給湯器に作られた蜂の巣を安全に駆除する方法!対処時の注意点や依頼した場合の費用も解説

給湯器に作られた蜂の巣を安全に駆除する方法!対処時の注意点や依頼した場合の費用も解説

給湯器や周辺に蜂の巣ができているのを確認したら、放置せずに早めの対応が必要です。蜂の巣は、給湯器の不完全燃焼や故障原因になるだけでなく、蜂に刺される危険も生じます。

巣の状況によっては自分自身での駆除も可能ですが、できれば専門の駆除業者に依頼して再発しないよう対処することが重要です。

この記事では、給湯器にできた蜂の巣を駆除する方法や注意点、駆除を業者に依頼した場合の費用目安、再発防止の対策などを紹介します。

給湯器に蜂の巣ができると危険な理由

蜂の巣は庭木や軒下、屋根裏などに作られることがほとんどですが、極稀に給湯器付近や内部に作られてしまうことがあります。

給湯器に蜂の巣ができると大変危険であり、その理由は大きく分けて以下の二つあります。

  • 事故の原因になるリスク
  • 給湯器が故障するリスク

事故の原因になるリスク

給湯器は燃焼することでお湯を沸かしますが、その際には給排気口から空気を取り入れたり、煙やガスを排出したりします。しかし、給排気口に蜂の巣ができると、空気や排気ガスの流れが妨げられて火災や不完全燃焼などの原因になります。

蜂の巣が給湯器の給排気口を塞いでいることに気付いた場合は、すぐに給湯器の使用を中止し、電源を切ってください。その後、蜂の巣を駆除するか、駆除業者に連絡して対応しましょう。

給湯器が故障するリスク

給排気口に蜂の巣ができると、給湯器の燃焼効率が低下したり、ゴミなどが入り込んで部品が損傷したりする可能性があります。

また、蜂の巣が給湯器内部に入り込んだ場合は、精密な部品などが損傷して故障するリスクもあります。給湯器が故障すると、修理費用や交換費用がかかるだけでなく、お湯が使えなくなって生活に支障をきたします。

種類にもよりますが、蜂は身を守るために閉鎖空間を好みます。特に室外給湯器のカバー内側は雨風が入り込みにくく、あっという間に巣を作ってしまうことも多いです。

給排気口付近に蜂の巣がある場合は、取り除くまで給湯器を使用しないでください。

給湯器や周辺に作られた蜂の巣は自分で駆除できる?

給湯器や周辺に作られた蜂の巣は、自分で駆除できる場合とできない場合があります。

以下では、自分で駆除できない巣の特徴と、自分で駆除するのが危険な理由について説明します。

自分で駆除できない蜂の巣の特徴

自分で駆除できない蜂の巣には、以下のような特徴があります。

  • 給湯器の内部に巣がある
  • スズメバチの巣
  • 蜂の巣の大きさが10㎝以上

給湯器の内部に蜂の巣がある

給湯器の内部に蜂の巣がある場合は、自分で駆除して取り出すことができません。また、給湯器の部品を壊してしまう可能性もあります。そのため、給湯器の内部に蜂の巣がある場合は、必ず専門業者に依頼してください。

スズメバチの巣

スズメバチは非常に攻撃的な蜂なので、自分で駆除しようとすると刺される危険が高まります。また、スズメバチの巣は硬くて大きくなりやすいため、殺虫スプレーなどによる対処では効果が薄い場合もあります。そのため、スズメバチの巣は必ず専門業者に依頼してください。

蜂の巣の大きさが10㎝以上

蜂の巣の大きさが10㎝以上になると蜂の数も多く、自力での駆除は厳しいです。実際、サイズが15cmを超える巣箱には、爆発的な数の蜂がいて非常に攻撃的です。

また、蜂の巣を取り出す際にも手間がかかります。4~5月は営巣が始まったばかりなので、巣も小さくて駆除の危険性は低いですが、それ以外の時期(6月以降~)に単独で駆除するのは非常に危険です。

