給湯器の排気カバーって何?設置をおすすめするケースとは?

給湯器の排気カバーって何?設置をおすすめするケースとは?

給湯器の排気カバーは必ずつけなくてはいけないものではありません。しかし「この給湯器には排気カバーをつけた方がいい」というケースがあるのも事実です。そもそも排気カバーの役目は何なのか、どんな種類があるのか等、給湯器の排気カバーについて詳しく解説します。

給湯器の排気カバーは何のためにつける?

給湯器は通常、直方体の箱型をしています。その箱に銀色の小さな箱がさらに取り付けられているのを見たことがありませんか?じつは、これが排気カバーですが、いったい何のために設置されているのでしょうか。

排気口の高熱による火災を防ぐ

給湯器の排気は高温で古い機種では200℃になることもあります。そのため、排気口の近くに可燃物があると、湯沸かし器の不完全燃焼や火災事故を起こしかねません。燃えにくいブロック塀でさえ、光熱による火災を引き起こすリスクはあります。このため、給湯器の排気口から上方300mm、下方150mmは物を置かないようにメーカーでも推奨しているほどです。しかし、知らない間に植木が排気口付近に伸びてきていることもあります。そんな時、火災防止に役立つのが排気カバーなのです。

給湯器を壊れにくくする

排気カバーは排気口から給湯器内部に雨水、排気などが侵入するのを防ぎます。排気は水蒸気を含むので雨水同様に給湯器内部を腐食させるやっかいなものです。しかし、給湯器カバーをつければ雨水も排気も寄せ付けないため、結果的に給湯器を壊れにくくします。

給湯器の排気方向を変える

多くのマンションが玄関脇のPS(パイプスペース)に給湯器を設置しています。排気カバーをつけないでいると玄関先や部屋の中に排気が漂うことにもなりかねません。そこで排気方向を廊下側に変えるための排気カバーが活用されています。このように、排気カバーは排気方向を変更するのにも役立っているのです。

排気カバー設置をおすすめするケース

給湯器の排気カバーはどうしても付けなくてはいけないものではありません。いわばオプションであり、設置するかどうかはあくまでも個人の判断にゆだねられています。しかし、次のようなケースではぜひ排気カバーをおすすめします。

排気が隣地に流れている

一戸建ての場合、給湯器は裏庭などに設置されることが多いため、排気がどこに流れていくか気にしていない人も少なくありません。しかし、よく観察してみると隣の家に正面から流れ込んでいた……というようなケースもあります。そんな時はやはり、排気の流れを変えるために排気カバーをつけるべきといえるでしょう。

排気がたまりやすい

壁のすぐ近くに給湯器を設置していると、どうしても排気がたまりやすくなります。年中、熱と蒸気にさらされた壁はどんどん劣化が進んでしまうでしょう。金属製のフェンスならばサビの原因にもなります。こもった排気によって敷地周辺の空気も汚さないためにも排気カバーの設置をおすすめします。

排気カバーにはどんな種類があるの?

排気カバーは大きく分けて3種類あります。給湯器が設置されている状況に応じて適切な方向に排気を流せる排気カバーを選択するようにしましょう。

上方排気カバー

排気を排気口の上方へと誘導する排気カバーです。すぐに隣の家が迫っているなど、狭い場所にも設置できます。しかし、排気カバーの上にゴミやホコリがたまってしまうと、上方に排気が流れていかなくなるのが難点です。定期的に掃除をするようにしてください。

側方排気カバー

排気を排気口の左右に流します。排気の方向は左右両方、左右のどちらか片方など選択可能です。マンションで排気を上に排出するわけにはいかない場合などにおすすめです。

延長型排気カバー

給湯器から離れた場所に排気するための排気カバーです。筒状のパイプ型になっていて、パイプの先端から排気するようになっています。給湯器が排気がこもりがちな場所に設置されている場合などにおすすめの排気カバーです。ただし、パイプは太めで目立つのが欠点ともいえます。

排気カバーがないとこんなトラブルが!

延長型排気カバーなどは住まいの外観をオシャレにしたい人にとっては「つけたくない」と、思うものかもしれません。しかし、排気カバーをつけるべきケースで設置を怠っていると、次のようなトラブルの可能性があるので注意しましょう。

隣の家から「排気があたる」とクレーム

給湯器は毎日休みなく使うものです。したがって、隣の家の排気が流れてくるのに困っている人は、日々、不快な思いをしているといっても過言ではありません。一方、排気を出している方はなかなか気づかないものです。お隣の方が意を決して「排気の熱やガス臭に困っている」といってきた時には、クレームを受けた側は想像もつかないような深刻な事態になっていないとも限りません。ご近所トラブルを回避するためにも、給湯器を隣家スレスレに設置している場合は排気カバーもつけておいた方が心配ないともいえます。

排気口の周辺にサビが発生

給湯器の排気はたくさんの水蒸気を含んでいます。そのため、排気がこもりがちだと排気口周辺をサビさせてしまうこともあるので注意してください。とくにエコジョーズは排気温度が低いので排気が上昇しにくく停滞しやすくなっています。排気口周辺の金属製の壁、扉などをサビさせるのに時間はかかりません。排気口周辺のフェンスなどを長持ちさせたいならば、排気カバーを設置するようにしましょう。

気になる排気カバーのお値段

給湯器の排気カバーを付けてみようと思っても、お値段が気になる人もいるでしょう。いったい排気カバーとはいくらくらいのものなのでしょうか。

排気カバーは数千円とリースナブル

排気カバーは安ければ2,000円程度、高いものでも10,000円ほどです。このようなリーズナブルな価格で給湯器の劣化を防いでくれるならば安い買い物といえるでしょう。また「どうしても排気カバーをつけなければいけないというわけではない。つけた方が安心」という場合でも「とりあえずつけてみるか」と、手を伸ばしやすい価格なのではないでしょうか。

給湯器の交換時に排気カバーもつけるのがお得

排気カバーの設置を業者に依頼した場合、どうしても工事費数千円はかかります。場合によっては、排気カバーの本体価格よりも高いこともあるでしょう。一方、給湯器本体の交換時ならば、排気カバーの取り付けは基本的にサービスとなるケースがほとんどです。給湯器の交換を考えているならば、この機会にぜひ排気カバーも設置してはいかがでしょうか。

まとめ

排気カバーは排気の方向を変えることで、火災を予防したり、給湯器の劣化を防いだり、隣家とのトラブルを未然に防いだりとさまざまに役立ちます。とくに、給湯器の近くに可燃物がある、給湯器周辺のスペースがあまりないといった時には排気カバーをつけておいた方が何かと安心です。

排気カバーは箱状のものを給湯器につけるだけなので簡単にできるように思う人もいるかもしれませんが、やはり設置には専門知識と技術も必要です。素人が間違った取り付けをすれば重大事故を招くことにもなりかねません。必ず業者に相談して排気カバーを導入し、より安全に給湯器を利用できるようにしてみませんか?

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