給湯器のエラーコードの意味と具体的な対処方法を解説

給湯器のエラーコードの意味と具体的な対処方法を解説

給湯器のリモコンに謎の英数字2ケタまたは3ケタが表示されて「?」と、なった経験はありませんか。この数字の正体は給湯器のエラーコードです。エラーコードにも何種類かあり、その意味するところも異なります。エラーコードが表示されるのは基本的に給湯器に何らかの不具合が起きている時ですが、そのメッセージを読み解いて正しく対処する方法を紹介します。

給湯器のエラーコードとは?

給湯器に不具合が起きた時、リモコンに表示されるエラーコード。目にしたことがある人も多いでしょう。そもそもエラーコードとは何なのでしょうか。

リモコンに表示される2〜3ケタの英数字

エラーコードとは給湯器に問題が起きた時、リモコンに表示される2ケタまたは3ケタの英数字です。給湯専用機は2ケタ、ふろ給湯器は3ケタの英数字になっています。

給湯器のどこにどんなエラーが発生したか表示

エラーコードは具体的には給湯器のどこにどんなエラーが発生したのかを知らせていますが「難しそう。プロでなければ意味不明なのでは?」と、思う人もいるかもしれません。しかし、エラーコードには法則性があるので、じつは誰でも理解することは十分可能です。

エラーコードは全メーカー共通

エラーコードは全メーカー共通になっています。したがって違うメーカーの給湯器に交換したとしても、一度身につけたエラーコードに関する知識が無駄になることはありません。

エラーコード統一以前の給湯器は要注意

ただし、エラーコードが統一されたのは1995年のことです。あまり例はないかもしれませんが、それ以前の古い給湯器を利用している場合は例外となります。

2ケタのエラーコードを読み解く

給湯専用機のエラーコードは2ケタの英数字です。一人暮らし世帯などによく設置されている給湯専用機ですが、家族の助けがなくても一人でエラーコードを読み解くのは難しくありません。

エラーコードはエラーの内容

給湯専用機の2ケタエラーコードはエラーの内容のみを意味しています。おもな2ケタエラーコードには次のようなものがあります。

エラーコード エラーの内容
11 点火不良
12 失火
13 COセンサー作動
14 加熱防止装置作動
16 出湯温度異常(高温検知)
29 ドレン排水中和器水位異常
31〜39 サーミスタ異常
61 燃焼ファン異常
70 電飾基板異常
90 燃焼異常
99 燃焼異常による機器停止
88はエラーコードではない!

給湯器のリモコンに88と出ても、これはエラーコードではありません。給湯器の点検時期のお知らせで、一般的に使用開始から10年に表示されます。

3ケタのエラーコードを読み解く

給湯器のエラーコードの意味

3ケタエラーコードは給湯器のどこにどんなエラーが発生しているのか知らせています。

給湯専用機と違って風呂給湯器は風呂やキッチンなど複数の場所にお湯を供給しているためどこでエラーが発生しているのかが問題です。このため、給湯専用機が2ケタエラーコードだったのに対して風呂給湯器では「どこ」を表現する数字がひとつ加わり3ケタエラーコードとなっています。

右1ケタはエラーの発生場所

3ケタエラーコードのうち右1ケタはエラーが起きている場所を表しています。給湯器のどの場所を示しているかは以下の通りです。

エラーコード右1桁 エラーの発生場所
0 共通
1 給湯
2 追い焚き
3 暖房
4 浴室乾燥機、床暖房など

左2ケタはエラーの内容

左2ケタはエラーの内容を意味していますが、これは2ケタエラーコードと同じです。これに右1ケタが加わることで典型的な3ケタエラーコードには次のようなものがあります。

エラーコード左2桁 エラーの内容
032 浴室排水栓の締め忘れ
043 暖房系統の水不足
161 出湯温度異常
162 出湯温度異常
173 暖房回路漏水検知
252 ふろ水流スイッチ異常
290 ドレン排水中和器水位異常
432 水位センサー異常
543 暖房回路漏水検知
562 湯張り電磁弁異常
610 燃焼ファン異常
632 ふろ循環ポンプ異常

888はエラーコードではない!

給湯器のリモコンに888と表示されても、これは88同様にエラーコードではありません。使用開始後、約10年で出る点検のお知らせになります。

888はエラーコードではない!

給湯器のリモコンに888と表示されても、これは88同様にエラーコードではありません。使用開始後、約10年で出る点検のお知らせになります。

エラーコードが出た時の対処の手順

リモコンにエラーコードが出たとしても、必ずしも給湯器が故障しているとは限りません。自分で復旧できないかどうか、まずは次のような手順で対処してみましょう。

給湯器の電源を入れ直す

どのようなエラーコードが表示されたとしても、まず最初に給湯器の電源を切るようにしてください。電源を切ってしばらく時間を置いて再び電源を入れるとエラーコードが消えて元通りになることも稀にあります。

エラーコードに合った解決方法を試す

電源を入れ直してもエラーコードが消えない場合は、さらに何らかの対処が必要です。まずはエラーコードの意味を正しく理解して、自分で解決できそうなエラーであれば、ただちに対処しましょう。