そのため、巣の大きさが10㎝以上になっていた場合などは、専門業者に依頼してください。

基本的に自分で駆除するのは危険

思わぬ事故が発生してしまう可能性もあるため、基本的に自分で駆除するのは危険です。主な理由は以下の通りです。

  • 蜂に刺されて重篤な症状が起こる危険がある
  • 火災や給湯器の故障の原因になる
  • 女王蜂を駆除できないと戻り蜂のリスクがある

蜂に刺されて重篤な症状が起こる危険がある

蜂は刺激に敏感なので、駆除作業中に攻撃される可能性があります。刺されると痛みや腫れが生じますが、場合によってはアナフィラキシーショックなどの重篤な症状が起こることもあります。特にアレルギー体質や心臓病などの持病がある場合は、命に関わるので注意が必要です。

火災や給湯器の故障の原因になる

給湯器の給排気口に蜂の巣ができると、給排気の流れが妨げられて不完全燃焼を起こしたり、火災が発生する原因になります。

また、蜂の巣が給湯器内部で作られているような場合は、駆除しようとして精密な部品に影響が及んで故障する可能性が高いです。

女王蜂を駆除できないと戻り蜂のリスクがある

蜂の巣は女王蜂が中心となって作ります。女王蜂は巣から離れていることもあるため、殺虫スプレーで蜂を全滅させたとしても、女王蜂が残っている可能性があります。女王蜂が残っていると、再び巣を作るか、他の巣に合流するかします。その場合、戻り蜂と呼ばれる現象が起こります。

戻り蜂とは、駆除された巣に戻ってきた蜂が、他の巣から来た蜂と争って攻撃的になる現象です。戻り蜂は人間に対しても危険が及ぶ攻撃性になるため、女王蜂を駆除できない場合は専門業者に依頼してください。専門業者は女王蜂を見分けることができますし、駆除方法も適切です。

危険を承知で自力にて駆除する場合は、十分な安全対策をしましょう。また、自信がない場合や危険な場合は、専門業者に依頼してください。

給湯機器にできた蜂の巣を駆除する対処方法

給湯機器にできた蜂の巣を駆除する方法は、給湯機器の設置環境や蜂の種類によって異なります。以下では、一般的な給湯機器における対処方法について紹介します。

一般的な給湯機器(ガス・電気・石油)にできた蜂の巣を駆除する場合は、以下の手順で行います。

  1. 安全確認・事前準備
  2. 給湯器の電源を切る
  3. 殺虫スプレーで蜂の巣を駆除
  4. 蜂の巣を取り除き、捨てる

安全確認・事前準備

想定外の事故が起こらないように安全確認をします。蜂は刺激に敏感なので、駆除作業中は長袖・長ズボン・帽子・手袋・マスク・メガネなどで全身を覆ってください。また、アレルギー体質や心臓病などの持病などの持病がある場合は、自分で駆除せずに専門業者に依頼してください。

給湯器の電源を切る

給湯器の電源を切ります。給湯リモコンのオフだけでなく、電源コンセントを抜いておくと良いです。給湯器が稼働していると、蜂の巣に火がついたり、殺虫スプレーが引火したりする危険があります。

殺虫スプレーで蜂の巣を駆除

殺虫スプレーを使って蜂の巣を駆除します。殺虫スプレーは、蜂の巣の入り口から中心部に向かって噴射します。蜂の巣の大きさや形状によっては、一度では駆除できない場合もあります。その場合は、数日間隔をあけて繰り返します。

蜂の巣を取り除き、捨てる

最後に、蜂の巣を取り除きます。殺虫スプレーで蜂を全滅させた後、給排気口などから蜂の巣を取り出します。蜂の巣が大きくて取り出せない場合は、ハサミやナイフなどで切って小さくしてから取り出します。取り出した蜂の巣は、袋に入れて捨てます。

