給湯器のエラーコード511の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「511」は、給湯器内部のガス電磁弁(給湯ガス電磁弁異常)で起こるエラーです。
給湯器におけるエラーの深刻度は中程度となっており、基本的にユーザーの側で復旧はできません。内部の機器が故障している可能性が高く点検と修理が必要です。
エラーコード「511」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「511」の不具合内容
給湯器内部のガス電磁弁が故障し、給湯に不具合が出るとお湯が出なくなり、エラーコード「511」が表示されます。
同様のエラーコードに「510」「512」「513」があります。頭に「51」が付くエラーは、いずれも電磁弁の異常を示しています。
エラーコード51*系統の内容
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
510 | ガス電磁弁異常、ガス遮断機能異常 |
511 | 給湯ガス電磁弁異常 |
512 | 風呂ガス電磁弁異常 |
513 | 暖房元ガス電磁弁異常 |
同じ電磁弁の異常でも、発生した場所に応じて「51」以降のエラーコードは異なります。
おおまかにはガス電磁弁部品が故障している状態
給湯器のエラーコード「511」は、主に電磁弁部品が故障している状態が多く、給湯ガス電磁弁異常などによって発生します。
また、回路の配線が切れかかっていたり、コネクタ部分に異常がある場合もエラーコード「511」が表示されます。
給湯器のエラーコード「511」の対処方法
給湯器のスイッチを「切」ります。暫く待った後、給湯器のスイッチを「入」れてエラーが消えているか確認します。
エラーが消えたら、お湯が出るかどうか試します。お湯が出ない場合は、早急に使用している給湯器メーカーや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「511」の深刻度
給湯器における不具合としての深刻度は中程度です。多くは電磁弁部品の故障が考えられますが、機器やパネルの一時的なシステムエラーで「511」が出る場合もあります。
また、給湯器のスイッチのオンオフだけでエラーが消える場合もあり、本当に故障しているのかどうかの確認が必要です。
パロマの給湯器エラー「511」原因と対処方法
原因はガス遮断機能の異常
パロマの給湯器エラー「511」は、給湯器のガス電磁弁の異常でガスが遮断されたことを示しています。
また、給湯フレームロッドが故障した場合もエラーコード「511」が表示されます。
対処方法・表示内容
給湯器の運転スイッチを「切」った後、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
復旧しない場合は、メーカーのパロマまたは給湯器業者に修理を依頼してください。その上で、給湯ガス電磁弁やフレームロッドの部品交換をするか、機器が老朽化しているようなら修理せず給湯器を交換する方が安い場合があります。
パーパスの給湯器エラー「511」原因と対処方法
原因はガス電磁弁の異常
パーパスの給湯器エラー「511」は、給湯器のガス電磁弁に不具合が起こっていることを示しています。
対処方法・表示内容
運転スイッチを「切」って暫く待った後、運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えない場合やお湯が使えない場合は、メーカーのパーパスまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「511」原因と対処方法
原因は給湯ガス電磁弁やフレームロッドの異常
東京ガスの給湯器エラー「511」は、給湯器機内のガス電磁弁やフレームロッドが故障している状態を示しています。
対処方法・表示内容
運転スイッチを「切」り、運転スイッチを「入」れて給湯器のエラーが消えているか確かめます。その後、お湯が使えるかどうか試します。
お湯が使えず、エラーも消えないなど復旧しない場合は、東京ガスまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
大阪ガスの給湯器エラー「511」原因と対処方法
原因はガス回路の故障
大阪ガスの給湯器エラー「511」は、ガス回路が故障していることを示しています。
対処方法・表示内容
ガス栓が開いていることを確認した後、運転スイッチを「切」ります。5秒経ったらスイッチを「入」れて、お湯が使えるかどうか確認します。
復旧しない場合やエラーが消えない場合は、大阪ガスまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「511」が直らない場合
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても、給湯器のエラーコード「511」が消えない場合、部品の故障が考えられます。
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
給湯器エラー「511」は、突発的なエラーであれば電源のオンオフだけで直ることもありますが、通常は部品の交換または給湯器の交換が必要です。
給湯器エラー「511」が直らない場合は、給湯器メーカーまたは給湯器業者に相談・見積もり依頼することをおすすめします。
まとめ
給湯器のエラーコード「511」は、給湯ガス電磁弁やフレームロッドの故障が原因で起こるエラーでした。基本的に給湯器のオンオフだけでは、エラー表示もお湯が出ない不具合も直らないことがほとんどです。
エラーが消えないまま給湯器を使い続けると、機器の故障や火災の原因になります。給湯器エラー「511」が消えず改善されない場合は、使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談しましょう。