よくあるエラーコードの原因と対処法

111、623、290などは代表的なエラーコードといっても過言ではありません。それぞれ給湯器に何が起きているのか、どのように対処すればよいのかまとめました。

エラーコード111

111は最もポピュラーなエラーコードです。点火不良を意味していますが、原因はひとつではありません。理由ごとに対処法も異なるので注意してください。

【原因】台風や集中豪雨

台風や集中豪雨で給湯器内部に水が侵入すると点火不良を起こします。このような浸水が原因の点火不良はほとんどが一時的なものです。

【対処法】しばらくたってから点火

給湯器内部が乾けば元通りに機能する可能性は極めて高い状態です。一度電源を切ってしばらく立ってから入れ直してみてください。

【原因】大きめの地震

大きな地震が起きるとガスの供給そのものが止まり点火不良を起こす場合もあります。たとえば東京ガスでは震度5以上の地震でガスメーターの安全装置が作動してガスが止まってしまうのです。

【対処法】ガスメーターをチェック

大きな地震の後に111が表示された場合、まずはガスメーターを確認しましょう。赤いランプが点灯していたら手順に従ってガスメーターの安全装置を解除してください。

【原因】排気口にゴミ

排気口がゴミでふさがっていると給湯器に十分な酸素が供給されず正常に点火されないことも多々あります。

【対処法】ゴミを撤去

排気口のゴミを撤去してください。また、うっかり植木鉢などを排気口をふさぐように置いていないか確認しましょう。

【原因】給湯器の寿命

給湯器は一般的に8年が寿命といわれています。長く使っている給湯器にエラーコード111が表示されて点火できなくなったのであれば、寿命を知らせるサインかもしれません。

【対処法】交換を依頼

給湯器が寿命を迎えたら交換しましょう。給湯器の交換はDIYでは無理なので専門業者に相談してください。

エラーコード290

省エネタイプの給湯器エコジョーズでは290というエラーコードがよく出ます。これは中和器の故障や配管の詰まりが発生していることを意味するエラーコードです。

【原因】中和器の故障

エコジョーズはドレン排水という酸性の排水が発生しますが、これを下水に流すために中性にするのが中和器です。もし、ドレン排水は一応出ているようなら中和器の故障と考えられます。

【対処法】業者に修理を依頼

中和器の修理、交換は専門業者でなければできません。早めに相談するようにしてください。

【原因】配管にゴミが詰まっている

配管からドレン排水が出てこないようなら、配管が詰まっている可能性があります。とくに落ち葉などが排出口に入り込みやすいか環境では注意してください。

【対処法】業者に掃除を依頼

もし、配管にゴミが詰まっていたとしても自分で掃除するのはおすすめできません。必ず業者に掃除を依頼するようにしてください。

【原因】配管内部が凍結している

ドレン排水の凍結も配管を詰まらせる原因のひとつです。とくに冬場はよく注意しましょう。

【対処法】配管を温める

配管にタオルを巻き、少しずつお湯をかけてみましょう。配管内のドレン排水が氷解してポタポタ出てくればエラー表示も消えるはずです。

エラーコード623

エラーコード623は「ふろ循環不良」「ふろ水流スイッチの故障」「ふろポンプ異常」など呼ばれます。メーカーごとに名称は違っても要するに給湯器が浴槽内の水をきちんと取り込めないエラーです。

【原因】浴槽内の水位が足りない

浴槽内の水位が低すぎても水をきちんと取り込めずエラーコード623が表示されます。

【対処法】十分に水を張る

まずは十分に水を張ってみましょう。少なくとも循環アダプターの5cm上が目安です。

【原因】フィルターが詰まっている

循環アダプターのフィルターが詰まっていてもきちんと水を吸い込めなくなってしまいます。

【対処法】詰まりや汚れを取り除く

循環アダプターのフィルターは手で回して簡単に取れます。スポンジなどで丁寧に掃除してみましょう。あまりにも汚れが酷い場合、循環アダプターの交換も必要です。

【原因】入浴剤が原因

発泡性のある入浴剤を使うと泡が配管内のセンサーを作動させてしまい、水が取り込めなくなっていることもあります。

【対処法】お湯を抜いて再運転

浴槽内の水をすべて抜いて泡を完全に除去してからもう一度水を張り直して些細運転してみてください。

エラーコード140

「過熱防止装置作動」「壁面火災防止装置作動」「過熱防止装置、温度ヒューズ作動」などと呼ばれるエラーコードです。給湯器が熱くなったため、安全のためにヒューズを遮断して給湯や暖房をストップしている状態になります。

【原因】給湯器が加熱状態

どのような理由であっても給湯器が過熱状態なのは変わりません。熱湯が出てくることもあり大変危険です。

【対処法】ただちに業者に相談

エラーコード140が出たら給湯器の修理または交換が必須です。いずれにせよ専門知識と技術がなければ解決できないので、できるだけ早く業者に相談しましょう。

まとめ

給湯器のリモコンに突然表示されるエラーコードにあわててしまう人も少なくありません。しかし、エラーコードは全メーカー共通ですし、何を意味しているか知るのは案外簡単です。

エラーコードの意味を理解できても、それを自分で解決できるかは別問題です。まずは、電源を入れ直してエラーコードが消えないかどうかを確認してみましょう。

電源のオン・オフで解消できるような一時的な不具合でもない限り、給湯器を復旧させるのは素人には至難の技です。できるだけ早く業者に相談するようにしてください。

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