蜂の亡骸を取り除く際は、直接触らないようにしてください。絶命していても、反射的に刺すことがあるため危険です。

以上が、一般的な給湯機器にできた蜂の巣を駆除する方法です。

完全に駆除できるとは限らない

ただし、今回紹介した方法はあくまで簡易的なもので、完全に駆除できるとは限りません。特に、女王蜂が残っていると、再び巣を作る可能性があります。

また、給湯機器の内部に巣がある場合は、自分で駆除することは非常に難しく危険です。そのような場合は、必ず専門業者に依頼してください。

給湯器や給排気口付近に巣を作る蜂の種類

給湯器本体や給排気口付近に巣を作る可能性がある蜂は、主に以下の4種類です。

  • 【危険度:低】ミツバチ
  • 【危険度:中】アシナガバチ
  • 【危険度:大】スズメバチ
  • 【危険度:特大】オオスズメバチ

【危険度:低】ミツバチ

ミツバチは、比較的温厚な小型の蜂です。人間に対して攻撃的ではありませんが、刺されると痛みや腫れがあります。

人間にとっては、特に危険な存在ではありません。ただし、駆除するとなると厄介なことも多く、費用はそこまで安くありません。

【危険度:中】アシナガバチ

アシナガバチは、細長い見た目をした蜂です。人間に対してそこまで攻撃的ではありませんが、刺されるとミツバチよりも痛みや腫れがあります。

人間にとっては少々危険な存在なので、駆除する場合はできれば専門業者に依頼してください。駆除しやすく、費用も一番安いことがほとんどです。

【危険度:大】スズメバチ

スズメバチは、アシナガバチより体つきがよく、大きなアゴと長い毒針を持つ蜂です。基本的には攻撃的であり、刺されると激しい痛みやアナフィラキシーショックなどの重篤な症状が起こることがあります。

人間にとっては危険な存在なので、駆除する場合は専門業者に依頼してください。厄介ではあるものの、駆除にかかる費用はミツバチと同程度です。

【危険度:特大】オオスズメバチ

オオスズメバチは、スズメバチよりも一回り大きく、最強の捕食者と言われるほど凶暴な蜂です。人間に対しても非常に攻撃的であり、刺されると激しい痛みやアナフィラキシーショックなどの重篤な症状が起こることがあります。

人間にとっては非常に危険な存在なので、駆除する場合は専門業者に依頼してください。プロの業者でも一定のリスクがあるため、駆除にかかる費用は最も高くなります。

自分で駆除する前に種類の確認を!

蜂の種類によっては駆除することが難しいため、自分で駆除しようとする前に確認してください。特に、給湯器や周辺に巣を作ったのがオオスズメバチだった場合は、専門の業者に駆除を依頼することをおすすめします。

給湯器の蜂の巣を駆除する際の注意点

給湯器本体や給排気口付近にできた蜂の巣を駆除する際は、故障のリスクを回避し、適切に対処するために以下の点に注意が必要です。

  • 給排気口付近に蜂の巣がある場合は給湯器を止めること
  • 稼働している給湯器に殺虫スプレーを使うと火災の原因になる
  • 殺虫スプレーを使う場合は必ず給湯器の電源を切ること

給排気口付近に蜂の巣がある場合は給湯器を止めること

給排気口付近に蜂の巣がある場合は、火災や給湯器が故障する原因になります。そのため、駆除作業中は必ず給湯器を止めてください。

駆除作業後は、給湯器を再開する前に給排気口などに蜂の巣の残骸がないか確認してください。蜂の巣の残骸があると、給湯器内部の部品が損傷したりする可能性があります。

稼働している給湯器に殺虫スプレーを使うと火災の原因になる

殺虫スプレーは、可燃性のガスなどを含んでいます。そのため、稼働している給湯器に殺虫スプレーを使うと、引火して火災の原因になります。

また、殺虫スプレーが給湯器の内部に入り込むと、基盤や部品などが故障する可能性もあります。そのため、殺虫スプレーを使う場合は必ず給湯器の電源を切ってください。

殺虫スプレーを使う場合は必ず給湯器の電源を切ること

殺虫スプレーを使う場合、電源を切っただけでは安全とは言えません。給湯器は電源を切っても内部に熱が残っていることがあります。そのため、殺虫スプレーを使う前に、給湯器の表面温度が低くなっていることを確認してください。

また、殺虫スプレーは直接給湯器に向けて噴射しないようにしてください。できるだけ蜂の巣に対して垂直に噴射するようにしてください。

給湯器の蜂の巣駆除を依頼した場合の費用

蜂の巣駆除にかかる費用が変動する要素

蜂の種類 駆除料金
ミツバチ 12,000~40,000円
アシナガバチ 10,000~30,000円
スズメバチ 12,000~50,000円
オオスズメバチ 25,000~100,000円

蜂の巣駆除にかかる費用が決まる要素

給湯器や周辺にできた蜂の巣駆除を専門業者に依頼した場合の費用は、以下の3つの要素によって異なります。

  1. 蜂の種類
  2. 巣の大きさ
  3. 巣の場所

蜂の巣駆除の費用は、基本料金+追加料金で決まります。駆除料金が高く設定されているのは、蜂の種類がオオスズメバチ、巣の大きさが数十センチなどのサイズ、高所や屋根裏・床下に巣がある場合です。

