給湯器のエラーコード392の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「392」は、ふろバーナーのセンサー異常などで起こるエラーです。
エラーの深刻度は中程度で、大きな問題がなければ簡単な方法で復旧できます。ただし、燃焼系統のセンサーなど部品が故障している場合もあるので注意が必要です。
エラーコード「392」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「392」の不具合内容
ふろ側燃焼部分の温度を測るバーナーセンサーが正常に作動しないと、エラーコード「392」が表示されてしまい、お湯が使えない状態になります。
おおまかには風呂側の燃焼センサーが正常に機能しない状態
給湯器のエラーコード「392」は、風呂側の燃焼部分の温度を測るセンサー(バーナーセンサー、ふろバーナーセンサー、ふろ燃焼室サーミスタ等)の異常を示しています。
誤検知であれば、リモコンの再起動で復旧できます。復旧しない場合には、燃焼系統のセンサー部品が故障している可能性が高く、部品の修理交換または給湯器の交換が必要になります。
同様のエラーコードに「393」のバーナーセンサー異常(暖房)などがあります。頭に「39」が付くエラーは、いずれもバーナーセンサーの異常を示しています。
エラーコード39*系統の内容
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
390 | 燃焼室温度センサー異常、給気・燃焼に関わるサーミスタやセンサーの異常 |
392 | バーナーセンサー異常(ふろ)、風呂側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
393 | バーナーセンサー異常(暖房)、暖房機器側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
同じバーナーセンサーの異常でも、発生した場所に応じて「39」以降のエラーコードは異なります。
各給湯器メーカーごとのエラー内容
メーカー名 | エラーコード | 不具合内容 |
---|---|---|
リンナイ | 392 | バーナーセンサー異常 |
ノーリツ | 392 | ふろバーナーセンサー異常 |
パロマ | 392 | ふろ燃焼室サーミスタ断線 |
パーパス | 392 | 自己診断用フレームロッド異常(ふろ) |
東京ガス | 392 | バーナーセンサー異常 |
給湯器のエラーコード「392」の対処方法
ガスの元栓が開いているか、ガスが止まっていないか確認します。次にお湯の使用を止めて給湯器のスイッチを「切」ります。
しばらく待ってから給湯器のスイッチを「入」れ、エラーが消えているか確認しましょう。
エラーが消えなかったり症状が再発する場合には、燃焼センサーの部品が故障している可能性があるので修理が必要です。
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給湯器のエラーコード「392」の深刻度
給湯器における不具合としての深刻度は中程度です。
センサーの誤検知であれば、基本的にリモコンのオンオフだけでエラーはすぐに消えます。
リンナイの給湯器エラー「392」原因と対処方法
原因はバーナーセンサーの異常
リンナイの給湯器エラーコード「392」は、バーナーセンサーの異常を示しています。燃焼センサーが正常に作動しないと、エラーコード「392」が表示されて運転を停止します。
対処方法・表示内容
お湯の使用を止めて、給湯器の運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、給湯器エラーコード「392」が消えているかどうか確認します。
エラーが消えない、エラーコード「392」が頻発する場合には、メーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
ノーリツの給湯器エラー「392」原因と対処方法
原因はふろバーナーセンサー異常
ノーリツの給湯器エラー「392」は、ふろバーナーセンサー(燃焼系統のセンサー)が正常に機能していないことを示しています。
給湯器側の燃焼センサーが作動しないと燃焼ができないため、給湯器内でお湯をつくることができません。
対処方法・表示内容
給湯器の使用を停止し、リモコンの運転スイッチを「切」ります。再び運転スイッチを「入」れたら、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えない場合には、燃焼系統のセンサーが故障している可能性があります。メーカーのノーリツや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
パロマの給湯器エラー「392」原因と対処方法
原因はふろ燃焼室サーミスタの断線
パロマの給湯器エラー「392」は、ふろ燃焼室のサーミスタが断線したことを示しています。誤検知の可能性もありますが、給湯器エラー「392」が出ると燃焼系統のセンサーが断線やショートなどの可能性があります。
対処方法・表示内容
給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れたら、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えない場合には、燃焼系統のセンサーが故障している可能性があるため、修理点検をメーカーのパロマや給湯器交換業者に依頼してください。
パーパスの給湯器エラー「392」原因と対処方法
原因は自己診断用フレームロッドの異常(ふろ)
パーパスの給湯器エラーコード「392」は、自己診断用フレームロッドの異常(ふろ)を示しています。
フレームロッドとは、燃焼の異常を検知するためのセンサーです。給湯器内の燃焼系統のセンサーが正常に作動しないと、エラーコード「392」が表示されます。
対処方法・表示内容
すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えない場合には、フレームロッドが故障している可能性があるため、メーカーのパーパスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「392」原因と対処方法
原因は風呂バーナーセンサーの異常
東京ガスの給湯器エラー「392」は、風呂側の燃焼系統のバーナーセンサーで異常を検知したことを示しています。
風呂側のエラーであり、給湯器でエラーコード「392」が出ると、追い焚きや自動湯はりができません。
対処方法・表示内容
給湯器の使用を停止し、リモコンの運転スイッチを「切」ります。再び運転スイッチを「入」れたら、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えなかったり症状が再発する場合、風呂バーナーセンサーが故障している可能性が高いです。風呂側でお湯の使用もできないため、東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「392」が直らない場合
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても給湯器のエラーコード「392」が消えない場合、風呂バーナーセンサーが故障している可能性が高く、部品の修理が必要です。
また経年劣化による故障であれば、給湯器本体を交換する必要があります。
放っておくと、お湯が使えないだけでなく周辺機器への影響もあるので、不具合の深刻度も高くなります。
給湯器エラー「392」が直らないようなら、安全のためにも放置をせずにメーカーや給湯器業者に修理点検の依頼をしてください。
まとめ
給湯器のエラーコード「392」は、バーナーセンサー・ふろバーナーセンサー・ふろ燃焼室サーミスタなど、風呂側燃焼部分の温度を測るセンサーの異常が原因で起こるエラーでした。
不具合によって風呂側の燃焼ができないと、追い焚きや自動湯はりができないので大変不便です。
給湯器のエラーコード「392」が消えず改善されない場合、センサー類が故障している可能性もあるので、使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談しましょう。