、部品の故障が原因の場合もあるので注意が必要です。
エラーコード「430」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「430」の不具合内容
ドレンタンクで水位電極に異常が起こると、給湯器ではエラーコード「430」が表示されます。
ドレンタンクとは
ドレンタンクとは、蒸気の凝縮で流入するドレン（水分が気体から液体に変化したもの）を貯めるタンクのこと。
同様のエラーコードに「432」「433」があります。頭に「43」が付くエラーは、いずれも水位センサーの異常を示しています。
エラーコード43*系統の内容
| エラーコード | エラーの内容 |
|---|---|
| 430 | ドレンタンク水位電極異常、ドレンタンク内の水位センサー異常 |
| 432 | 水位センサー異常、ふろに関する水位センサーが正常に動作していない |
| 433 | 暖房水位電極異常、暖房付き給湯器の水位の検出異常 |
同じ水位センサーの異常でも、発生した場所に応じて「43」以降のエラーコードは異なります。
おおまかにはドレンタンクに不具合が起こっている状態
給湯器のエラーコード「430」は、ドレンタンク内の異常や水位を測るためのセンサーに不具合が起こっている状態（ドレンタンク水位電極異常、ドレンタンク内の水位センサー異常）です。
エラーが解消されない場合、センサーの異常や部品が故障している可能性が高いです。
給湯器のエラーコード「430」の対処方法
給湯器のスイッチを「切」った後、しばらく待ってから給湯器のスイッチを「入」れてエラーが消えているか確認します。
コネクタの接続ミスであれば復旧できる可能性もありますが、エラーが解消されない場合は早急に点検または修理を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「430」の深刻度
給湯器の不具合としての深刻度は中程度となっており、簡単な操作でエラーが解消されることもあります。
電装基板やハーネスコネクタ、水位電極部品が故障していると深刻度が一気に上がり、早急な修理または部品の交換が必要です。
リンナイの給湯器エラー「430」原因と対処方法
原因はドレンタンク内の異常
リンナイの給湯器エラー「430」は、ドレンタンク内の異常を示しています。
対処方法・表示内容
エラーコード「430」が表示された場合は、点検修理が必要です。
運転スイッチを「切」ったら、速やかにメーカーのリンナイまたは給湯器業者に点検修理を依頼してください。
ノーリツの給湯器エラー「430」原因と対処方法
原因はドレンタンク内の水位センサー異常
ノーリツの給湯器エラー「430」は、ドレンタンク内の水位センサーが正常に働かず、水を検知していない状態を示しています。
対処方法・表示内容
運転スイッチを「切」ったら、すぐにメーカーのノーリツまたは給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
部品交換をしても直らない場合には、給湯器の交換が必要です。
東京ガスの給湯器エラー「430」原因と対処方法
原因は熱源機器の異常
東京ガスの給湯器エラー「430」は熱源機器の異常を示しています。
また、ドレンタンク内の水位以上やセンサーの異常が検知されると、エラーコード「430」が表示されて機器が停止します。
対処方法・表示内容
運転スイッチを「切」ってから、ドレンタンク内の状態を確認します。ドレンタンク水位電極の「低」が消えていたり、「高」がONの場合は故障が考えられます。
故障が疑われる場合、コネクタが正常に作動していない場合も東京ガスまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「430」が直らない場合
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても給湯器のエラーコード「430」が消えない場合、ドレンタンク内の異常が考えられるので自力での復旧はできません。
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
給湯器のエラーコード「430」は、エラーが消えてもドレンタンク内の水位センサーや水位の検出異常などが考えられます。さらにエラー表示が直らない場合は、不具合としての深刻度が一気に高くなります。
給湯器エラー「430」が消えず改善されないようなら、できる限りメーカーまたは給湯器業者に相談・見積もり依頼することをおすすめします。
まとめ
給湯器のエラーコード「430」は、ドレンタンク内の水位センサーの異常が原因で起こるエラーでした。
簡単な操作でエラー表示が直ることもありますが、直らない場合はドレンタンク内の水位センサーなどの復旧作業が必要になります。
不具合を抱えたまま使うのは危険が生じるため、自己判断せずに使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談するようにしましょう。