巣がそれほど大きくない場合、または追加の作業を必要としない場所にある場合は、基本料金のみで除去してもらえるケースもあります。

ミツバチの駆除費用目安

ミツバチの駆除費用目安は、12,000~40,000円程度です。ミツバチは比較的おとなしく、手を出さない限り刺すことはありませんが、面倒な巣を面倒な場所に作ります。

ミツバチの巣は、空洞が密集していて個体数が多いのが特徴です。ハチミツもたっぷり入っているので、巣が重くてベトベトになります。そのため、ミツバチは駆除の難易度が高いのが特徴です。

業者に依頼した場合の駆除費用は、より危険性の高いスズメバチと大差ありません。

アシナガバチの駆除費用目安

アシナガバチの駆除費用目安は、10,000~30,000円程度です。アシナガバチは、スズメバチほど攻撃的ではありませんが、毒針を持っているので注意が必要です。

庭木や軒下に巣を作るため、庭の手入れや家の出入りの際にうっかりアシナガバチに近づいてしまうことがあります。

アシナガバチの巣は育房とよばれる巣穴がむき出しになっていて、お椀を逆さにしたような形が特徴です。比較的、駆除の難易度が低いので、業者に依頼する費用も安く済みます。

スズメバチの駆除費用目安

スズメバチの駆除費用目安は、12,000~50,000円程度です。スズメバチは動きが速く、非常に攻撃的です。巣から数メートル歩いただけでも襲われる可能性があります。

スズメバチは、5月から11月にかけて活動し、密閉された空間に巣を作ります。巣の大きさは10~40センチほどですが、中には1メートルを超えるものもあります。素材は紙質で、ミツバチは唾液で木の繊維を固めます。

スズメバチの場合、最初の巣は徳利をさかさまにしたように見えますが、成熟するにつれて霜降りの茶色のバレーボールのように丸くなるのが特徴です。

駆除する場合の費用は、巣の大きさや場所によって異なりますが、ミツバチと同程度扱いになっていることが多いです。

オオスズメバチの駆除費用目安

オオスズメバチの駆除費用目安は、25,000~100,000円程度です。オオスズメバチには、強力な毒針とアゴがある上、他のスズメバチよりも凶暴です。

オオスズメバチの巣もスズメバチと同様、ボール型や釣り鐘型なのが特徴です。巣が大きくなって数が増える前に駆除したい種類です。

プロの駆除業者でもかなりの危険を伴う作業のため、他の蜂と比べて料金が高額に設定されています。具体的な金額は業者によって異なるため、依頼前に見積もりを提示してもらうようにしてください。

給湯器に蜂の巣を作らせない再発防止の対策

給湯器や周辺付近に蜂の巣を作らせないためには、再発防止の対策を行うことが重要です。蜂の巣を作らせないための対策としては、主に以下のような方法があります。

ハッカ油

ハッカ油は、蜂が嫌うメントールという成分が入っており、蜂を寄せ付けない効果が期待できます。ハッカ油を給湯器の周辺にスプレーしたり、布や紙に染み込ませて吊るしたりすることで、蜂を遠ざけることができます。

蜂は嗅覚が鋭く、においに敏感で、その嗅覚は犬並みだと言われています。また、スズメバチなどはフェロモン(におい)で仲間を呼ぶため、メントールの臭気で邪魔することができます。

なお、木酢液よりも効果は弱いため、家にある場合などに使用すると良いでしょう。

スズメバチトラップ

スズメバチトラップは、スズメバチが好む甘い液体を入れた容器に穴を開けて作るものです。スズメバチは甘い液体に誘われて容器に入りますが、出ることができません。

市販のトラップでは、スズメバチ捕獲用シートや業務用スズメバチ捕獲機などのキャッチトラップが非常に効果的です。殺虫剤のように近づく必要がなく、安全に駆除したい場合に有効な方法です。

毎年巣を作る場所や出没する場所で、なるべく直射日光の当たらない範囲の地面から1~3メートル位に設置すると効果的とされています。

スプレー式殺虫剤

スプレー式殺虫剤は、蜂や巣の中に直接噴射することで駆除するものです。給湯器の周辺に蜂が飛んでいる場合は、スプレー式殺虫剤で駆除することができます。ただし、給湯器に噴射しないように注意してください。

