給湯器のエラーコード390の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「390」は、燃焼室温度センサーや給気・燃焼に関わるサーミスタの異常などで起こるエラーです。
エラーの深刻度は高く、自力で復旧するのは難しい内容となるため、専門業者に対応を依頼する必要があります。
エラーコード「390」が出た際は、自己判断をせず正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「390」の不具合内容
給湯器の燃焼に関わるセンサーが異常を検知すると、エラーコード「390」が表示されます。このエラーコードが表示されると、燃焼ができないためお湯が出ない状態になります。
同様のエラーコードに「392」のバーナーセンサー異常(ふろ)、「393」のバーナーセンサー異常(暖房)があります。頭に「39」が付くエラーは、いずれもバーナーセンサーの異常を示しています。
エラーコード39*系統の内容
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
390 | 燃焼室温度センサー異常、給気・燃焼に関わるサーミスタやセンサーの異常 |
392 | バーナーセンサー異常(ふろ)、風呂側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
393 | バーナーセンサー異常(暖房)、暖房機器側の燃焼センサーが正常に機能していない等 |
同じバーナーセンサーの異常でも、発生した場所に応じて「39」以降のエラーコードは異なります。
おおまかには給湯器の燃焼に関わるセンサーで異常を検知した状態
給湯器のエラーコード「390」は、燃焼室温度センサーや給気・燃焼関連のサーミスタなど、給湯器の燃焼に関わるセンサーにおける異常の検知を示しています。
具体的には、燃焼に関するセンサーなどが断線または短絡している可能性が高く、自力での復旧は難しい状態です。安全に使用するためにも、給湯器の点検修理を受けてください。
給湯器のエラーコード「390」の対処方法
すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラー表示が消えているか確認します。
エラー表示が消えている場合、お湯が出るかどうかを試してみます。部品の故障や断線などが発生している状況下では、お湯を出そうとしても再びエラーが表示されて出ない状態になります。
エラー表示が消えても不具合の原因は解消されたと言えない
一時的にエラーコードが解除されたとしても、給湯器が正常に燃焼できない可能性が高い状態なので、いつ壊れるか分からないため危険です。
安全性を確保するためにメーカーや給湯器業者に点検修理を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「390」の深刻度
エラーコード「390」の給湯器における不具合の深刻度は高く、基本的に給湯器リモコンの電源オンオフだけでは復旧できません。
一時的なシステムエラーなどによる表示でなければ、給湯器が正常に燃焼できない状態になっており、サーミスタの断線や短絡の可能性があります。
リンナイの給湯器エラー「390」原因と対処方法
原因は燃焼室温度センサー異常
リンナイの給湯器エラー「390」は、燃焼室温度センサーにおける異常の検知を示しています。
また、燃焼に関わるセンサーの断線や短絡の可能性がある場合などにも、エラーコード「390」が表示されます。
対処方法・表示内容
お湯の使用を止めた後、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、スイッチを「入」れ、エラー表示が消えているかどうか確認します。
エラー表示が消えている場合、お湯が出るかどうかを試してみます。お湯が出るようなら、一時的なシステムエラーだった可能性があります。
ただし、エラーコードが一時的に消えたとしても、不具合の原因は解消されません。給湯器を安全に使うためにも、専門業者に見てもらう必要があります。
エラー表示が消えない場合、エラーが消えてもお湯が出ない場合に限らず、メーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
ノーリツの給湯器エラー「390」原因と対処方法
原因は給気サーミスタ異常
ノーリツの給湯器エラー「390」は、給気や燃焼などに関わるサーミスタの断線や短絡、コネクタに異常がある場合に表示されます。
対処方法・表示内容
お湯の使用を止めた後、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再びスイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えて、お湯も使えるようになっている場合、一時的な不具合だった可能性もありますが、不具合の原因が解消された訳ではありません。
エラー表示が消えず、お湯が出ない場合は、給気や燃焼に関するサーミスタやセンサーの部品故障や配線の断線などが発生している可能性があります。
給湯器を安全に使うためにも、メーカーのノーリツや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
パーパスの給湯器エラー「390」原因と対処方法
原因は自己診断用フレームロッド異常
パーパスの給湯器エラー「390」は、火炎の電気伝導性を利用して火災の有無を検知するフレームロッドでの異常検知を示しています。
対処方法・表示内容
お湯の使用を止めた後、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。
しばらく待ってから、再びスイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。エラーが消えていれば、お湯が出るか試してください。
お湯が出る場合は、一時的なシステムエラーなどによるエラー表示だった可能性があります。
ただし、基本的にエラーコードが消えたとしても点検が必要です。安全のため、メーカーのパーパスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「390」原因と対処方法
原因は燃焼室温度センサー異常
東京ガスの給湯器エラー「390」は、燃焼室の温度センサーで異常を検知したことを示しています。
給湯器が正常に燃焼できない状態になると、エラーコード「390」が表示されます。
対処方法・表示内容
全てのお湯の使用を止めます。給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから再びスイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えているのが確認できたら、お湯が出るかどうかも試してみます。お湯が出る場合、一時的なエラー表示だった可能性がありますが、不具合の原因が解消された訳ではありません。
安全に使用するため、エラーコード「390」が出た時点で、メーカーの東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「390」が直らない場合
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても直らない場合は、給湯器を自力で使えるようにすることは難しいです。
給気や燃焼に関するサーミスタやセンサーの部品が故障していたり、配線の短絡や抵抗不良などが発生している可能性があります。
エラーコード「390」が出た場合は、早急にメーカーまたは給湯器業者に点検修理を依頼しましょう。
まとめ
給湯器のエラーコード「390」は、燃焼室温度センサーや給気・燃焼に関わるサーミスタの異常などが原因で起こるエラーでした。
表示されてしまった時点で、お湯が出ない状態になってしまう可能性もあるほどエラーの深刻度も高く、自力での復旧が難しい不具合です。
エラーコード「390」が表示されてしまったら、エラー表示が消えても消えなくても使用している給湯器メーカーや給湯器業者に点検を相談しましょう。