給湯器の電源はつけっぱなし・都度消しのどちらがお得?待機電力を小さくする方法なども紹介

給湯器の電源はつけっぱなし・都度消しのどちらがお得?待機電力を小さくする方法なども紹介

「給湯器の電源は切ったことがない」という人もいれば「朝オンにして夜オフにしている」という人もいるかもしれません。エアコンもじつはつけっぱなしがお得なのではとたびたび話題になっていますが、はたして給湯器の場合はどうなのでしょうか?本記事では、給湯器の電源はつけっぱなしと都度消しのどちらがお得なのか、などについて解説します。

ガス給湯器に電源が必要な理由

ガス給湯器といってもガスだけで動いているわけではありません。ガス給湯器を電化製品の一種で、お湯を沸かすには電気も書かせません。具体的にはガス給湯器は何に電気を使っているのでしょうか。

給湯器の各種センサー等は電気が動力

キッチンの蛇口やシャワーから給湯器が沸かしたお湯が出てくるまでには、以下のようなプロセスを経ています。その途中で各種センサーや制御弁が作動させるために電気が必要なのです。

  1. ハンドルをひねる。
  2. 給湯器の中に水が流れ込む。
  3. 水の流れを水量センサーが読み取る。
  4. 給湯器がお湯を沸かす準備に入る。
  5. ガスの点火に必要な空気をバナーに送り込むファンモーターが回る。
  6. イグナイターが火花を発生させたところに、開いたガス量制御弁からガスが流れ込み炎が発生。この炎で水をお湯にする。
  7. 温度センサーガス量制御弁を連動させながらリモコンで設定された温度になるようにガスの量を調整。
  8. 水量制御弁で水量を調整。

給湯器にかかる待機電力は1年間に約2,000円!

各種センサーを動かすためだけではなく、じつは給湯器も他の電化製品同様に待機電力が発生しています。使用中ではなくても電源につながっている限り一定の電気を消費しているのです。

給湯器の待機消費電力は電源をオンにしたままだと約8Wなので、電気代を26円/1kWhとした場合、もし1年間電源を入れっぱなしにしていたら…

待機電力の計算式

8÷100×24時間×365日=1,822円

つまり、およそ2,000円の電気代がかかっている計算です。「意外とかかっている!」と、思った人も多いのではないでしょうか。

つけっぱなしと都度消し、どちらがお得?

エアコンはつけっぱなしの方がお得かもしれないというのはネットでもたびたび話題になりますが、給湯器はどうなのでしょうか。

電気代そのものはどちらでもあまり変わらない

電源をオンにしている限り、ほんの少し水を出そうとしただけでもガス給湯器は着火の準備に入り各種センサーが作動してしまうことがあります。このため、わずかな電気代ではありますが、毎日何度も加算されているケースも少なくありません。

ただ、その電気代はごく小さなものなので、1人暮らしや2人世帯であればつけっぱなしも都度消しも電気代は大差ないといえます。一方、大家族では電気代の差は出てきますが、それでも年間で数百円違う程度といえるでしょう。

ミキシングハンドルに注意!

水とお湯をミキシングして使えるミキシングハンドルはとても便利ですが、電気代という観点からすると注意しなければいけません。「水だけを出しているから給湯器は作動していないはず」と、思っても、ほんの少しお湯側にハンドルが傾いているだけで給湯器に水が流れ込み、一連の湯沸かしプロセスがスタートしてしまうので注意してください。

電源つけっぱなしは光熱費アップの原因に

電源をつけっぱなしにしても都度消しにしても、給湯器の機能的には電気代は大差ありません。しかし、給湯器の電源をつけっぱなしにしているということは、その他の電化製品もあまりこまめにオンオフしていないのではないでしょうか。

給湯器をはじめとして電源を都度消しすることでわずかでも電気代を節約できる電化製品は少なくありません。「年間でほんの数百円の差しかないならつけっぱなしでもいいか」と思っても、すべての電化製品を合算したら数千円の差になるということもあります。