燻煙剤

殺虫効果のある燻煙剤は、蜂においても一定の効果があります。ただし、動きが鈍るだけなどの場合や即効性も期待できないので、刺激してしまって攻撃的になる可能性が高いです。

基本的には、蜂を気絶させたり大人しくさせる目的で使用する方法です。

木酢液

木酢液は、木材を焼いて得られる液体です。代表的なものとしては、炭作りの副産物として木酢液が得られます。主な効果は、防虫、防カビ、防菌、防臭、脱臭、防腐、抗菌作用などがあります。

木酢液を給湯器の周辺にスプレーしたり、布や紙に染み込ませて吊るしたりすることで、蜂を遠ざけることができます。

給湯器の近くに庭木があり、薬剤の散布が難しい場合や機器にかかるのが気になる場合は、周辺に木酢液を設置すると良いでしょう。近くに庭木やフェンスがある場合は、容器に紐を付けて吊るすなどしてください。庭木やフェンスがない場合は、木酢液の入った容器を地面に置くだけでも効果的です。

蜂の巣作りを防ぐコツ

アシナガバチやスズメバチの営巣期である3月~5月に設置すると、給湯器や周辺における巣作りを防ぐことができます。女王蜂を捕獲できれば、巣ができることも蜂の数が増えることもありません。

給湯器周辺に対策を施すことで、蜂が近寄らないような状況にできますが、巣を作る前に行うのが最も効果的です。また、対策で使用するものにもよりますが、短いもので1日程度で長くても1~2週間程度と考えましょう。そのため、定期的に交換や補充をすることも必要です。

給湯器の蜂の巣駆除でよくある質問

駆除の後も給湯器が安定しません

蜂の駆除後も給湯器が安定しない場合は、以下のような原因が考えられます。

巣の残骸や蜂の亡骸が給排気口に詰まっている

残骸が給排気口に詰まっていると、空気やガスの流れが妨げられて給湯器の燃焼効率が低下します。そのため、駆除の後は必ず給排気口の周辺に残骸がないか確認してください。蜂の巣の残骸や亡骸がある場合は、取り除いてください。

巣の残骸や蜂の亡骸が給湯器の内部に入り込んでいる

また、残骸が給湯器の内部に入り込んでいると、故障する可能性があります。内部に入り込んだ場合は、専門業者に依頼して取り除いてもらってください。

蜂の巣が出来やすい理由を教えてください

蜂は、以下のような条件を満たす場所に巣を作りやすいです。

雨や風の当たらない場所

雨や風は蜂にとって不快なものなので、雨や風の当たらない場所を好みます。そのため、屋根裏や壁などに巣を作ることが多いです。給湯器も雨や風の当たらない場所に設置されていることが多いため、蜂にとって魅力的な場所です。

身を守れる密閉空間

密閉空間は蜂にとって安全な場所なので、密閉空間を好みます。そのため、箱や缶などに巣を作ることが多いです。給湯器も密閉空間に近い構造をしていますから、蜂にとって魅力的な場所です。

餌となる虫が多いところ

蜂は、花粉や花蜜だけでなく他の昆虫も食べるので、餌となる虫が多いところを好みます。そのため、草木やゴミなどに巣を作ることが多いです。給湯器も虫が集まりやすい場所に設置されていることが多く、蜂にとって魅力的な場所です。

これらの条件を満たす場所に給湯器を設置する場合は、蜂の巣ができないよう注意してください。

まとめ

今回は、給湯器周辺に作られた蜂の巣を駆除する対処方法、駆除を業者に依頼した場合の費用、再発防止の対策などについて解説してきました。

給湯器に蜂の巣ができたら、放置してはいけません。蜂の巣は火災や給湯器の故障の原因になるだけでなく、蜂に刺される危険もあります。駆除する場合は、必ず給湯器の電源を切ってください。

基本的に自分で駆除するのは危険です。そのため、自分で駆除する場合は、十分な安全対策をしてください。また、自信がない場合や危険な場合は、専門業者に依頼してください。

もし、給湯器や周辺に蜂の巣ができてしまったら、後回しにせず早めに対処しましょう。

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