給湯器のエラーコード393の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「393」は、排気温度の測定部品が壊れたり、暖房機器のバーナーセンサーが異常を検知すると起こるエラーです。
エラーの深刻度は中程度ですが、短絡・断線などバーナーセンサーが故障している場合も多いので、そのまま使い続けるのは危険です。
エラーコード「393」が出た際は、自己判断をせずに修理を依頼するなど、正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「393」の不具合内容
排気温度の測定部品が壊れたり、ガス暖房付ふろ給湯機器などのバーナーセンサーが異常を検知すると、エラーコード「393」が表示されて暖房機器が停止します。
おおまかには暖房部分のバーナーセンサーなどが異常を検知した状態
給湯器のエラーコード「393」は、暖房部分のバーナーセンサー異常を示しています。
基本的に、暖房側の燃焼部分が正常に作動しないので、周辺機器にまで影響する可能性が高いです。
同様のエラーコードに「392」のバーナーセンサー異常(ふろ)などがあります。頭に「39」が付くエラーは、いずれもバーナーセンサーの異常を示しています。
エラーコード39*系統の内容
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
390 | 燃焼室温度センサー異常、給気・燃焼に関わるサーミスタやセンサーの異常 |
392 | バーナーセンサー異常(ふろ)、風呂側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
393 | バーナーセンサー異常(暖房)、暖房機器側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
同じバーナーセンサーの異常でも、発生した場所に応じて「39」以降のエラーコードは異なります。
各給湯器メーカーごとのエラー内容
メーカー名 | エラーコード | 不具合内容 |
---|---|---|
リンナイ | 393 | バーナーセンサー異常 |
ノーリツ | 393 | バーナー系統の不具合 |
パーパス | 393 | 暖房サーモカップル・暖房自己診断用フレームロッドの異常 |
東京ガス | 393 | バーナーセンサー異常 |
長府製作所 | 393 | 異常燃焼検出器不良による運転停止 |
給湯器のエラーコード「393」の対処方法
ガスの元栓を閉めて、すべての暖房機器の使用を止めます。
給湯器のスイッチを「切」ったら、メーカーまたは給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「393」の深刻度
給湯器における不具合としての深刻度は中程度ですが、各メーカーの対処方法を見ても「すぐにサービスに依頼して下さい」と書かれています。
暖房機器と給湯器の使用を止めた後は、必ず指示に従いましょう。
リンナイの給湯器エラー「393」原因と対処方法
原因はバーナーセンサーの異常
リンナイの給湯器エラー「393」は、燃焼側バーナーのセンサーで異常を感知したことを示しています。燃焼側のバーナーの短絡、断線が疑われる場合にエラーコード「393」が表示されます。
対処方法・表示内容
暖房機器、給湯器の使用を止めて、リモコンの電源もオフにします。その後、リンナイのメーカー窓口かリンナイの給湯器を扱う業者に修理点検を依頼してください。
ノーリツの給湯器エラー「393」原因と対処方法
原因はバーナー系統の不具合
ノーリツの給湯器エラー「393」は、バーナー系統の不具合(暖房バーナセンサ異常)を示しています。給湯器バーナーが正常に作動しないと、エラーコード「393」が表示されて給湯器の運転を停止します。
対処方法・表示内容
暖房機器、給湯器の使用を止めて、リモコンの電源もオフにします。その後、ノーリツのメーカー窓口かノーリツの給湯器を扱う給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
パーパスの給湯器エラー「393」原因と対処方法
原因は暖房サーモカップル・暖房自己診断用フレームロッドの異常
パーパスの給湯器エラー「393」は、暖房サーモカップル・暖房自己診断用フレームロッドで異常を検知したことを示しています。
また、燃焼が行われているかを監視するためのセンサー「暖房自己診断用フレームロッド」が、正常に作動しないとエラーコード「393」が表示されます。
対処方法・表示内容
ガスの元栓を閉めて、すべての暖房機器、給湯器の使用を止めます。
給湯器のリモコンの電源をオフにし、パーパスの修理窓口かパーパスの給湯器を扱う給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「393」原因と対処方法
原因はバーナーセンサーの異常
東京ガスの給湯器エラー「393」は、バーナーセンサーで異常を検知したことを示しています。バーナーセンサーの短絡、断線などの不具合が生じた場合にエラーコード「393」が表示されます。
対処方法・表示内容
暖房機器、給湯器の使用を止めて、リモコンの電源もオフにします。その後、東京ガスのメーカー窓口か給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
長府製作所の給湯器エラー「393」原因と対処方法
原因は異常燃焼検出器不良による運転停止
長府製作所の給湯器エラー「393」は、異常燃焼検出器不良による運転停止を示しています。燃焼系統のセンサーである燃焼検出器の故障などの不良を検知すると、エラーコード「393」が表示され運転を停止します。
対処方法・表示内容
ガスの元栓を閉め、暖房機能と給湯器とリモコンの運転スイッチを「切」ります。その後、長府製作所の修理窓口か給湯器交換業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「393」が直らない場合
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
給湯器のエラーコード「393」が消えない場合、暖房部分のバーナーセンサーなどが故障している可能性が高く、センサーが機能しないので危険です。
仮にエラーコードが消えたとしても、周辺機器への影響も踏まえてメーカーや給湯器交換業者に点検修理を依頼するようにしてください。
まとめ
給湯器のエラーコード「393」は、排気温度の測定部品や暖房に関するバーナーセンサーの故障、異常などが原因で起こるエラーでした。
仮にエラー表示が消えて給湯器自体は使えたとしても、暖房機能のバーナーが正常に燃焼しない可能性があるので放っておくのは危険です。
燃焼に関わる大切な部分なので、給湯器エラー「393」が出たら、使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談しましょう。