給湯器のエラーコード570の意味は?原因と対処方法を解説

給湯器のエラーコード570の意味は?原因と対処方法を解説

給湯器のエラーコード「570」は、ドレン回路切替弁異常(四方弁)など、ドレン回路切替不良が原因で起こるエラーです。

不具合の深刻度は高く、このエラーコードが出ると自力での復旧は難しいことが多いです。ドレン回路の故障が起こっている場合もあるので、専門業者への依頼が必要です。

エラーコード「570」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。

給湯器のエラーコード「570」の不具合内容

給湯器のエラーコード「570」の不具合内容

ドレン回路切替弁(四方弁)などで異常や不具合を検知すると、ドレン回路切替不良ということでエラーコード「570」が表示されます。

給湯器エラー「570」が発生すると給湯器が運転停止するため、お湯の使用などができなくなります。

同様のエラーコードに、「560」のドレン回路切替弁異常(三方弁)、「580」のドレン排水切替弁異常(ユニット側)があります。

エラーコード エラーの内容
560 ドレン回路切替弁異常(三方弁)、ドレン回路切替不良
570 ドレン回路切替弁(四方弁)、ドレン回路切替不良
580 ドレン排水切替弁異常(ユニット側)、ドレン回路切替不良

おおまかにはドレン回路切替弁(四方弁)で異常を検知した状態

給湯器のエラーコード「570」は、ドレン回路切替弁(四方弁)で何らかの異常や不具合を検知することで発生します。メーカーによっては、基板系統における不具合の可能性があります。

エコジョーズを使用する際、熱を再利用する過程でドレン排水と呼ばれる結露水が発生し、ドレン水は適切な処理方法で機器の外に排出する必要があります。

このドレン排水を行う際に使用する電磁弁(切替弁)のうち、複動式シリンダーが含まれたもので異常を検知すると、エラーコード「570」が表示されます。回路切替に不具合が生じるとドレン水を排出することができず、給湯器が運転を停止します。

給湯器のエラーコード「570」の対処方法

給湯器のエラーコード「570」の対処方法

すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから再度スイッチを「入」れて、エラーが消えているか確認します。

運転スイッチのオンオフをしてもエラーコードが消えなかったり、エラーが解消された後で症状が頻発する場合は、故障している可能性があります。

エラーコードが消えた場合も、ドレン回路切替弁(四方弁)異常の原因が解消された訳ではありません。安全に給湯器を使用するためにも、メーカーや給湯器業者に点検修理を依頼してください。

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給湯器のエラーコード「570」の深刻度

給湯器のエラーコード「570」の深刻度

エラーコード「570」の給湯器における不具合の深刻度は高く、他のエラーコードのように給湯器リモコンの電源オンオフなどでエラーが解除できるケースは少ないです。

一時的にエラー表示が消えたとしても、不具合やエラーが頻発したり復旧できないことが多いので、結果として給湯器の点検修理が必要になります。

リンナイの給湯器エラー「570」原因と対処方法

原因はドレン回路切替弁異常(四方弁)

リンナイの給湯器エラー「570」は、ドレン回路切替弁(四方弁)で異常を検知したり、不具合が発生した際に表示されます。

対処方法・表示内容

すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから再び運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。

運転スイッチのオンオフでエラーコードが消えていれば、そのまま給湯器を使って問題ありませんが、基本的には不具合が再発する可能性が高い状態です。

エラーが解除できなかったり、給湯器が復旧できない場合に限らず、安全のためにもメーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

ノーリツの給湯器エラー「570」原因と対処方法

原因は基盤系統の不具合

ノーリツの給湯器エラー「570」は、基板系統で不具合や異常を検知したことを示しています。

排熱利用給湯暖房ユニット エコウィルなどに見られるエラーであり、排熱利用給湯暖房ユニットの基板に不具合があると、エラーコード「570」が表示されます。

対処方法・表示内容

すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。

エラーコードが解消された場合も、基板系統の不具合の可能性が考えられるため、メーカーのノーリツや設置したガス会社、給湯器業者などに修理点検を依頼してください。

東京ガスの給湯器エラー「570」原因と対処方法

原因はドレン回路切替弁異常(四方弁)

東京ガスの給湯器エラー「570」は、ドレン回路切替弁(四方弁)における異常検知を示しており、ドレン回路切替弁に不具合が生じるとエラーコード「570」が表示されます。

対処方法・表示内容

お湯の使用を止めます。給湯器リモコンの運転スイッチを「切」った後、しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。

エラーコードが消えない場合だけでなく、エラーコードが一時的に解消された場合においても、ドレン回路切替弁(四方弁)の不具合が根本的に解決した訳ではありません。

故障している可能性も高いため、安全に機器を使用するためにもメーカーの東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

給湯器のエラーコード「570」が直らない場合

各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしても給湯器エラー「570」が消えない場合は、部品の故障や経年劣化による不具合の可能性が高いです。

多くの場合、給湯器のエラーコード「570」は、給湯器リモコンの電源オンオフなどの対処方法では根本的な問題は解消できません。

給湯器のエラーコード「570」が表示されてしまった場合、メーカーまたは給湯器業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

給湯器のエラーコード「570」は、ドレン回路切替弁(四方弁)で異常を検知したり、ドレン回路切替不良などの不具合が起こると表示されるエラーでした。

一時的なシステムエラーの場合もありますが、直らないような場合には給湯器自体の経年劣化による部品の故障や不具合も考えられます。

エラーコード「570」の症状の多くは、電源オンオフなどの方法ではエラー解消できず自力での復旧は難しいため、使用している給湯器メーカーや給湯器業者への相談が必要になります。

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