給湯器を含め、電化製品の電源はつけっぱなしでもいいやという心がけではやはり光熱費はアップしがちなのも事実です。

電源コンセントを抜くのは厳禁

「電源を都度消しにして少しだけ電気代を安くしたとしても待機電力は消費してる。いっそ、電源コンセントを抜いてしまえばもっと節約できる?」と、考える人もいるかもしれません。しかし給湯器の電源コンセントを抜くのは基本的にNGなので注意してください。

とくに要注意なのが冬場です。電源コンセントを抜くと自動ポンプ運転、凍結予防ヒーターなどの凍結防止機能が作動しなくなり、配管部分の水が凍結して破損する危険が高まります。リモコンにエラーが表示されて電源を入れ直すのを推奨された時意外は、給湯器のコンセントを抜くのは厳禁です。

給湯器電源の都度消しはガス代の節約になる?

給湯器は都度消しすれば電気代をわずかですが節約できることがわかりました。一方、ガス代はどうなるのでしょうか。

つけっぱなしにしてもガス代は変わらない

古い給湯器でバランス釜と呼ばれる種火を少しずつ燃焼させているようなタイプなら確かに都度消しにした方がガス代はかからないといえます。しかし、今ではバランス釜タイプの給湯器はほとんど使われていません。

現在の給湯器はバランス釜と違って電源をつけっぱなしにしていても、それだけでガス代がかかることはありません。しかし、ハンドルがお湯側に傾いているままで水を出してしまい、湯沸かしプロセスがスタートしてガスが点火、わずかなガス代が発生することはあるので要注意です。

過度な電源ON・OFFはリモコンの接触不良の原因に

給湯器の電源ON-OFFはリモコンのタッチパネルでの操作になります。誤作動によるガス代発生を防ぐために都度消しするという考え方もあるかもしれませんが、過度なタッチパネルの操作は故障の原因にもなりかねません。

もし、タッチパネルが接触不良で故障してしまったら、給湯器ごと交換しなければいけないケースもあります。それをまかなえるほどガス代が節約できるわけでもありませんし、タッチパネルを触りすぎるのはあまりおすすめできないのも事実です。

給湯器の待機電力を小さくする方法

以上の情報をまとめると、給湯器の光熱費はお湯を沸かす際にかかる分よりも待機電力に左右されるといえそうです。つまり光熱費を下げるには待機電力を小さくするのがカギになります。給湯器の待機電力をできるだけ小さくするにはどうすればよいのでしょうか。

電源を都度消しする

電源をオフにすれば待機消費電力は約6Wになります。電源がオンになっている時の待機消費電力、約8Wと比較してわずかに少ないのです。したがって、1年間にかかる電気代は、

  • 6÷100×24時間×365日=1,366円

となり、電源をオンにしたままでいるよりは年間およそ500円の節約にはなります。電源をいちいちオフにするのは面倒と思うのか、それでも多少なりとも電気代を安くしたいと考えるか意見が分かれるところでしょう。

ただ、都度消しはなかなか面倒なものです。最初のうちはうっかりつけっぱなしにしてしまうこともあるでしょう。それでも、できる範囲で取り組んでみると確かに光熱費が安くなっているのを多少なりとも実感できるはずです。

エコジョーズにする

省エネをセールスポイントにしているノーリツのエコジョーズですが、待機電力はなんと0.9W。待機電力による年間の電気代も約213円と一般的な給湯器と比較してケタ違いに安くできます。

さらに、エコジョーズなら毎日お湯はりをしても1週間の電気代は約0.93円。水道料金、ガス料金も抑えられるエコジョーズにすることで光熱費をグンと節約できるでしょう。電源の都度消し以上に「光熱費をコストカットしている!」と、実感したい人はエコジョーズにするのもおすすめです。

まとめ

給湯器はつけっぱなしにするよりも都度消しにした方がわずかではありますが電気代を節約できます。もっとも、年間数百円しか安くならないので、いちいちスイッチをオン・オフにする手間を考えたら「つけっぱなしでかまわない」と、考える人もいるでしょう。

給湯器の電気代をグンと安くしたいのであれば、省エネタイプのエコジョーズに交換してしまうというのもひとつの方法です。ただ、給湯器の交換ともなれば一大事ですし費用もかかります。

まずは電源をこまめにオン、オフするようにしながら、エコジョーズなどの省エネタイプの給湯器をじっくりと選択してみてはいかがでしょうか。

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