給湯器のエラーコード580の意味は?原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「580」は、ユニット側のドレン排水切替弁異常など、ドレン回路切替不良が原因で起こるエラーです。
不具合の深刻度は高く、運転スイッチのオンオフなどの単純な方法では復旧できません。多くの場合、ドレン排水側の電磁弁やユニット側の点検修理が必要になります。
エラーコード「580」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。
給湯器のエラーコード「580」の不具合内容
ユニット側のドレン排水切替弁で異常を検知すると、エラーコード「580」が表示されます。このエラーコードが出ると、ドレン排水の切替弁が使用できないため、お湯が使えません。
同様のエラーコードに、「560」のドレン回路切替弁異常(三方弁)、「570」のドレン回路切替弁異常(四方弁)があります。
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
560 | ドレン回路切替弁異常(三方弁)、ドレン回路切替不良 |
570 | ドレン回路切替弁(四方弁)、ドレン回路切替不良 |
580 | ドレン排水切替弁異常(ユニット側)、ドレン回路切替不良 |
おおまかにはユニット側のドレン排水切替弁に不具合がある状態
給湯器のエラーコード「580」は、ユニット側のドレン排水切替弁が正常に作動していないなど、何らかの異常や不具合を検知することで発生します。メーカーによっては、給湯機器内における信号通信関連の不具合の可能性があります。
給湯器エラー「580」は、ドレン排水処理に関わる部品の不具合を検知したものです。ドレン回路切替不良が発生してしまうと、ドレン水を排出することができず、給湯器が運転を停止します。
給湯器のエラーコード「580」の対処方法
すべての湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再び運転スイッチを「入」れてエラー表示が消えているか確認します。
運転スイッチのオンオフをしてもエラーコードが消えなかったり、エラーが解消された後で症状が頻発する場合は、故障している可能性があります。
エラーコードが消えた場合も、ユニット側のドレン排水切替弁の問題が根本的に解消された訳ではありません。安全に給湯器を使用するためにも、メーカーや給湯器業者に点検修理を依頼した方が良いです。
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給湯器のエラーコード「580」の深刻度
エラーコード「580」の給湯器における不具合の深刻度は高く、他のエラーコードのように給湯器リモコンの電源オンオフなどでエラーが解除できるケースは少ないです。
一時的にエラー表示が消えたとしても、不具合やエラーが頻発したり復旧できないことが多いので、結果として給湯器の点検修理が必要になります。
リンナイの給湯器エラー「580」原因と対処方法
原因はドレン排水切替弁異常(ユニット側)
リンナイの給湯器エラー「580」は、ドレン排水切替弁(ユニット側)で異常を検知したり、不具合が発生した際に表示されます。
対処方法・表示内容
すべてのお湯の使用を止めた後、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
運転スイッチのオンオフでエラーコードが消えていれば、そのまま給湯器を使っても大丈夫ですが、基本的にはエラーや不具合が再発する可能性が高い状態です。
エラーが解除できなかったり、給湯器が復旧できない場合に限らず、安全のためにもメーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
ノーリツの給湯器エラー「580」原因と対処方法
原因は給湯機器内の信号通信関連の不具合
ノーリツの給湯器エラー「580」は、給湯機器内における信号通信関連などの不具合を示しています。
ノーリツ製品では、主にGTH/GT-CV(潜熱回収型)のガスふろ給湯器、ガス温水暖房付ふろ給湯器などで発生するエラーコードです。
対処方法・表示内容
すべてのお湯の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。
エラーコードが解消された場合も、不具合の再発や故障の可能性が考えられるため、メーカーのノーリツや給湯器業者などに修理を依頼してください。
東京ガスの給湯器エラー「580」原因と対処方法
原因はドレン排水切替弁異常(ユニット側)
給湯器エラー「580」は、ドレン排水切替弁異常(ユニット側)で異常や不具合を検知したことを示しています。
対処方法・表示内容
すべてのお湯の使用を止めてから、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待った後、再び運転スイッチを「入」れて、エラー表示が消えているか確認します。
エラーコードが消えない場合だけでなく、エラーコードが一時的に解消された場合においても、ドレン排水切替弁異常の不具合が根本的に解決した訳ではありません。
故障している可能性も高いため、安全に機器を使用するためにもメーカーの東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「580」が直らない場合
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしてもエラーコード「580」が消えない場合、ドレン排水切替弁や部品の故障や経年劣化などによる不具合の可能性が高いです。
特に、給湯器エラー「580」が消えた後で再発生するような場合は故障しているかもしれないので、ドレン排水の切替弁やユニット側の点検依頼を行う方が良いでしょう。
給湯器のエラーコード「580」が表示されてしまった場合、メーカーまたは給湯器業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
給湯器のエラーコード「580」は、ドレン排水切替弁(ユニット側)で異常を検知したり、ドレン回路切替不良などの不具合が起こると表示されるエラーでした。
一時的なシステムエラーの場合もありますが、直らないような場合には給湯器の経年劣化による部品の故障や不具合なども考えられます。
エラーコード「580」の症状の多くは、電源オンオフなどの方法でエラーが直らないことがあるため、使用している給湯器メーカーや給湯器業者への相談が必要になります。